先週は、アメリカで、デトロイト市が破産した。日本で言えば、トヨタがある豊田市に、日産やホンダも集まってるような自動車工場の街。
最近は、工場が閉鎖されて寂れる一方で、廃墟と化してきていた。殺人を初めとする犯罪が多くて、「全米で最も危険な都市」とも言われてた。銅線を大量に持ち去られて電話が広範囲にストップしたりとか、考えられない事件が起きていた。
税収も当然なくなり、市は債務を払いきれなくなって破産した。この、地方自治体の破産は、アメリカではちょくちょくあるとはいえ、今回は有名な大都市だけにショックも大きい。
デトロイトが衰退したのは、日本の自動車業界に敗れたのも大きな原因があるけど、どのみち、時間の問題だったんじゃなかろうか。アメリカでは、金融界の大手は、何年か前のリーマン・ショックがウソみたいに空前の大儲けをしてるらしいんだが、その一方で、製造業の衰退はここまできた。
イギリスがそうだけど、金融立国というのは、金融が儲かるような社会システムになっている。以前、「イギリスの銀行はあんなに収益を挙げているのに、日本の銀行は収益力が低くて情けない」と言う人に、「日本もあんなに金利が高かったら、銀行は儲かるだろうけど、その代わり製造業が衰退して、それこそイギリスみたいな国になりますよ」という話をしたことがある。
でも、イギリスや香港、シンガポールならともかく、アメリカみたいな巨大な国の経済が、金融とITで成り立ってるというのも、恐ろしい話だ。マネーと電子情報が動いてるだけなのに、「今年はいくら儲かった」というような話ばかりしている。虚業で成り立つ、「壮大な張り子の虎」っていう感じ。ますます、世の中全体がバーチャル・リアリティに近づいたっていうか。
金融といえば、中国も、「影の銀行」(シャドーバンキング)が世界的な話題になっている。中国では、国営銀行が、国営の大企業に融資するというのが基本。中小企業や個人は、ヤミ金融から借りている。ヤミ金融っていったら、ヤクザ稼業の裏街道みたいだけど、一般社会で普通にやっている。
経済成長率も落ちてきて、中国の国内や政府周辺からも悲観論が聞こえてくるようになった。「人がほとんど住んでない辺境に、巨大な高層マンションが林立して、誰も住んでない」とか、「GDPの半分近くが住宅投資関連」とか、想像を絶するハチャメチャな話ばかり。
それでも、そんな中国経済に、「まだ楽観論を唱える日本人ビジネスマンもいる」というのがネットに出ていた。それを見ると、エレベーター会社の人だった。いわく、「中国で建つのは高層ビルばかりなので、エレベーターが凄い勢いで売れている」だそうな。
日本だって、北海道の原野とか、瀬戸内海の沿岸とか、アチコチに「新興住宅地」を作って、そこに東京の港区のような高級マンション街を建設する・・・というのをやれば、今でも中国みたいな「経済大躍進」は十分に可能だ。資源のムダで環境破壊だし、後が怖いからやらないのだが(笑)。
こういうのは、いったん始めたら、途中で止めるわけにいかないのがアタマの痛いところ。止めたら、その瞬間にバブル崩壊で、全員がお手上げになる。それがイヤなら、延々と新築ビルを建て続けるしかない。でも、「そろそろ方向転換しなきゃ、マジでヤバそうだ」と、政府当局もさすがに言い始めた。
まったく、洋の東西を問わずムチャな話ばかりだ。
そんな中で「シェールガス革命」が進み、アメリカで安価なガスがどんどん出てきた。今まで、石油や天然ガスの輸出に頼ってきたロシアや中東の焦りはすごいみたいだ。今までのところ、中東で革命や内戦が起きているのは、エジプト・リビアやシリアなど、石油の中心地じゃないところが多かったけど、これからはペルシャ湾岸の代表的な産油国もヤバくなってくるのか。
世界では、異常気象もますます凄い。文字通り、「暑い夏なのに、突然、空から雪やヒョウが降ってきた」というような話も珍しくない。
日本でも、自民党が大勝したり、一応の「激変」は起きているけど、そんな日本の変化が小さく見えてしまうほど、世界は荒れている。でも、日本だって激動の東アジアに位置してるんだし、見た目ほど落ち着いているわけではない。
