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チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

レストラン着物図書

2015年04月08日 09時21分58秒 | 日記
今年は乙未(きのとひつじ)の年
すこし五行や十二支をかじっているチャコちゃん先生
4月に入るとなるほどという年の現象に驚いている

まず乙未も「陰」の質をもっている
そのためきっと女性の年になるだろうと思った
やはり
と言う現象がチャコちゃん先生の周りに起きている
「女は強いね」

そして未も未完成とか曖昧という字に象徴される
余分なものを整理して光を当てないと
また乙もひん曲がった芽のような感じ
真っ直ぐにしないと光は当たらない

と言うことはなにもかも引きずらないと云うことか整理して更地に立たなければ
と言うわけで⒌日から倉庫の整理から始まった秋櫻舎
過去関係していた着物の雑誌600冊処分
さらに本を300冊
いちいち調べていたらまた「これはいる」「これもいる」となる

そう婦人四大誌と云われた主婦の友や婦人生活などなど
ソの着物のページを担当していたことがあったのだ
ぼつぼつ着物と共に50年になる
過去は過去未来は未来
今現在を美しく身軽に生きたいとつくづく思う

チャコちゃん先生の夢は
着物の本を手にとって愉しめるレストラン図書館を作りたかった
そのために本を大事に取っていたのだが
力及ばず
夢のまた夢
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半衿と二十四節気

2015年04月07日 09時43分03秒 | 日記
母は半衿分限者だった
半衿つづらが四つあってその中にはそれぞれの季節にあうものと
お人に差し上げる新品が入っていた

戦争で家が全焼しているので
戦前のものは少ないが
それでも着物と下着を疎開していたのか
其れに附いていた半衿は後生大事に使っていたようだ

そもそも
何か頂き物のお返しには必ず半衿を包んでいた母だった
最もそれくらい当時は着物を着ている人が多かったと言うことであろう

そのとき覚えたのが
半衿には二十四節気という季節に合わせた素材と
着物の格に合わせたものがあるということ

聞くともなしに聞いていた知識であるが
いま季節にあった半衿が果たしてあるかどうか怪しい

今頃の季節に合わせる「東雲」や「明け雲」はない
5月の立夏から合わせる絽縮緬の薄のはかろうじて探せば手に入る

着物を着る人が少なくなれば
当然半衿に限らず着物や帯の素材もすくなくなる
こうして日本から技術が消えていく
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反応する

2015年04月03日 11時24分40秒 | 日記
変化変動がありすぎて
最近無口になって居るチャコちゃん先生
そして自然を観察するように自分を見ている
そうすると
与えられた言葉に自分がどう反応するかを知るのが面白い

相性というのか
同じ言葉を浴びながらも
簡単ににこにこ笑って流せる人と
いちいち反応したい人
更にはやり返したくなるなどなど

そこをだまって反応していないと物事は全てスムーズに行く
その場合も我慢しているのではなく
だまって
「アア自分の至らなさを見せてくれている人なのだ」
と思うことで心が穏やかでいることができ
さらに交友も深くなっていく

変化変動の嵐は今日も続いている
しかしソの嵐がおさまるときっと新しいことが見えてくるのだろう
其方にシフトして嫋やかにしなって生きていきたい

去年はがれきの年だったそうな
今年は誰にとっても変化変動の後の再出発の年

昨夕からパソコンも電話も通じない秋櫻舎であった
そして解ったことは
通じなくても必要な情報は必ず受け取れるということ

今日は「ナイトコスモス」 着物解体新書
「骨で着物を着る」
と言う話をしたいと思う 会費3000円 18時30分から
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自分を愛する

2015年04月02日 12時10分25秒 | 日記
ややもすると自分を愛することは「わがまま」と取られがち
かなり昔
ワシントンDCの友人宅に転がり込んでいたとき
昼間は時間がたっぷりあってTVばかり見ていた
そのとき
映画の名前は忘却だが内容が鮮烈だった

愛し合った夫妻が交通事故で亡くなり
二人が地獄と極楽に行くはなし
夫は極楽妻は地獄
夫は妻を地獄から連れ出したいと思うのだが

日本の古事記のように
火之神を産んだイザナミノミコトはホトを焼かれて死んでしまう
其れを悲しんだイザナギノミコトは黄泉の国までイザナミノミコトを追いかける
しかしそこに見た物はウジ虫のたかったイザナミの姿
恐れおののいて逃げるのだが

アメリカのこの夫は何とか助けようと必死になる
そのとき浮気した自分が平和に暮らし
其れに耐えて好い妻を演じていた妻がどうして地獄

地獄の悪神が其れに応えて
奥さんは自分を殺して自分の本音をないがしろにした
人からいい奥さんに見られようとか
自分を犠牲にして家族の平和を優先し自分は苦しんでいた

つまり自分を愛せない人間は地獄で學ぶしかない
本当の愛は自分自身と真剣に向き合い
自分自身を愛すること
それは「神」を愛することと同じだよ

自分に優しくできない人は人に優しくしてもらう事ばかり考える
其れが執着・依存
そう言う人が地獄に招かれる

と言う話でしたわ

結局夫は妻を捜し当てたけど暫く一緒に地獄に住むようになった
あなんともすごい話
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状況をありのまま受けいれる

2015年04月01日 10時05分09秒 | 日記
状況をありのまま受け入れて
評価も批評もせず
自分の無知を知る

朝こんな文章に出会った
常に目の前に現れたことは「必然」とチャコちゃん先生は思っているので
出かける用意をしながらもこの三つの言葉をかみしめた

自我が強いと自分で思っていたので
そしてそれはとても苦しかったので
自分研究に深くはいっていった

それはやはり
ちょうど今のような状況で
大切なものが指の間から落ち
仕事の方も失敗の連続

しかしその失敗を受け入れられず苦しんだ
その苦しみの向こうに「自己発見」の旅があった

みんなみんな生きている限り
こういう苦しみを通ると思う

この苦しみを救ってくれたのは
チャコちゃん先生の場合着物だった
いつもいつも静かに包んでくれたから

いまもまた着物が手放せない
着物そのものがもう潜在意識になってしまったもの
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