miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

今後の観劇予定

直近はナシです… コロナめ!

No.241 「道元の冒険」

2008年07月21日 22時43分59秒 | 過去の観劇記録
2008年7月21日(月・祝) マチネ シアターコクーン 1階 Q列 4番

阿部寛、栗山千明、北村有起哉、横山めぐみ、高橋洋、大石継太、片岡サチ、池谷のぶえ、神保共子、木場勝己。
作=井上ひさし、演出=蜷川幸雄、音楽=伊藤ヨタロウ、他。

時は寛元元年(1243年)。日本曹洞宗の開祖・道元によって開かれた宝林寺では、開山7周年の記念に弟子の禅僧たちによる余興『道元禅師半生記』が上演されようとしていた。このところ道元は、ひどく頻繁に夢うつつの世界に迷い込んでしまう、夢の中で彼は彼でなく、いつの時代か、婦女暴行の容疑で拘留中のひとりの“男”になっていた。一方、現実の世界でも道元は、既存の仏教に否定的で新仏教を立ち上げたことにより幕府や朝廷、比叡山の僧兵たちから睨まれ、その圧力に動揺を隠せない。誠の教えを求め、悟りを開いて世情を超越したはずの道元だが、過去と現在、不可解な夢を彷徨いながら、いつしかその心を迷いの渦に絡めとられていく――。
(あらすじはコクーンHPより)

井上ひさし×蜷川幸雄タッグの3回戦。今回も上演にあたって脚本の相当な手直しが入り、結構ギリギリまで上がってこなかったらしいですね(^_^;)
3作品とも観ましたけど、やっぱり最初の「天保十二年のシェイクスピア」が一番面白かったなぁ。純粋に娯楽的だったし。

えーと、まずは。
ムズイ…。もちろん仏教用語満載なので。そしてラストの「夢」と「狂気」との境目について。
キャストは素晴らしい熱演(一人何役もこなしてるし、歌もあるしダンスもあるし)だったのですが、なんだか自分的にドンヨリしてしまい、カテコで拍手する気力が全く起きなかったです。終演後、人で溢れかえる渋谷のスクランブル交差点で、何かに向かって叫びたくなる帰路ですた。ある意味「カリギュラ」や「噂の男」より気持ち悪かった。

阿部さんデカっ!法衣姿がめちゃ格好いいよーぉ。声もシブイしw 劇中劇のシーンでは殆どシモテで座禅を組んで座ってるだけなんですけど(^_^;)ある意味大変?
有起哉さんが、また良い味出してるのね。歌も上手くなってるし。2幕目、青年道元は頭バコバコ叩かれてる。道元の師・如浄との卓球シーンが面白っ!!
木場さん演じる如浄の台詞は凄く深くて、「ほぉー」と思うのが多かった。さすが師!!
いままでは純朴な農民とか、純朴な青年…なイメージの役が多かった、蜷川組常連の大石継太さんが出色デス(失礼ですなぁ、この書き方は・汗)ヨボヨボの老典座ヨシ!!
そしていつもイキオイのありすぎる役が多い、同じく蜷川組常連の高橋洋さんは麿でおじゃる~な(笑)鷹司兼平役ビバ!&壮年道元(有起哉さんが青年道元で、なぜに高橋さんが壮年道元なのかは計り知れない…)
んでもって、高橋=道元、木場=親鸞、大石=日蓮の3人が「天台大学同窓会」(だったっけ?)と題して、大学の校歌のパロを歌いまくって楽しそう&木場さんは苦しそうでした。
栗山千明ちゃんは初舞台なんですってね。これから来るぞ。
片岡サチさんは元ヅカの汐風幸さんとは!プログラム買わなかったら解らなかった。

2幕目で女性キャストがホンモノの鶏を持って登場、バタついてました(^_^;)
音楽劇なので(「ファントム」で出演してた伊藤ヨタロウさんが音楽)歌も結構沢山あり。1幕冒頭の「はんにゃ~ぱら、ぱら、ぱらみーたー」とか宗教家の方が観ても大丈夫なんでせうか?と要らない心配をチラホラ。2幕最初の「漢字の成り立ち(?)」みたいな曲も面白かった。襖に漢字書きまくって。

