「2012年アセンション」が、多くの人々に知られるようになってきた。「もうすぐ地球が大変動するって、言われてるらしいね」という話が、精神世界マニアでない一般人の会話にも、チラホラ出るようになってきている。
しかし、まだまだマイナーなテーマであると言わざるを得ない。冷淡な人や、嘲笑する人が多いのも現実である。彼らを説得するのは、実に難しい。
実際のところ、この「2012年の地球大変動」には、何か確固たる根拠があるのだろうか??
はっきり言おう。ありません。
根拠として挙げられるものはいくつかある。でも、それらは皆、後からくっつけられた理屈のようなものだ。
まず、「2010年頃に地球は大変化する」という、スピリチュアル情報が出てきた。それが、ウワサとして少しずつ広がった。
いつの間にか、「古代メキシコの遺跡からマヤ暦が発見された。マヤ暦は、2012年の冬至で終わっている・・・」という話になり、それが「世界の終わりを意味する」ということになった。
しかも、「時間はフラクタル構造になっており、時間が経つスピードがだんだん速くなっている」という、「タイムウェーブ理論」が登場した。数学者がコンピュータを使って計算したところ、なんと「2012年の冬至で時間の流れが無限に速くなり、時間のない世界に突入する」ということになった。
しかし、実際のところ、この「マヤ暦」や「タイムウェーブ理論」の話も、後付けの理屈である。そもそも、「マヤ暦が2012年で終わっている」という事実関係自体に疑問が呈されており、諸説あって判然としない。
繰り返すが、まず「2012年」ありき、なのである。
唯一の根拠は、我々の直感。
その時期に「何かが起こりそうだ」という予感をしきりとクチにする、感度の高い人々が世界中に多いということ。
要はそれだけなのであり、確たる根拠があると言ったらウソになる。
ただし、それを感じ取っているスピリチュアルな人々は、世界中で非常に多い。しかも、だんだん増えている・・・・・。