チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

ゴスロリ

2012年08月17日 11時07分14秒 | 日記
この言葉を今日初めてヨシダに聞いた
休み空けの一番の言葉だ
私は流行に疎いからこの言葉を聞いたのも遅い方かもしれない
「ゴスロリ」
ゴシック調のロリコンというのだそうだ

ゴシックなので着る者はデコラチブになる
レースをふんだんに使い
色も赤黒白が中心のくどい感じ
そこに白いレースが付いてチョット表情を和らげる

洋服にもきものにもその「ゴスロリ」が謳歌しているのだそうだ
メイクも黒い口紅
悪魔のようなどす黒い目のお化粧

そういえば浴衣や振り袖にこの手の装いをした子が多い
そういうフアッションを良いとか悪いとかに分けて見る目はない
ただ「ほー」と思ってじろじろ観察する

花火大会の日にこの「ゴスロリ」にずいぶんあった
本人たちが喜んでいるのだからそれはそれで良い
しかし
そういう子が普通の喫茶店に入り
一つのテーブルを3人で占領して
オレンジジュース一杯を回しのみしている姿にはあきれた

チャコちゃん先生こういうのは許せない
と思っていたら
一緒にお茶を飲んでいる友人がつつつと側に行き
「お嬢さんたちここの喫茶店はお飲み物を注文して成り立っているんですよ
お一人お一人注文なさいそれがマナーよ」

「じゃあおばさんごちしてよ」
「きちんとした日本語をお使いなさい!」
「ああでようでよう」

と一人分のジュース代を払って立ち去った
店の主がよってきて
「どうもすみません有難うございました」
聞くとこの手の若い人が多いのだそうだ

「先日は20代の浴衣を着たカップルがいらしてトーストセットを一人前注文し
トーストとコーヒーを二人で分けて飲んでいるんですよ」
「それで?」
「コーヒーとトーストそれぞれ一つずつの通常代金をいただきました」
「支払った?」
「ええ しぶしぶ 喫茶店はお水、座る場所、空間、音楽など気持ちよくいられるようにしています
ですからその代償としてお一人お一人きちんとお金をいただかないと成り立ちません」

最近はとみにおかしなグループが多いという

大人はもっと優しく注意をしなければいけないのかもしれない
小さな事
この小さな事からきちんと出来ないと
決して大きな事をやり遂げる力は養われない

ハムレットの台詞にもある
人前に出るときは身形をきちんとしなさい
そうすると自然に立ち居振る舞いが優雅になる




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今も昔も

2012年08月16日 12時22分33秒 | 日記
ここ何日か戦争の本を何冊か読んでいる
だんだんあの戦争がどのようにしておこなわれたかが分かってきた
昨日もNHkが戦争特集を組んでいたが
その内容のルポを今年の初め読んでいて
其れが一般放送で放送されたことが何より嬉しい

戦争を収めることがどんなに大変かが分かる
其れよりもこの時代も
体面を重んじまた相手をおもんばかるという謙譲の美徳やらが
結局6月22日の御前会議を意味の無い会議にしてしまった

昭和天皇と今後のことを腹を割って話し合い
戦争終結をどうするかという会議だったにもかかわらず
誰も責任を取ろうとしないから
腹の中のことが言えない
結局敗戦と共に自決するのであれば
この場で云うべきことを言って腹を切れば良い

このとき降伏をしていれば原子爆弾は落とされなかったであろうし
沖縄決戦は次の日だ
この日から敗戦の日までの間に尊い命が60万人も失われたという

いままた日本の政府は責任をとる政治家が一人もいなくて
日本丸は大海原に漂流を始めている
まだ陸地の見える間に何とか足を地につけたい

近隣の国からいいようにいたぶられているが
私たち一人一人がもっと国のことを考え行動しなければならない
67年前とちっとも変わっていない

何かも許すのであればそれもいい
其れで国が栄え国民が豊かになればすべてよし
しかし誰か一人でも苦しい辛い国民がいれば其れは間違っている
現にチャコちゃん先生は苦しい

だから今の政治は間違っている
今も昔も責任のとれない政治家ばかりがいて国を滅ぼしている

今日は「送り火」
あの面々送っちゃおうか
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久しぶりの軽井沢

2012年08月14日 10時50分50秒 | 日記
何年ぶりかでイヤ何十年ぶりの夏の軽井沢
その町の変わりように驚くが
涼しくて気持ちの良い場所であることは変わらない