No.240 「デュエット」

2008年07月21日 22時12分19秒 | 過去の観劇記録
2008年7月20日(日) ソワレ シアタークリエ 14列20番

ソニア=保坂知寿、ヴァーノン=石井一孝。
Girls(久保田陽子・白神直子・中山眞美)、Boys(大嶋吾郎・KOHJIRO・足立夏海)
脚本=ニール・サイモン、作曲=マービン・ハムリッシュ、作詞=キャロル・ベイヤー・セイガー、翻訳=小田島雄志、訳詞=岩谷時子、演出・上演台本=鈴木勝秀
、他。

ヴァーノンは人気作曲家。ソニアは売れない作詞家。二人はヒット曲を作るべく共同作業に取りかかる。やがてお互い惹かれ合うが、ソニアは別れたばかりの同棲相手・レオンの事が気がかりで、なかなか上手くはいかない。
一緒に住み始めたものの、終始曲の事ばかり考えているヴァーノンに対し、“仕事とプライヴェートは別!”とソニア。2人の曲は出来上がるが、テストレコーディング中に別れが訪れる。反して曲はトップチャートに登り、ソニアは一転して売れっ子作詞家に、ヴァーノンは歩行中に車に引かれて骨折・入院。
退院後に彼女の元を訪れ、少しずつながら、また初めからやってみようと抱きしめあう。

舞台装置はクリエの回り舞台一杯に作られた、白いグランドピアノ+枠だけのドアとシンプルなもの。ピアノの本体部分を開けると、中が部屋になる仕組み。鍵盤の部分は上を歩いたり、座ったりしていた。シモテに小編成のバンド。
劇団四季退団後初となる保坂さんの舞台なので観に行った。あんなに顔小さかったっけ?相変わらず細いしダンスは流石。しかーし。あのセリフの早さは如何ばかりか…。いやいや、ソニアはテンションが高い役だから良いんだろうか?年齢的には30歳過ぎらしいが、ヴァーノンのセリフに「こんなにカワイイとは思わなかった」というのがあるが、チト汗だくだく感あり(^_^;)←いや、舞台は何でもあり?!
空回りする2人に少しイライラした。なんかあり得ないシチュエーションに笑いもした。石井さん演ずるヴァーノンが超カワイイ。それでもって、ワタシはどちらかと言うとヴァーノンに肩入れしそうである。
というのもソニアが気に掛けるレオンとの関係がイマイチ理解できず、あんな大らかというか開けっぴろげな感情を持てなさそうなので…。
ナンバーもまあまぁ良かったですよ。特に2人がデートの時に、自分の曲がかかる度に踊り歌う所とかね(笑)
ここで、ヴァーノンのセリフ=「キミ、汗かかないね」(会場爆笑)石井さん汗かきだからね~
ラストシーンはちょっと見逃していると「あれ?終わったの??」的な感じでした(by自分)
ソニア・ヴァーノンの分身というか色々な感情を表しているガールズ・ボーイズの歌がウマイ!

避暑?に「井の頭」へ

2008年07月19日 22時42分20秒 | その他いろいろ
関東地方も梅雨明けした、ギンギラ太陽が照りつける中…
どうせウチに居てもダラダラ暑いだけなので(^_^;)

たぶん撮影はしてないだろうけど、と思いながらも行ってきました。
そう、あの場所。前橋なのに「井の頭」(笑)
旧前橋市中央公民館でございます。

県庁前の大通り、国道50号から一本ウラに入ったところにあります。
道路の標示からも解るとおり一方通行なので、前の道が思ったより狭いです。
ここをTVカメラで撮ると、良い感じに撮れるもんだなぁ。

↑おなじみ外観。

↑掲示板の中のポスターやら、管内の交通事故の所まで、きちんと「井の頭署」。電話番号も都内のだったりして、映らないと思うのだが細かい。

↑写真キタナイけど(泣)建物左横にある地下駐車場入り口って所も、当然「井の頭署」

↑誰も居ないのを良いことに、ガラス越しに建物内部を覗くと、そこには「井の頭警察署」の文字が。
「警察官募集」っていう看板もあったり、小道具なんか そのままなので(車椅子があったけど、どのシーンに使うのだろう)まだ撮影がありそうです。

