2011年10月28日(日本時間では29日)、コルマン・インデックスでいう「マヤ暦・最後の日」が終了した。
筆者の感想を言えば、「コルマン博士の予測が、予想以上に的中してきたな」というのが、率直なところだ。
世界各国の金融や財政は、コルマン博士が予言していたとおり、2011年の夏から秋にかけて、急速に悪化した。もっとも、コルマン博士は、「一気に貨幣経済が終焉して、新しい経済システムに移行する」としていたわけだが、さすがにそこまでは行っていない。
ただ、個人的には、「すぐに貨幣経済が終わる」という考えに、あまりにも無理がありすぎたのであって、経済危機の予測に関しては、コルマン博士の予測が驚くほど的中したと感じている。正直、ここまで世界経済がヤバい状況になるとは思っていなかった。
もともと、「2011年秋までに貨幣経済が終焉する」という考えは、あまりにも急進的すぎた。高島康司氏のブログには「タイムラインがずれてきたようだ」と書いてあったが、タイムラインもなにも、そんなの最初から無理だ(笑)。
これについては、筆者は去年から、「さすがに、それは無理がある」と率直に書いてきたし、今でも、あと10年や20年じゃ実現不能と考えている。そんな短期間じゃ、貨幣経済システムが終了するどころか、米ドルが基軸通貨でなくなることも実現は難しいだろう。
でも、客観的に見れば、筆者が事前に予想していた以上に、世の中はコルマン博士が予測したとおりに動いてきていると思う。この先、世の中が急速に変容していく方向性が見えてきた。日本と同じように、世界でも、人々が経済的な成長や繁栄をあきらめ、長期継続型の社会へと移行する方向だ。欧州危機と同じで、予想を上回る早さで経済社会に変化が起きる可能性は十分にある。
経済問題も大事だが、もっと重要なのは、「人類の意識進化が完成し、統合意識が出現する」の方だろう。経済のような、目に見えやすい問題とは違って、これは分かる人にしか分からない。そんな「統合意識」が本当に出現したかどうかは、世間の誰もが気にしていることではないからだ(笑)。
ただ、これについても、「本当にそうなってきたんじゃないか」と個人的には感じている。
「人類の意識進化が完成する」と言ったって、60億を超える地球人類全員が一気に目覚めて、まるで違う生物に進化したように見えてきた・・・という具合になるのかと言ったら、さすがにそれは無理がある。もともと、人類全員の意識を一斉に高めるのが無理であることは、何十年も前から言われてきている。
「意識の進化」というのは、当初はごく一部の人々によって、後にはカナリ多くの人々によって実現されると言われているのだが、残念ながら、人類全員が意識進化のビッグウェーブに乗ることはありえない。どうしても、乗り遅れる人の方が多くなるのは避けられない。それは、精神世界関係者の間では、ずっと前から出来上がっているコンセンサスだ。
もしも、現時点で意識を覚醒した、一定以上の人数の人々が世界にいて、この地球世界に小規模ながらも「統合意識」が出現したのなら、コルマン博士の予言は的中したと十分に言ってよい。
個人的には、いまや、この地球に「統合意識」が出現した。今は小さくても、大勢の人々が加わることによって、これから大きくなってくる・・・というのが、どうやら実現したんじゃないかという気がしている。根拠はないけど、「統合意識」が出現したことは、なんとなく感じられる。
いずれにしても、経済問題と同じく、それは今後の数年で明らかになってくることだろう。もちろん、筆者の個人的な感想にすぎないのだが・・・。