チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 125

2019年03月29日 11時02分12秒 | 日記
芽吹きの時チャコちゃん先生の足は「魚の目」が活発になる
足元を美しくしたいという気持ちがあり6軒の足袋オーダーを経ていまは向島「めうがや」に落ち着いている
それでもこの春先魚の目が訪れる

痛い
足袋で四本の指を隙間なくくっつけているので指の間に魚の目が登場する
靴を履いている人の「外反母趾」も痛いらしいが
こちらも半端ではない
それでも涼しい顔をして歩いている
そして人の目を避けてこはぜを外したりしている
そんなに無理をするなら伸びる足袋でも履けばいいではないかと人は言う
それは許せない。恥ずかしい。自分に恥じることはしたくない
痛さを我慢すると肩がこり足全体の筋肉もおかしくなるそれでもじっと我慢(バカだねえ)

基本的に末梢の血液の循環が悪いのだと思う
そのためバレエをやって全身の血液の流れを活発にした
今年バレエのレッスンをサボっているためか久しぶりに魚の目に悩まされている

バレエを始めたのは運動不足解消もあるが
体の骨を自由にしたかった
仕舞もある日本舞踊もある。しかしまずは「着物」からの開放が目的であった
しかしバレエの骨の動かし方筋肉の使い方そのすべてが着物を着る順序に使う骨や筋肉と同じということがわかりバレエに没頭
舞台で踊るわけではなくひたすら体を開放し逆にまた着物との類似点を見つけては楽しむという時間になった
その他名何年たっても初級から上に上がらない 基礎が気に入っているのだ
しかしトウシューズは履きたかったのでしばらく上級に席をおいたが

だんだんスピードに慣れなくなって初級に逆戻り、基本がいい

バレエの動きは自分の体から視線を外さないことが美しい
丹田に力を入れながら腰を沈めていく
左右均等の動きが体のお全てを柔らかく見せる
こういうことは着物の立ち居振る舞いと同じだ
歩く時、手絵を上げる時、おじぎをする時バレエの動きの基本があると着物を着た姿が美しくなる

これはあくまでチャコちゃん先生の感じ方
日本舞踊をなさっている方の姿も美しい
茶道を極めた方たちの立ち居振る舞いも品がある
仕舞をしている方は凛として格調高い

それぞれその方の環境とか育ちなにより「美の目指し方」なのだと思う
どういう自分を自分が美しいと思うかだと感じる
それには自分が目指す師匠が必要であろう
本気を出して生きている本物を探り当てるのも人生かもしれない

魚の目退治を目指して4月からバレエを再開しよう痛さの前で深く思う

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