なんか時代から取り残されたような建物で、昭和の香り漂うところが良いのね~
かなりゴンゾウ気分高まりますたw

「ゴンゾウ」第3話:目撃者ロダン

2008年07月16日 23時39分43秒 | ウチノなお仕事
制服から背広に着替え、特捜本部に合流した黒木(内野聖陽)。旧知の岸(菅原大吉)とコンビを組んでの聞き込みを始めるが、あまりの暑さに熱射病で倒れてしまうなど、いきなり足を引っ張ってしまう。
そんな黒木を見かねた岸は、かつての第7係の写真を見せ「(昔を)取り戻せ」とハッパをかける。
そんな岸の言葉に発奮したのか、突然黒木は立ち上がると猛ダッシュ。が、捜索を依頼されていた迷い犬のサブローを見つけただけだった。犬を抱き上げ今度は腰が痛いという黒木に、さすがの岸もあきれ果ててしまう。
そんな黒木に苛立ちを露にした佐久間(筒井道隆)は、「自分がもう刑事として通用しないとわかることが怖いんですか」とキツイ一言を。さすがの黒木も怒ったように立ち上がると、「お前に殴られる方が怖い」と捨てぜりふをして聞き込みに出て行く。
鶴(本仮屋ユイカ)ともなみ(前田亜季)が撃たれた現場にやってきた黒木は、じっとこちらを見つめるホームレスの男性に気付く。何か言いたいことがあるのか。黒木はロダン(金田明夫)というそのホームレスのダンボールハウスの中まで押しかけると、手がかりが欲しいと頭を下げる。
そんな黒木の熱意が通じたのか、それまで一言も言葉を発しなかったロダンが「私の名前は杉浦です」と本名を口にした。周囲のホームレス仲間はロダンがしゃべったと大騒ぎになる。
事件当夜、杉浦のダンボールハウスに犯人が逃げ込んできたという。顔を見たという杉浦の証言で似顔絵が作られることになり、事件は一気に解決へと向かう。いきなりの手柄に黒木も悪い気はしない。だが、なぜか佐久間は複雑な表情だ。
特捜本部の刑事たちは杉浦の証言で作られた似顔絵をもとに捜査を始めるが、黒木は一人捜査から抜けると杉浦が捨てたという妻と娘のもとへ。かつて妻が握った塩結びを頬張りながら運送業を経営してきた杉浦。調子に乗って規模を拡張して失敗、うまくいかない仕事に嫌気が差した杉浦は仕事も、妻も、娘も捨ててホームレスになったという。
そんな杉浦にもとの生活を取り戻してやりたい。黒木は杉浦の家族が住むアパートを訪ねるが、娘・詩織(邑野みあ)は杉浦が黒木らに語った目撃証言はすべてウソだと思うと言う。杉浦は妻と娘の気を引こうとウソを言い、黒木のような善人を利用して家族との再会を企んでいるらしい。
杉浦の目撃証言はウソだった!? あわてて署に駆け戻った黒木だったが、すでに佐久間が杉浦のダンボールハウスにあった雑誌から杉浦のウソを見抜いていた。ホームレスにガセネタをつかまされ、おまけに杉浦と家族を再会させることにも失敗した黒木。さらに追い討ちをかけるように寺田(綿引勝彦)が引退を宣言。その寺田は黒木に自分の代わりを務めて欲しいと言う。
すっかり自信を失った黒木は神妙な面持ちで佐久間に自分を外してくれというが、佐久間は「大丈夫、これからです」と励ます。が、一人廊下を歩く佐久間はおかしそうに笑いを浮かべる。その笑いが意味するものとは…?
佐久間に不審を抱いた理沙(大塚寧々)は、黒木を刑事に復帰させたのはなんのためか、と厳しく詰め寄り、佐久間の真意を聞き出そうとする。
そんな理沙にキスをしようとして逃げられる佐久間。怒る理沙に冷たく言い放つ。
「昔の黒木に戻して……、そして叩きのめしたいだけだ」。
黒木は詩織から預かった箱を持って杉浦=ロダンのダンボールハウスへ。フタをとると、中から妻と苦労していたころに頬張ったという塩結びが出て来た。
「これだけ食って、ここから始めたんだ…」。
塩結びは杉浦の家族からの別れを意味するものでもあったが、杉浦にまたゼロからやり直して欲しいというメッセージでもあった。
涙ながらに塩結びを食べていた杉浦は突然立ち上がると、ダンボールハウスを壊し始めた。ダンボールの中で家族との時間を取り戻そうとウジウジしていた、それまでの自分に別れを告げるかのように…。
黒木も杉浦からもらった塩結びをむさぼるようにかぶりつきながら夜明けの街を一人歩いていた。自らの過去を捨て去ろうとするかのように…。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

まずは…
びば!!Tシャツと太ももー(笑)
あの寝そべったショットだけで丼メシ3杯くらいイケますな(*^_^*)

佐久間、なに企んでるんですかね? 超イヤーなヤツだなぁ。
持ち上げてみたり、落としてみたり。徹底的に黒木を叩きのめしたいみたいだ。
黒スーツになった黒木さん、青い制服姿よりは、やっぱり暑そう。応接室で汗かいている所はマヂ汗ではないかと…。
そしてロダン=杉浦さんとの、あの備品係室でのシーン。
杉浦に家族の事を聞き、借金苦で家族を捨てて逃げてきたことを聞いている、あの表情。
黒木にも「家族」に対する何か特別な感情があるのか?
最後に塩むすびを食べながらの所はウルウルきますたよ。

あー クリームソーダ飲みたくなってきましたね?
あと、アニソン(コンバトラーV)も歌いたくなってきましたね?

(視聴率:12.0%)

春のめざめ

2008年07月15日 22時47分15秒 | その他いろいろ
最近 劇団四季からは足が遠のいておりますが…
来年春に「春のめざめ」上演するようですね。
昨年のトニー賞で何部門だか受賞してました作品です。

今年もトニー賞授賞式を録画して見ましたけど、来日公演or邦訳で上演されそうなものは乏しかったかな~。
演劇部門で作品賞をとった「八月:オセージ郡」とかさー。まずオセージ郡ってドコだよ?から始まるワケで。
ミュージカル・リバイバル作品賞の「南太平洋」のサワリが少し見られたけど、久しぶりに日本で再演しないだろうか?
「魅惑の宵」とか良い曲なのに。
昔、滝田栄さんと一路さんの共演で観たっけなぁ(シミジミ)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ぷち新聞・雑誌祭り開催中です(笑)
今日は「TV Japan」
若干レザーのジャケットが暑苦し… いぇいぇ(^_^;)
内野さんのセクスィ~さが堪能できる赤バックのお写真ですね♪
さ、またまたプレゼント応募しなくては。
ほら“二度あることは三度ある”って言うぢゃないですか??

サンクスです

2008年07月13日 21時54分37秒 | その他いろいろ
沢山のアクセスありがとうございます。
ようつべの再生回数は700回を超えました。

今日は日刊スポーツをお買い上げ♪
ほぼ1頁もある記事は なかなか良かったですね。

15日にはTV Japan、17日には読売新聞 要チェックですね…

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

先日e+プレオーダーでハズレた、コクーン「人形の家」。
今日はCNのネット先行発売でした。
取れてよかったよーん。
ルヴォーさんの演出だから、ちょっと詩的かしら?
「ハムレット」で経験済みなセンターステージなので、向こうを向くとセリフが聞き取りづらいだろうな。

冷静と情熱のアイダ

2008年07月10日 23時06分39秒 | その他いろいろ
再びリピった「ゴンゾウ」2話。
どうも1回目っていうのは見るチカラが入りすぎて、冷静に判断できないのね(^_^;)
2回目がいいのね。安心して見られて。
あー あのパフェの生クリームになりたいなぁ(笑)とか
佐久間に腹を殴られたのに急須は手放さなかったのね…とか
お香が焚かれた中で精神統一して墨を摺ったのに間違う黒木さんとか、ね。(やっぱり“ヴァイオリン”じゃないと)

きのうのアクセス解析、アクセスキーワードの中に、「内野聖へい」っていうのがありました。
これは… いったい…?
なにを調べたくて このキーワードを入れたんでしょうか。不明でございます。
ちなみに「うちの まさあき」と読みます。
以後 お見知りおきを。

使えませんてば

2008年07月09日 22時20分33秒 | その他いろいろ
流から「私生活」のチラシと、某クリアファイルが来ましたね~

たまには良い仕事するぢゃないですか?流さんよー。
「皆様に使って頂きたく」
勿体なくて使えませーん!
昨年、長野で貰った「風林火山」のクリアファイルと並べて飾っておこうかなw