もっとも、日本経済が上向いているのは事実のようだ。先日のIMFの発表でも、世界各国の経済成長率の予想が軒並み下方修正される中、日本だけが上方修正され、独り勝ちの様相にすらなっていた。
今までは絶好調だった中国・インド・ブラジルなどの新興国が、いよいよ伸び悩んでいるから、日本が好調に見えてくる。
しかし、いつまでも「日本、日本」と、日本にばかりコダワッている時代でもない。
先日は、韓国のテレビでの飛行機事故ニュースで「死亡者は2人とも中国人で、私たちにとっては幸いでした」という発言が大問題になった。謝罪を要求するのには慣れていても、謝罪するのには慣れてない国だけに、「あれは中国人が死んでラッキーという意味ではなく、韓国人が死ななくてラッキーという意味だったのです」とか、ズレた弁明をして、火に油を注いでいる。
これは、自分の国のことばっかり考えていると、そんな風になってしまうという他山の石だ。
世界に目を向ければ、日本の問題が、やっぱり小さく見えてくる。今は、世界中が崩壊寸前。地球規模のアースチェンジは、やはり起きている・・・。
今日からまた宇宙の大いなるエネルギーを受けて
地球と人類の目覚めが加速していきます。
(本当?)
Category[潜在意識]
先日、ご両親に頼まれて、息子さんと話をするということがありました。
息子さんにご両親の気持ちを伝えて改心させてくださいという相談でした。
夫の知人でしたので、夫も同席しました。
ご両親のことを話そうとすると、すぐに話を変えて
自分の気持ちばかりを話してきます。
それを制して、ご両親の話をしようとしたら、
ものすごい怒りを出して威嚇をし始めました。
会話を遮ろうとしているようでした。
ご家族はこれでいつも困っていたようでした。
隣にいた夫がいたたまれなくなって、”もうやめよう”と言いました。
私は怒りの扱いになれているのでそのまま話を続けました。
そうやって、殻に閉じこもって会話を打ち切って
うやむやにしたら
何も変わらないよね?
自分の気持ちを知ってもらいたいなら
殻に閉じるのをやめて、殻から出てきて、対話をしなければダメでしょう?
私はあなたを責めているのではないんですよ
あなたを助けようとして、ここに来たんですよ。
殻に閉じこもらないで、ちゃんと対話をしないと
何も変わらないよね?
その会話の間にすごい怒りが出てきたあとに、ご本人の魂というか本質的なものが出てきて
話をじっと聞いている感じがしました
そして怒りが波のように引いて行きました。
最後に、
ちゃんと考えてみる
そう言って、戻って行きました。
ご両親から連絡があって、それから、彼は少し変わったそうです。
***
帰りの車の中で
夫が次のような話をしました。
『お前がいつも言ってた怒りのエネルギーがどんなにすごいかわかった!
俺もそれやってるわ ごめん
気をつけようと思った
怒りのエネルギーはとにかく凄いわ 』
私も、あれは凄かったよね 鳥肌たったわ~といいつつ
怒りが病気を作り出すのも、わかるよねと思いました。
結局怒りにしても、何にしても、自分の内側に溜めているエネルギーが停滞していると、葛藤につながるんだろうなと思います。
そういうとき、パッと瞬間に こうやったらいいという映像が見えるんです。
自分もまだまだ溜めていますが、全部エネルギーを外に出せるようになったらすごいだろうなと思います。
もちろん、人に対してではないですよ!
自分の中でなんですが。
ただ、映像が見えるんですよね。そうなった時の。
楽しみでもあります (*゜▽゜*)
それにしても、夫もやっぱり、すごい勘がいい人だなと思いました。
私が普段やっていることがわかったみたいで
すごい仕事だね、感心するわって言ってました。
家族の助けになって、凄く嬉しかったです。
なにをいってんだか。と思う。
他の地域はともかく、中国崩壊に関しては、確かに希望的観測も混じってます(笑)。