何年かに一度は軽井沢に行っているが
夏の景色の変わりように時代を感じてしまう

軽井沢に行き始めたのは
堀辰雄の「風立ちぬ」を読んでから
ああ文学少女だと云うこと

夏休み同級生の別荘に転がり込み追分を散策し
立原道造の詩の朗読をしあったり

きゃー恥ずかしい

自転車に乗って万平ホテルでオチャしたり
ああやだなんてプチブルな学生生活
親のすねをかじりながらいい気なもんだ

学生時代がプチブルであった反動で
週刊誌の記者を始めたとき
(週刊誌の記者になったばかりに親から勘当を受けたチャコちゃん先生)
一気に軽井沢にある孤児院の取材を皮切りに
日本全国の孤児院のルポを始めた

この180度の変わりように
プチブル仲間の友人たちとも疎遠になってしまった

しかし根がプチブル片方でフアッションの担当して
万平ホテルなどに泊まり込み撮影をする
社会派と言われる部分と軟弱な文化思想が混在した頭で
青春時代を送った感じがする

そういう意味でチャコちゃん先生にとって軽井沢は矢張り特別な思いがある

今回一緒に行った友人が昔の恋人の別荘の前を通っていたら
その恋人が男友達たちと歓談している姿に出くわし
「どうする?」
「いかないわよ」
「そう」
と言って通り過ぎたが
彼女も突然過去に呼び戻されたような感覚で沈黙していた

「かき氷でもたべよう」
なんでかき氷かわからないが訳の分からぬ別の若い友人と共に氷をつつく

「私が夕べから小豆を煮たんですよ」
と言う女主人の言葉に誘われ私たちは氷小豆に
若い友人はカフエオレ
なるほどと言う目で友人と目配せをする
こういう所に微妙に世代の違いが出て面白い

この軽井沢という空気を愛でながら時間を静かに過ごしている世代と
次へ次へといそいで過ごす世代が一体となっている町ここ軽井沢

「ねえあさのやのバケットたべたい」
「買いに行こうか」
「あさのや軽井沢にもあるんですか?」
「軽井沢が本店なのよね」
と誇らしげにハモるおばさん二人

散歩の途中「売り家」「管理」などの看板がやたら目に付く
灯のともっていない別荘も多い
しかし
元々の金持ちの別荘は明かりが燦然と輝いていた
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放射能浄化勉強会

2012年08月11日 13時35分23秒 | 日記
ホタルの環境を整える研究が
放射能物質の浄化も出来る
こんなに凄い話を聞いてきた

東京板橋区ホタル生態環境館館長・理学博士阿部宣男先生の研究

この研究を端的に言えば

銀をナノレベル(十億分の一)まで粉砕して
コラーゲン溶液に混ぜた液体を
汚染されている土壌にかけるとその土地から
放射能物質が消えるというものだ

研究者の阿部宣男理学博士は
ホタルの研究論文で博士号を取った方で
ホタルと環境について30年研究をしている

ホタルが光を発するのに自然界の放射能が0.5マイクロシーべルトあると
ホタルの細胞が破壊されもう光を発しないという

ホタルの発光は求愛の光で
この光が発光されないと種の存続が無くなる
ホタルの環境は-絶対汚染されてはならない

そのため自然の放射能を柔らかくするためにたどり着いたのが
こも「ナノ純銀」

ホタルは河川などの汚染に敏感で自然のガイガーカウンターだ

原発事故後放射能汚染が高い地域はホタルは激減している

それで安部博士は水質浄化のためこの蛍環境技術を生かせないかと
技術改良を重ね
ナノ銀の比率を変えながら140回も実験を重ねた結果
放射汚染の除染に効果的な比率を突き止め
福島の郡山市をはじめ6箇所の地域で実験をした結果
放射能線量が減ったことがか確認されたという

日本原子力開発機構のデータ―よりはるかに高い数字で
除染ができる
しかしこの話は公の機関はなかなか取り上げてはくれないそうだ

一度もうすぐ実行というところまで話が進み
いよいよと待っていたがどこからともなく拒否の知らせが来て前に進まない

(この辺の事情はサンデー毎日GW合併号 2012.5.613に詳しい)

この話を前向きに進めるために平野貞夫氏をはじめ有志たちが
「放射能浄化Abe-Effect協議会」
なるものを立ち上げた
興味のある方は下記へ
〒277-0913
千葉県柏市五条谷49-1 妙見会館内
℡ー04-7191-5355
fax-04-7193-0414

費用もかなり安価だという
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画策

2012年08月10日 11時40分51秒 | 日記
広辞苑によると目的に向かって企画を立てるという
国語辞典では策をめぐらすこととある
策は何かと云えば
はかりごと
対策
手段

つまり画策ははかりごとや手段対策の企画を立てることのようだ
単純に健やかな企画を立てることではないらしいことが分かる

勝負の世界では
対策を練ることは当たり前で誰も其れに疑問を挟まない

しかし今回なでしこJAPANは予選ではかりごとを巡らした
絶対に決勝に残れる「ウン」を自分の手で作り上げた
引き分けにわざとして対戦相手を選択した
「勝つためには其れもある」

チャコちゃん先生はそのニュースを聞いたとき
「金メダルは取れない」
と思った

時代が変わっている
どんな手を使っても勝っていく時代はもう終わった
流れの中で精一杯自分の力を出して目的に向かう
実力と努力があれば必ず良い結果になる

オリンピックの選手の戦いぶりとコメントを思い出せば分かる
しかしながら
努力と実力で勝ち取るメダルは日本選手にしか応じていない
他国ではまだ画策で勝ち取ることが許されているようだ
それだけ日本は世界の「先」を歩まねばならない使命があるらしい

運動の世界だけでは無い
すべての世界に同じ事が言える
政界では目的のために手段を選ばないと言う画策者が実力者と云われる
実に遅れている世界だと思う

官僚もわが利権のために画策をしていて
あたかも其れが大成功に落ち着いたように見える
しかし
人としての成功者には絶対になれない

よく戦争と恋は手段を選ばずはかりごとを持って勝利せよ
と言われた
其れで得た勝利者は美酒は飲めず毒水をのんで衰えていく
「勝った!」
と言う瞬間から谷底へ落ちていく
しかし谷底に落ちて行っている事すら自覚し得ない凡庸な人間になりはてる
今はそう言う時代

なにもかも公明正大
そして自分の目的が宇宙の目的とあっていなければ
いづれ枯れ果てていく

しかし有り難いことにありのまま努力して生きていくと気が付けば
嬉し嬉しの日常が待っている

オリンピックをみながらつくづく思ったわけ
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この世で一番美しいもの

2012年08月08日 09時58分37秒 | 日記
笑顔ですね
心から笑った顔
そしてうれし泣き
女子の卓球銀メタル

嬉しくてうれしくてこみ上げる涙そのままの顔
赤ちゃんのような無防備の姿
この世で一番美しい

あの3人の顔は金メダル以上の感銘を与えてくれた

そして競泳のメダル
北島選手は3冠はとれなかったけど
男たちを束ね一緒に目的に向かう喜びを見せてくれた
その崇高な姿

一人一人の力が一緒になって更に伸びていく
この姿がこれからの世界の姿になっていくのではないだろうか
そうしたいと思う

競い合うのではまく
互いの力を信頼し合い向上していく

同じ目的のために協調して生きていく仲間が増えると
わが世は平和になる

オリンピックは参加するのに意義があると云われているが
もうとっくにメダルを取ることこそ目的
と言う会になっている

だったら誰に遠慮はいらぬメダルを取ることに専念すれば良い

一人で取るメダルも尊いが
仲間と力を合わせて取ったメタルの喜びはその人数分の喜びとなる
喜びの渦が広がって
私たちにもその波動が押し寄せてくる

メダルにこだわって云うのでは
メダルに向かう姿勢が私たちに勇気を与え指針を示してくれる

メダルは取れなかったけど
涙を浮かべながら
「悔しいです次に向かいます」
と言う顔も更に美しい

いろんなことを体中で伝えてくれる選手たちに感謝
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原爆忌

2012年08月06日 09時14分56秒 | 日記
黙祷

原爆忌白炎天の千羽鶴 比佐子

暮らしと安全を守るエネルギー政策をと松井広島市長

哀しい過去は戻ってこない
平和は私たちの手で作っていく小学6年生の子供代表

唯一の被爆国なので非核三原則を守ると早口に語るこの国の代表
矛盾のある言動だ
原発の話は避けていた

もう67年のはなし
まだ67年

子供たちの真剣な動きがまぶしい
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もうまもなく電子書籍

2012年08月05日 09時40分03秒 | 日記
中谷比佐子のきもの365日が
もうまもなく電子書籍として発売される
ずっと電子書籍なるものに興味を持っていたのだが
思いがけないご縁が出来て
作っていただけることになった