本当は会社に持っていってニタニタ眺めたいんですけど、1Fでは内野ファンというのが余り知られてないので、いまだヒミツなのさ(笑)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

7月19日(土)~21日(月・祝)までテレビ朝日でテレビあそびっていうイベントがあるみたい。
20・21と都内に出かけるので、遊びにいっちゃお。
ドラマ体験ブースって、どんなのかな?
棒つき飴ちゃん貰えるとか…(笑)

「ゴンゾウ」第2話:第一容疑者

2008年07月09日 22時13分07秒 | ウチノなお仕事
井の頭署の新人刑事・鶴(本仮屋ユイカ)と若手バイオリニストのもなみ(前田亜季)が何者かに銃撃された。幸い鶴は一命をとりとめたが、もなみは死亡してしまう。井の頭署には佐久間(筒井道隆)を中心とした精鋭部隊・捜査一課13係による特別捜査本部が設置される。
捜査一課時代の黒木(内野聖陽)の後輩でもあった佐久間は、今や備品係の“ゴンゾウ”に成り下がっていた黒木を捜査本部に加えるよう要請。黒木はのらりくらりと拒否するが、なんとしてでも捜査に加えたいという佐久間は、「それでも捜一のエース、鉄の男と呼ばれた男か」と黒木を殴りつける。惨めな姿をさらす黒木だが、あくまでも捜査本部への編入を拒否する。
精神科医の理沙(大塚寧々)はそんな黒木が歯がゆくて仕方がない。珍しくキツイ調子で「悔しくないの!」と詰め寄ると、黒木は今まで見せたことがない怒りの形相で理沙を追いつめる。
「悔しくないと思うか」。
黒木は3年も現場を離れた自分が捜査本部で使い物にならないことを認識していた。
捜査本部のメンバーでかつての同僚の岸(菅原大吉)が備品係の部屋へやってきた。黒木と旧交を温める岸は、一緒に捜査できなくて残念、と本音を漏らす。そんな岸の言葉に珍しく気弱な表情になる黒木。岸はそんな黒木を「俺は好きだよ、備品係の黒ちゃんも」と励ます。そんな2人の様子を遠くから窺う佐久間で…。
鶴が救急車の中で「私のせい」と何度も口走っていたことがわかった。事件の原因が鶴にあるというのか。
病院で意識を取り戻した鶴は、エリート刑事の兄・辰也(村上連)から状況を説明するよう迫られるが激しく動揺。理沙がしばらく鶴の面倒を見ることになる。
「私のせい」ということは、鶴に恨みを抱いている犯人がもなみをも巻き添えにした可能性がある。佐久間らの会話を耳にした日比野(高橋一生)は、自分が覚せい剤中毒で逮捕し最近出所した飯塚(加藤虎ノ介)が怪しい、と佐久間らに進言する。飯塚逮捕のきっかけは鶴の職務質問だったからだ。捜査本部への編入を希望する日比野は、佐久間の意に反し自ら取り調べたいと直訴。佐久間は黒木が同行するなら、と条件を出す。
仕方なく黒木は日比野と寺田(綿引勝彦)に同行。邪険に扱う日比野に言われるまま、部屋の外で待機していたが、日比野の強引な取り調べに飯塚は逆上。台所の包丁で日比野に襲いかかる。が、包丁は日比野を庇った寺田の背中に。黒木は暴れる飯塚の身柄を確保。しかし飯塚はアリバイが成立、結果的にはシロだった。
黒木を怒らせたことで落ち込む気持ちを告白する理沙に、ようやく心を開いた鶴は事件前後の状況を語り始めた。理沙に呼ばれて鶴の病室で話を聞く黒木。しかし、犯人が先にもなみに対して発砲したことはわかったものの、犯人の容貌など詳しいことは聞けなかった。それにしてもなぜ鶴は「私のせい」などと口走ったのか。疑問を口にする黒木に鶴は、美人で明るくて才能があるもなみを良く思っていなかったという。
「コンサート、心の中では行きたくないと思ってた。コンサートなんか出来なくなればいいのに、なくなればいいのにって。私がそんなこと思ったから…」。
あとはすすり泣く鶴に沈痛な思いを抱く黒木。
署に戻った黒木は、日比野の失敗に怒りを露にする佐久間に決定的な言葉を投げつけられる。
「穴を埋めろ」。
佐久間から缶コーヒーを受け取り、黙って口にする黒木。コーヒーの苦味に顔をしかめながら、捜査本部への編入という苦渋の決断を下していた。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

