チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

OIRU

2020年10月23日 12時32分49秒 | 日記

なんとなく、メガネの度数が合わなくなった気がしてイワキで検眼

初めて眼鏡を作ったときからずっとずっと資料が残っているのでそれと照らし合わせるといかに老いているかが一目瞭然

この度は乱視が進んでいた(初めて作ったころは眼鏡市場なんてなかったもん)

パソコンやアイパットの見過ぎであることは確か

度数を替えて作り替えることになった

出来上がるまで友がかってくれたハズキをかけて過ごすことにする

 

歯もしかり

歯は本当に弱く何回もあの治療イスに座ってもなれるということがない

ところが田中に紹介された歩いて5分の歯医者さんは、みんながやさしくて親切、医院が明るく清潔で何より医院長の「草間幸夫」先生の手早く適切な処置に感動

昨日は歯茎に埋もれた小さい歯(是が膿んで痛かった)を3本抜いたのだが、麻酔も痛くなく、抜くのもあっという間の手際の良さ「魔法みたいです」と言ったら静かに笑っていらした

こんなに近いところに名医がいらしたのに、はるばる両国まで何十年も通っていたのだ

その両国の先生はコロナ以降行方知れず、治療が途中なので、膿みを持ってしまったのだが、草間先生は前者の治療の粗雑さには全く触れず、粛々と手際よく治してくださる

思わぬ変化があると、いい先生とご縁が出来るのだなあと紹介者の田中に感謝

田中は前から「歯の先生替えたほうがいいですよ」とチャ子ちゃん先生にアドバイスをくれていたのだが、ここが私のいい所でもあり悪い所でもあるが、「お人との縁は決して自分からは切らない」というところがあり、半分以上田中のアドバイスを肯定しながらぐずぐず医師を替えないでいた

今回はコロナという非常手段で医師を変えていただきコロナ様様と感謝

 

78歳のとき台湾のある女性から「あなたは老女です。80歳にもなってーーーー」と罵倒されたことが在る

それまで自分の歳を数えることをしていなかったので飛び上がるほど驚いた

「そうか、それなら80歳になったら、自分の仕事と全く違うことをしてみよう」と声楽のコンサートを計画し、一年半その練習に没頭した

14曲を暗譜し歌い切ったとき自分の中で過去がすべて清算され肯定されて、全く新しい新生チャ子ちゃんになった

そう、「老い」は子供のようにいかに楽しく人生を遊びに替えることが出来るかという舞台なのだ

 

体は確実に老いていき、醜くもなる。しかし心はさらに清明、透明になっていく

喜び、楽しさ、感動、感謝がふつふつとわいてきてスキップしたくなる

 

起きることすべてを遊びに替えたらこんなに楽しい老後ない

さて

件の草間先生の話を友にしたら、すぐ予約を取ったという

ああ「私を信頼してくれているんだな」と嬉しくなった

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« きもの解体新書 | トップ | ご褒美 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事