ずっと活字の世界にいて
出版をすることの大変さをいやと言うほど味わっている
しかし出来上がったときの嬉しさも格別なものがある

チャコちゃん先生の初めての著作は
「若い人のためのきものの本」 主婦と生活社
30版ちかく増刷したらしいのだがきちんと契約をしていなかったので
チャコちゃん先生の懐は潤わなかった

しかし33才だったので自分の本が出版されたのはとても嬉しかった

その頃はきものに詳しい編集者はごまんといたので
若い(ああ若かった!)小娘がにょろにょろと
きものの本を出すことに抵抗があったらしく
いじめもあったんだね

でも今までの視点のきものの本では無いので
若い人には受けたんだろうとおもう

どういう視点かと云えば
自分がきものを着るようになって
どうして右前ではいけないの、なんでこう言う仕立てをするの
と言うところから
アチコチの染織産地のルポ記事が新しい視点と捉えられていたらしい

担当の編集は男性で
「ナカタニさんの発想はおもしろい」
と持ち上げてくれたのでいい気になっていたんだろう

でも分からないことも多く
其れを解決してくれる先輩たちは横向いているので
「よし」とばかり毎日きもの着ることに挑戦
自分で疑問を少しずつ解決していった
一ヶ月のつもりが一年になり更に伸びてついに20年になった
365日20年の経験

この日数はチャコちゃん先生の宝
其れを元に「二十四節気のきもの」 三五館 の中で
365日のきもの日記を付録に付けたら其れが好評で

昨年は365日のきもの日記をブログで書き続けた
今またパート2として続けている

その一部が今度は電子書籍
先日その文字などの様子を見せていただいたが
「うんいいうんいい」
とすっかり有頂天嬉しいな

完成したら宣伝します
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柔道とJudO

2012年08月04日 14時25分24秒 | 日記
日本中の誰もが
今オリンピックでおこなわれている柔道は本来の柔道では無い
そう思っていると思う

うがった見方をさせていただくと
あたかも日本人に勝たせたくなくてレスリングまがいの規則を作っている
柔道はオリンピックに渡した瞬間からもう「道」では無くなった

むかしむかし日本柔道がヘンシングに負けたときから
その運命になったのだ

筋メタルを取るのであれば「ヘイじゅーどー」
柔道の魂を世界に発するのであれば
もっと日本人が先頭に立って本当の柔道を教えなければいけない

「judo]はたんに柔道着を着た格闘技
柔道とは似て非なるもの

柔道には二つの道が出来た
オリンピック用の柔道と本来の柔道
今のコは
きっとオリンピック柔道の方に親しみを持つことだろう

レスリングと柔道の違いをきちんと把握し
どちらを強化するのかを考えないと
このままでは絶対に今後「金」はない

さもなければ全世界に日本の柔道を一から勉強させる必要があると思う
「負けて勝つ」なんていう深い精神性なんて
他国に分かるわけが無い

柔道は本来美しい
門外漢のチャコちゃん先生が見てもあの一本勝負は応えられない
それにしてもその逆境の中でやわらちゃんこと田村亮子さんは
矢張り非凡な人今更ながらその強さを知る
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母の愛

2012年08月03日 09時44分22秒 | 日記
ロンドンオリンピックでメダルをお取りになった男たち
口を揃えて
「お母さんに感謝」
母親冥利に尽きますね

そういうコメントを聞いていて
いつの世も男の子にとって最大の理解者は「お母さん」

もうすぐ敗戦記念日が来るが
特攻隊で出て行き華と散った人の遺書や手紙を読むと
ほとんどが「母上様今日までお育て下さったことに感謝します」だ

母上がお母さんという呼び名に変わっただけ

母と息子心はいつも一体なのだが
そこに恋しい嫁が入ると事態は一気にややこしくなる
結婚しても「お母さんが良い」
と言い続ける男も居るが
だいたい嫁の方に男はついてしまう

でも母の味、母の家事、母の日常は体の中に残り
妻がそのやり方をしないと夫はだんだん落ち着かなくなる
下着のたたみ方ひとつ母親流でなければ納得しない
母親流派の男たちがごまんといる

しかし両親が亡くなってしまうと
夫は瞬時に妻を母と慕う

結局おんなはいつも母であることが求められるのだろう

逆はあまりないなあ
「お父さんありがとう」
時に例外はあるけど

選手のお母さまたち今のうち
母の愛を存分にお与えくださいませ
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