宇宙のこっくり亭

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エハン・デラヴィ 最後の講演

2010年07月07日 | 精神世界を語る
 
2010年7月3日、エハン・デラヴィ氏が「最後のトークイベント」を開いた。エハン・デラヴィ氏といえば、90年代前半から日本で「アセンション」の概念を広めてきた、この分野の草分け。「2012年問題の専門家」として、あらゆる情報を集めてきた。
 
「エハン氏も、もう60歳に近いんだな」と実感する。もっとも、本人は引退するわけではない。「エハン・デラヴィという名を捨てて、ジョン・クレイグとして再出発する」のだという。日本・イギリス・カナダで国籍を持つ彼は、法的にも改名したらしい。「物的な証拠を見せる」と言って、破棄されたパスポートを見せていた。なぜなのか? それは、「飛行機で移動している最中に、エハン・デラヴィの名を捨てよ」という啓示が下ったからなのだそうな。この件に限らず、飛行機に乗っているときにインスピレーションが来ることは多いらしい。地上から離れ、宇宙に最も近いところにいるからだろう。

「これが最後だ」といっても、それはエハン・デラヴィとしての最後であって、ジョン・クレイグとしては、また講演をやるみたい(笑)。でも、「2012年問題の研究者、エハン・デラヴィ」としては最後のものとなる。 太陽の異変、DNAの進化、意識の覚醒、宇宙人との邂逅・・・。内容はまさしく、今までの集大成そのもの。20年近い歳月をかけて、ありとあらゆる情報を集めてきただけに、「これぞ、アセンション情報の集大成」と呼ぶにふさわしいものだった。
 
会場は、東京のベイエリア・晴海ふ頭にあるターミナルのホール。「方舟での出発」をイメージしたのだという。全国から、大勢の人々が講演会場に詰め掛け、サイン会には行列ができていた。
 
特に聴衆が興味深く聞き入っていたのは、エハン氏が幼少の頃から数え切れないほど体験してきたという、「宇宙人とのコンタクト」の話だろう。もっとも、エハン氏の場合は、意識の中でのコミュニケーションが中心らしい。とはいえ、「カナダでは、宇宙人とコンタクトするため、毎晩のように近所の森に出かけていた」というから、やはり、物理的な邂逅だったのだろうか。しかも、宇宙人とのコンタクトをきっかけとして、別の人格が入り込んだ結果、「ジョン・クレイグから、エハン・デラヴィになった」とも語る。つまり、「エハン・デラヴィとは、ウォークインとしての別人格なのだ」というわけ。魂の出自としては、「シリウス」だと断言していた。
 
気になる今後の予定なのだが、エハン・デラヴィを名乗る前に使っていた「ジョン・クレイグ」という名前 (これが本名なのか?) に戻って、執筆中心の活動をするという。ジョン・クレイグとしての活動第一弾は、「日本人類学者」として、「アンダーグラウンドを含めた、日本情報の発信を行う」ことらしい。精神世界で注目を集める、古神道も取り上げるつもりのようだ。

世界をマタにかけるエハン氏は、中南米やエジプトを初めとする、地球巡礼の旅を続け、その成果として「地球巡礼者」の映画と本を出した。「もはや、国境はない。地球はひとつなのだ」というのを強調している。ジョン・クレイグとしても、国際交流を活動の軸に据えるつもりだという。
  
もっとも、エハン・デラヴィの名で最後に出版した著書、「ルーミー」は、「ちっとも売れていない」と本人が言っていた(笑)。ルーミーというのは、イスラム神秘主義の大詩人。エハン氏は、「地球巡礼者」でもルーミーの神秘詩をたびたび引用するほど傾倒している。本人は「ルーミーを、日本でも有名にしたい」と意気込んでいたのだが、残念ながら(?)、イスラム思想に対する一般的な関心が、日本ではほぼ皆無に等しい。こればっかりは仕方がないだろう。でも、なんといっても人類史上最大の神秘主義詩人だけに、まったく知られていないのは惜しい。「日本情報の発信」もいいけど、ジョン・クレイグ氏には、このテーマを是非とも続けてもらいたいものだ。


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