コルマン・インデックスで言う、人類の意識進化が完成する日。それは、「2011年10月28日」。早いもので、あと10日くらいに迫ってきた。
いくら激変の時代とはいえ、あと10日で世の中がコロッとひっくり返るというのは難しいだろう(笑)。でも、だからといって、コルマン博士の予測がはずれたのかといえば、それは微妙なところだ。
「世界の金融システムの全面的な崩壊による、人類の価値観の激変」は、本当に起きてもおかしくないんじゃないか?・・・というところまで、事態は切迫してきている。ヨーロッパの経済危機は、誰の目にも明らかとなってきた。
とはいえ、破綻の瀬戸際にあったギリシャへの支援策は、どうにかまとまりそうではある。「ヨーロッパ経済が潰れるのは時間の問題だ」と唱えている人は、経済関係者にも、精神世界関係者にも多いが、本当にそうなるとは限らない。8月に「アメリカ国債のデフォルト危機」がぎりぎりのところで回避されたのと同様、なんとか危機をしのいでいける可能性は残されている。日本もそうだが、欧米先進国はこうした危機の経験が豊富なのであり、バラバラに見えても、最後はなんとか意見をまとめて破局を回避することが多い。楽観は禁物だが、過度な悲観もイカガなものかと思う。
「もうすぐ資本主義が崩壊して、すばらしい世の中になります」というのは、100年前の社会主義者も言ってたことだ。実際に、1929年の世界恐慌で、世界経済は一度は潰れたが、彼らの予言が的中したと言う人は誰もいない。なぜかと言えば、「資本主義の崩壊」までは的中したが、その後に、「すばらしい世の中」が来なかったからだ(笑)。逆に、膨大な数の倒産と失業が発生し、無数の自殺者が出て、混乱の中からヒトラーが台頭し、未曾有の世界大戦になった。最後には、原爆が落ちて何万人も死んだ。まさしく、阿鼻叫喚の地獄絵図だ。
つまり、世界経済の崩壊は、「人類の共生」につながるどころか、逆に最悪のサバイバル競争を引き起こしてしまった。安易に経済崩壊を唱えている人たちは、それがどれほど恐ろしいことなのかを、歴史に学ぶべきと思われる。
最近出た「日月神示」の本には、「世界各地の経済がブロック化される。日本も、天産自給の世となるのじゃ」という神示の一説が取り上げられ、著者が「ブロック経済」を賞賛していた。これには、あきれてモノも言えなかった。それこそ、「いつか来た道」以外のなにものでもない。もう一度、世界大戦を起こしたいのだろうか?
もちろん、日本の神様が、日本を「天産自給の国」と呼ぶのはアリガタイことなのだが、それとこれとは別問題だ。日本がどれだけ「天産自給の国」になったとしても、貿易が止まることなど有り得ない。もっとも、どちらにしても、それは経済の問題であって、アセンションと直接の関係はないのだが・・・。
とはいえ、「もはや、経済成長などあり得ない世界になる。人々の関心は、経済的に豊かになることから離れて、別のことに向かう」というコルマン博士の予言が、なんだか本当になりそうに見えてきているのも事実だ。
そして、人類の意識が統合される。というより、巨大な「統合意識」が、この地球に出現する。人類の意識は、「いま、ここ」に集中するようになり、喜びが心の奥から湧き上がって、自然に満ち溢れてくるという。
「意識の進化」にこそ、コルマン・インデックスにおける最大のポイントがある。2011年10月28日までに、人類の意識が急速に進化する。それが、その後の世界の変容を引き起こす・・・ということだ。
注目すべきなのは、「人類の意識の進化」が実現するかどうか。問題は、そこにある。