今我がスカイガーデンの壁面は青紫の古代朝顔が真っ盛り
朝顔の季語は秋になるが夏の花のような気がしていた
真夏は生い茂る葉っぱが日よけカーテンになり少しひんやりとした日々がくると花が咲く。それが本来の朝顔の姿らしい
この朝顔の苗を持ってきたのは当時 「秋桜塾」に席をおいて居たIさん。 市ヶ谷に会社を持っていたときからのお付き合い。色白で綺麗な方だった。
「最近珍しい朝顔の苗を手に入れたので」と持ってきて頂いた一年後に亡くなった。亡くなった日が8月1日で、次の年から必ずその日に先ず一輪咲く。
毎年決まっていてその都度一緒にお茶してきた
所が
今年は1日が過ぎても蕾さえつかない。一体どうなったのかとこころ穏やかではない
タネを差し上げた所からも「今年は葉っぱばかり生い茂るけど花芽がつかないんですよ」と連絡が入る
その時ふと思った
「立秋の声を聞いたらきっと咲く、Iさんは天で修行が終わり、違う段階に進んだので朝顔は本来の季節に咲くようになったに違いない」
案の定立秋の声を聞いたら咲きはじめた
Iさんを知ってる元スタッフにその話をしたら「きっといい場所に移動したんでしょうね、菩薩様になったかな」
花はいつもの年より生き生きとしている
それにしても朝顔の種は強い、溢れた種がきちんと目を吹く。全く無駄のない種だ
この古代朝顔を愛でる人は少ない、品種改良の朝顔が街並みを飾っている
こういう小さいものでも日本のタネをつないでいきたい
日本は本来「種」を大事にしていた民族だ
今度の大嘗祭でアラタエづくりをする忌部は古代から日本の農業にタネを貢献した家柄だ。
先日中曽根元総理がアメリカの大統領に「原発を開発しないと農業国に落ちるぞ」と言われた。近代国家を目指すのには原発が必要と思ったとテレビで話していたけどバカ言っちゃあいけない!
種を大事にしてきたからこそ尊い国として君臨してきた
今からでも遅くない
在来種をもっと大事にしよう!
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