チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

映画・コスモス

2011年05月12日 11時02分52秒 | 日記
5月、こんげつから第三土曜日は
「映画・コスモス」の日とした
あの地震でテレヴィが棚から落ちて故障し
「もうテレヴィの無い生活にしよう」
とテレヴィとの決別をみんなに告げたのだが

ま、もともと余り観てはいなかったがーー

停電騒ぎ、あまりの大災害に
これから私達はどう生きていったらよいか
温故知新古きを尋ねなければいけない
しかしここの所のつれづれでは
戦前を知っていらっしゃる先輩諸嬢が体調を悪くして欠席がち

それでは知恵を出し合っている戦後すぐの映画に学ぼう
ということになり
早速ヨドバシカメラにテレヴィジョンの購入に出向く

地震の後ずいぶん単価が低くなっていて
何とかゲット

まずは小津安二郎の映画に焦点
「東京物語」のヴィデオを借りてきて
言葉使い、雑巾の絞り方、掃除のやり方、お箸やお茶碗の持ち方
お茶の入れ方、お辞儀の仕方、歩き方などなどなど
トウゼン着物姿の女優が多いので
きものの着方が職業によって違っていることもわかる

筋を追うのではなく
この時代の日本人の暮らし方立ち居振る舞いを学んで
今後の私達の生き方の参考にしようというわけだ
そして人間の物の考え方も学ぶ

「勿体無い精神」を学んでいけば
バブル期に青春だったセキドや
お勉強ばかり高学歴を目指さなければいけなかったヨシダ
団塊世代で親や先生の手が回らず
しかもアメリカ文化に毒された青春のタナカ
我がスタッフの中だけでも本来の日本人に近づく

チャコちゃん先生が完璧ではなく
厳しい親姉兄、怖い先輩達に鍛えられたことが
これからの世に役立つことで社会に対しての恩返し

ヨシダはそういう目で映画を見るのではなく
すっかり映画の筋に入って泣いていた
ま、彼女は芝居を観ても泣かない日はないがーー

我が最首をみても
考え方言葉行動があまりにも雑
あの時代があのような男を作ったのだと思う

日本には素晴らしいお手本がある
それは皇室
このたびの天皇皇后の行動は
私たちに「愛と優しさ」を思い起こさせてくれた

お二人の行動は
次を担う皇太子夫妻にも
また我が総理を始め国家議員、官僚、マスメデイア、経済人にも
深く影響を与える行動であった
どれだけの人が感じるかは別

というわけで
わずかな人数でも本来の日本人に立ち戻って欲しいと
こういう時間を設けたわけですよ

5月21日土曜日 2時からマナー・コスモス
        5時から 映画・コスモス
        3150円 茶菓子付き
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