「全国の備品係さんに失礼だろう!」おう!!
「配属を決めるのは井の頭署の署長だ…」と真顔で言ったあと飴ちゃんを舐める黒木。
「悔しくないわけ?」と理沙先生に言われた後のシーンがなんとも切なくて。黒木に何があったのだろう?
3年間、辛い思いをして現場復帰を諦めようと頑張ってきた黒木。

それにCM前に急に出てきたイイヅカって誰だよ?!と画面に向かってツッコミ入れた人は多かったとオモ(笑)←「ちりとて」の四草さんですか。全然ワカんなかったデス。
あんな思わせ振りな泥まみれの靴見せておいてさ~。

来週は佐久間と理沙の過去の関係、さらにはスーツ姿に昇進♪した黒木、刺された寺さんが何故思い詰めているのか…
鶴ちゃんのコンプレックスは相当だな。

このドラマは見終わったあと頭がシビれるね~w(カ・イ・カ・ン)

(視聴率:10.4%)

No.239 「かもめ」

2008年07月07日 22時43分06秒 | 過去の観劇記録
2008年7月6日(日) ソワレ 赤坂ACTシアター 1階 K列 37番

トレープレフ=藤原竜也、トリゴーリン=鹿賀丈史、ニーナ=美波、マーシャ=小島聖、アルカージナ=麻実れい、ドールン=中嶋しゅう、シャムラーエフ=藤木孝、ポリーナ=藤田弓子、メドヴェジェンコ=たかお鷹、ソーリン=勝部演之、他。
原作=アントン・チェーホフ、演出=栗山民也。

19世紀末帝政社会崩壊前夜のロシア。前衛的な劇の創作に惰性的な毎日への不満の発露を見出そうとしている青年トレープレフは、美しい湖のほとりにある母の兄ソーリンの田舎屋敷に住んでいる。そこへ、著名な作家トリゴーリンを連れてモスクワから戻ってきた大舞台女優であるアルカージナ。湖の向こうに住む女優を夢見る娘ニーナに恋をしている彼は自作の劇をニーナに主演させ、母であるアルカージナらの前で上演するのだが彼女は茶化すばかりで真剣に取り合わない。起こったトレープレフは劇を中止する。医者のドールンはトレープレフの才能を評価し、励ます。
一方、ソーリン家の執事シャムラーエフとポリーナの娘マーシャはトレープレフを愛しているが、その想いは届かない。さえない教師メドヴェジェンコはマーシャを愛しているが、マーシャは無視している。ニーナはトレープレフの想いに気づいているが、女優として大きく成長しなくてはならないという野心に溢れている。ニーナの気持ちを受け止めたのは、トリゴーリンであった。そんな中、トレープは、自殺未遂をおこす…。
(あらすじは公演チラシより)

激しく眠い公演だった。
1幕100分、20分の休憩を挟み、2幕50分の長い芝居である。
台詞が右から左へ流れていってしまう。
1番面白かったのは母と息子のケンカシーン(^_^;)
またしても救いようのないラスト。ロシアの空にも似た、鈍色でドンヨリ加減のまま帰途に着くのは余り好きではないね…

登場人物の誰もが すれ違っていて、噛み合わなくて。
アルカージナは息子トレープレフを愛しているのに、行動が素直じゃない。からかったり なじったり。その息子は若干マザコンで、母の愛を受けているトリゴーリンの才能に嫉妬し、愛するニーナまで奪われるし、散々だなぁ。やはり最後はああなるようにしてなったのか。

これって誰が主役なんですかね?やっぱりトレープレフ??場面的にはトリゴーリンでも良いかなって感じでした(^_^;)

アルカージナ麻実さんは立ち姿・衣装の着こなしは流石の大女優っぷり!
ニーナ美波さんは成長著しい。ドールン中嶋さん良し。
歌って踊りそう(笑)藤木さん。
藤原君もすごーい長セリフ頑張ってたけど… どれもこれも同じにみえてきますた。
鹿賀さんのトリゴーリンはアチラの愛人も、コチラの若い愛人も、両方を上手く渡り歩き、結局のところ一番オイシイのかしら。