長崎の出島に遊んでつくづく思ったことは
あらゆる世界の民族文化を、洗練して美学、芸術に仕上げた日本人って、その根本は何だろう?
貿易の時代は古くからある
縄文の時代平和な1万5千年(学術的に)の間、日本列島という名前はないが倭の国としてカヌーに乗っていろんな国に出かけ、そこの文化を学習し、独自のものに作り上げている。そして人類平等の生活を送っていたが、大陸から「権力」という武器が入ってくると、それに対抗できず北へ北へと追い詰められて消えていった
権力志向の人々は支配する側と、支配される側の律法を作り、その律法に従わせる国づくりが始まった
その律法は高句麗、隋唐などから学んだ。そして独自の律法を作り上げ、そこに作法や色などの美学を入れている。その作法も「すべてのものに神宿る」という思想であるから、物事は丁寧に心込めて扱うことが基本となり、いただいた命をを使い切ることが礼節であると言い切る人種になっていく
出島に西欧文明が入ってくると、それを「道」に作り上げる。茶道、華道、武士道、剣道、柔道など、勝った負けたの世界のことでも、そこに立ち居振る舞いの美しさがないと、勝者としての尊敬は得られない
美しさは「自然であること」
美しさは「媚びを売らないこと」
美しさは「呼吸が楽なこと」
美しさは「無駄がないこと」
美しさは「人を癒す力があること」
美しさは「力を誇示しないこと」
美しさは「整っていること」
そしてこれらを「美しい」と感じる心こそ日本人の心根
出島に案内され、改めて日本人の優雅な魂を感じた
人をどこまでも美しく存在させるそれが日本人の洗練された魂なのだろう
文化人は文化で競い合う、そして双方の文化を高め、認め合って平和になる
権力と金がすべての野蛮人は力で競い合いお互いを傷つける
洗練された日本人として「和」を広げるときは今
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