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チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

白い花

2016年06月07日 11時08分19秒 | 日記
梅雨空に一番美しい花は「白」
白い花をじっと見つめていると
色んな色に出会います

切り花の白はどこか寂しげだけど
庭にある白い花は堂々と美しい

そういうわけで白い着物が好き
今頃の季節の定番になっている
真冬も白い着物を着る

華道家安達瞳子さんも白いお着物をよく着ておられた
それがとてもお似合いであった
特に椿がテーマだったが
「お花の色を際だたせるようにと思うと白い着物が一番なのよね」
と話しておられた。

瞳子さんとの思い出では結構苦笑することが多い
仕事場を信濃町のマンションにも持ったことがあり
そこに伺った時チャコちゃん先生花束を持って行った

「華道家におはなのプレゼントなんて」
と先にいらしていた私達二人の師匠である本多さんに笑われた
「あらそうだった」
3人で爆笑
大雑把な性格がこういうところに現れる

瞳子さんに言われるのは
「この人私の文章をパキパキ切ったのよね」
そう週刊誌の記者をしていた時依頼原稿でもあったのに
文字数が合わないといって勝手に切ってしまった
「でもかえって良い文章になっていたでしょう?」
「これだもんねヒサコさん」

私達二人の文章の師匠だった本多さんに訴えていた
白い花を見ると故人を思い出す
コメント
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