↑回旋舞踊の光景(画像はwikipedia 「メヴレヴィー教団」より)
スーフィズムの修行は、師匠から弟子に授けられる。修行にはいろいろあって、やる順番も決まっている。スーフィーの師弟には秘密が多く、部外者が教えてもらうのは無理。秘教だし、正統派イスラム教から見れば異端で、トルコのように禁止した国もある。でも、情報化社会だけに、その神秘の実態はかなり知られるようになってきた。
日本では知名度の低いスーフィズムとは言うものの、唯一、世間の一般人にも知られている有名な行がある。まあ、有名と言ったって、「知る人ぞ知る」という程度の有名さなのだが・・・。
それは、セマー(回旋舞踊)(動画)だ。白いスカートをクルクル回転させる、スーフィズム教団の踊り。いまや、すっかり「トルコ観光の名物」となった。まるで、ベリーダンスみたい。でも、ベリーダンスとは違って、まったくセクシーではない。しかも、踊ってるのは男だけ。
なぜクルクル回るのかというと、トランス状態になって神と一体化するためだ。
というのも、回る速度が非常に速い。まるで高速回転のお立ち台に立ってるみたいなのだが、自分の足で回っている。しかも、かなりの長時間にわたって回り続ける。よほど練習しなきゃ無理な動きだが、もしできたとしても、すぐに目が回ってしまうだろう。
踊っている人たちは、慣れているから、目が回ってフラついたりはしない。でも、普通と違う状態なのは確かなので、だんだん変性意識状態になってくる。それが、この踊りの行をする目的だ。
クルクル回って変性意識状態になった踊り手は、忘我の中で神と一体化する。
単に変性意識になるだけではない。銀河系・太陽系・地球・・・と、宇宙のすべては回転している。原子やクォークも回転している。回転することによって、自分もまた、その一部となるのだという。
これは、スーフィズムの修行の中で突出して有名になったので、スーフィズムとは言えばコレだと思う人も多いのだが、やってるのは、トルコのメヴレヴィー教団というスーフィズムの宗派のひとつ。史上最高のスーフィーの一人、ジャラールッディーン・ルーミーが創始した宗派だ。
セマーも鑑賞してきました
今度は南米シャーマン旅行に行きたいです
ホボットさんにもカヤポ族のラオーニさんにも逢いたいし
いつかヒマラヤにも…
ホボットさんの言うアストラル界にも存在することのできるいくらかの人になれれば、
時間も費用もいらないのでいいなと思うんですが(笑)
セマーも鑑賞してきました
それはうらやましい限り!!
>今度は南米シャーマン旅行に行きたいです
たしかに、魅力的なプランだ・・・。
>ホボットさんの言うアストラル界にも存在することのできるいくらかの人になれれば、
時間も費用もいらないのでいいなと思うんですが(笑)
非物質化と物質化を自由にできるようになるまで、あと少しのガマン!?(笑)