そのころ、今から30年以上も前になるかもしれない
鹿児島にある大島紬のメーカーが「黎明」という大島紬では画期的な絣で絵羽模様の着物を発表した
「紬は普段着」と言われていたころで、パーテイに着るなどとんでもないと巷でいわれていた
絵羽模様に織り上げた大島紬を広げてみたとき「なんか文句あるか―」みたいな波動を感じて笑ってしまった
その「黎明」をもって全国を回ろうということになり、スタッフと共に地方の小売屋さんを回り、お客様の中からモデルを選び、ウオーキングを指導して「黎明」を見ていただき、「大島紬も余所行きになるんだよ」と宣伝。プロのモデルを二人、ヘアメイク、着付けのスタッフと共に楽しい旅をつづけた
一通り回ってゆっくりしているとき、若手経営者の会に招かれた、会議が終わった後はパーテイだというので「黎明」を着ていくことにした
前置きが長くなったが
その時紹介された風水師が「鮑黎明」
若手経営者の建物の設計や、社長の机などの配置、または新会社の土地の様子などを指導して、黎明先生の指導受けた経営者の業績は一段と伸びているという
「黎明」を着て「黎明」に出会うというのも「縁」だと思い、早速弟子になった
そこで驚いたのは古墳の遺跡の壁に描かれている「延年」とか「生気」とかの文字が「風水」から出ていたことが分かり、聖徳太子の冠位十二階の五行の基本がこの風水にあることも分かった
そこで古代から日本にある風水の謎がだんだん解けてきた
着物の色の基本もこの五行にあり、風水の柄も着物にはよく取り入れられていた
なんと!
きものっていうのは神羅万象を身に着ける衣裳なのだと、
それを黎明師匠に告げると「チャ子ねーさん(彼は私のことをそう呼んでいた)和の風水というのでまとめてみたら?」
と言われ着物や日常のことを取り入れた「和の風水」という本を出版した。そうだその前に「オーラ―ソーマ風水術」という色を中心にした風水の本もイタリアの風水師の考えを入れて出版。そうよいっぱしの風水師になったんだわさ
この時代真摯に風水に取り組んでいこうと思い「風水塾」を開くことにした 今年は25日と29日
きものってこういう道にも連れていく