チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

金は天下のまわりもの

2022年05月14日 10時08分57秒 | 日記
一度だけ株をやったことがある
市谷に事務所を構えていて10人くらいを抱えていた
雑誌や企業のPR誌、また出来たばかりの着付け学校の教科書作りをしていたので、初めにまとまったお金が届き、それを株に回していたのだ

それにはとても信頼できる証券会社の営業ウーマンがいて、彼女に任せっぱなし。もちろん報告は受けていたし一応こちらから希望も出していた

消費税が3%になったとき、当社で発行していた雑誌の値上げをしなくてはならず、それと同時に寿退社の人が二人、出産退社が一人出て、この際会社を小さく私一人の会社にしようと決心、それぞれの仕事先をあっせんし、退職金はくだんの株を全部売って当てた

その為株には悪い思いは一切ない。それ以降株に手を出していなかった
一人会社にまたスタッフが増え、事務所の空間も広くしたいと引っ越しをしたり、じぶんたちで、企画を考えると今度は先に自分のお金を出さねばならない。という仕組みになり、銀行からお金を借りたりしているうち、その日暮らしのお金の回り方で、株とはますます縁が遠のいた

またまた今一人会社になったので、お金の勉強を始めた。銀行預金は利子が0・001%、しかし銀行の株を購入すると4%から5%、例えば100万円銀行に預けると、1年の利息は10円。銀行の株を購入すると4万円から5万円の利息が入るという。
こういうことも知らずに偉そうに日本の文化を語るなんてやっていたのかと思と恥ずかしい

この三次元に暮らしている限りお金は生活になくてはならない、消費税は3%、5%、8%、10%と上がってきているけど、働いていただくお金は10倍どころか当時の5分の一に減っている。ここにきて物価も高騰

働いたお金で生活できる世の中になっていない以上、資金作りはきちんと考えなければならないのだとつくづく思う
「金は天下の回りもの」というようにどこかで貯めないで循環していることがみんなの生活を楽にすることなのだが

何年か先はお金のいらない世界になるらしいが、もう少し三次元にいなければならないもどかしさ


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