チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

もうーあかん

2009年09月26日 11時17分10秒 | 日記
昨日はチャコちゃん先生声楽の発表会
マイウエイ、勿忘草、恋は優しい
ジャズ・カンツオーネ・オペラ
と脈略無い選曲ぶりに
チャコちゃん先生の性質が現れている

師匠には首を傾げられ
さり気なく新しい曲をわたされたのだが無視
マイウエイはフランクシナトラの生を聞いて憧れ
勿忘草は同名のイタリア映画で
タリアビーニの歌う声に酔いしいれ
なんとしても一度は舞台で歌ってみたいと思っていた

師匠からは
「コレは男の歌だしテナーが歌うといい」
やんわり「貴方の声ではどうもねーー」という感じで
何年も稽古でも歌う許可が出なかった
最近師匠の体調が優れず
機を見るに敏でこの二曲に挑戦
「恋は優しい」はオペレッタ、ボッカチオの中のアリアで
譜面をわたされたとき余り気が進まなかった

なんといっても歌詞がヘン
しかし二曲を強引に通したのでこの曲練習せざるを得ない
練習をつむととてもいい曲で歌いやすく
朝のウオーキング(まだ続いている!スゴイ)のとき
いつもハミングしてしまう

しかしながら
緒先輩の声を聞いているとーー
もう舞台に立つのはよそうと決心
素質の問題もあるが
この発表会のために使うエネルギーを
これから長くも無い人生
「きものを通して伝える日本の文化」に
エネルギーを投入すべきと気がついた

腹から声を出すということでお稽古は続けるがーー

エネルギーを分散させず
何かに集中するときがやってきた
今こそそのとき、やっと気付いたようだ
チャコちゃん先生本当に賢くない!

高校時代の同級生達が聴きにきてくれて
「ヒサコがんばったね」
と優しく肩を叩いてくれたり
スタッフが皆聴きに来て「良かったですよ」
と花を手に声をかけてくれる

本人はしっかりと自分の実力を理解しているので
優しい言葉をかけてくれると
よけい自分の本来のエネルギーの使い方が見えてくる

さあハトちゃんたちのように
力強く信じた道を行こう

今日はつれづれ「日本の時代の色」がテーマでやんす
さあわが道にフアイト!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする