宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

異常気象 2010  ~ 凍死者が続出する寒さで、非常事態宣言のペルー

2010年07月29日 | 異常気象
 
Peru declares emergency over cold weather

連日、まったく、うだるような暑さだ。2~3年前も暑かったが、これほどじゃなかった。今日は雨も降ったし、暑さは久々に一服した。その代わり、湿度がさらにすごい。明日からは、また暑い日々が再開するだろう。どこまで続くのか、この暑さ・・・。

中国では、南部で大雨が続き、大洪水が各地で起きる一方で、北部は強烈な熱波に襲われている。内モンゴル地区では、気温が42℃にまで達した。人間の体温よりも気温の方が高いところにいると、非常に健康に悪いのは周知の事実だ。日本の北関東と同じで、なるべく外には出ないほうが良さそう。
   
ところが、世界は広い。季節が逆の南半球では、今が真冬の本番。なんと、ペルーでは、国家が非常事態宣言を発するほどの異常な寒さだというのだ。

緯度としては熱帯に属するペルーだが、アンデス山脈の高地なので、冬に気温が氷点下まで下がるのは珍しくない。ところが、今年の冬は異常で、マイナス24℃まで下がった地域もあるという。これじゃ、真冬のシベリア並だ。いくらなんでも、寒すぎる。寒さで凍死する人が続出し、肺病が蔓延するなど、被害が広がっている。

高地だけではない。熱帯のジャングルに覆われたアマゾン地域でさえ、気温が9℃まで低下したという。9℃なんて、日本でも「寒いねえ」という声が出る気温だ。密林の住人たち、テナガザルやオオアリクイも、この寒さにはビックリだろう。首都のリマでは、気温が8℃まで低下した。これは、「観測を始めた過去46年間で、最も低い気温」だという。

ペルーだけではない。ブラジルやパラグアイでは、寒さが原因で、牧場の牛が何千頭も死亡するという悲劇が起きた。もともと暑い国だけに、牛はいつも野放しで、厩舎もないという。このため、過去に前例のない大寒波に見舞われて、なすすべがなかった。
 
ボリビアやアルゼンチンなどでも、大勢の死者が出ている。南米全体では、すでに寒さによる死者が200人を超えた (もっとも、この数字には『暖房の事故による一酸化炭素中毒』なども含まれている)。
 
一方、あの極北の大地・ロシアでさえも、連日35℃を超えるという、過去に前例のない異常な暑さに悩んでいる北半球。いっそのこと、北と南とで、空気の入れ替えができたら便利なのだが。でも、こればっかりは、「ちと、窓を開けて換気しようぜ」というようなわけにはいかない。残念ながら、地球環境は、そこまで人類に優しくできていない・・・。
 
それにしても、ロシア・ブラジル・アルゼンチン・オーストラリア・・・と、世界の「穀倉地帯」とされる農業大国が、異常気象に軒並みヤラレている。すでに、「小麦の価格が2割上昇した」というような、農業への影響が叫ばれ始めた。このままでは、いよいよ食料が心配だ。

  
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マヤ文明

2010年07月29日 | マヤ文明・アステカ文明

 
↑マヤとアステカ (緑色が、マヤ文明のエリア)
 
 
数千年の歴史を持つ「マヤ文明」は、メキシコ南部のユカタン半島から、グアテマラ・ベリーズあたりを中心とする文明。大きく分けて、3つの時期に区分されている。

最初は「先古典期」。どこから来たのか定かでない謎の民族・オルメカ人がメキシコ湾岸にもたらした古代文明は、紀元前からマヤ地域に広がった。いわば、真打ちが登場する前の、前座のような時期と言える。

2番目は「古典期」と呼ばれる。これは、マヤ文明が文化的な絶頂に達した、4世紀から9世紀あたりの時代。まさしく、真打ち登場だ。すばらしい文明だったのに、なぜか千年ほど前に衰退してしまった。原因は、「伝染病」、「気候変動」、「反乱」、「北米からの侵略者」など、いろいろ言われているようだ。歴史は、過去から未来へと、一直線に進歩発展していくものではない。せっかくの文明が衰退したり、消滅したりすることも、実はよくあることなのだ・・・(泣)。

最後が、「後古典期」。これは、マヤ文明が下り坂に入ってから、スペイン人に征服されて滅亡するまでの、10世紀から16世紀までの時期を指す。これはいわば、燃え尽きる前の残り火の時代。

古典期マヤ文明は、数々の偉大なる文化遺産を残した。中でも有名なのが、ご存知、「マヤン・カレンダー」。「2012年の冬至で終わっている」ということで知られる、マヤの暦だ。
 
マヤ人は、金属の使用などといった分野においては、原始人みたいなレベルだったのだが、天体観測が非常に発達し、ヤケに精密な暦を持っているのが特徴だった。マヤの暦といっても、いろいろあるのだが、大きく分けて2つある。

ひとつは「ツォルキン」と呼ばれるカレンダーで、これは一年が260日とされていた。何の役に立つのかは知らないが、宗教上の儀式などを、この暦に基づいて実施していたようだ。まあ、日本も昔は「太陰暦」を使っていた。中国人は、2月の初め頃になると、旧正月で一斉に帰国する。ツォルキン暦も、そのようなものか・・・?
 
もうひとつは、「ハアブ」と呼ばれる普通のカレンダー。こちらは、一年が365日となっている。ツォルキン暦とハアブ暦を両方とも使っていると、当然のことながら、だんだんズレてくる。暦がスタートしてから1000日が過ぎた頃には、ツォルキン暦では4年近くたっているのに、ハアブ暦では3年にも届かない。この2つの暦が同時にスタートしてから、再び年末年始を同時に迎えるのはいつか。約52年後だ。これを「カレンダー・ラウンド」という。 
   
しかし、スケールではこの2つを遥かに上回る、「長期暦」(ロング・カウント)が存在する。これは、紀元前3114年8月11日に始まり、2012年12月21日に終了するという、いわくつきのカレンダー。一般に「マヤのカレンダー」と言えば、これを指すことが多い。

もっとも、これについて語りだすと、「マヤ文明」の話より長くなってしまいそうなのだが・・・(笑)。

    
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