miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

今後の観劇予定

直近はナシです… コロナめ!

今年もお世話になりました

2014年12月31日 11時44分21秒 | その他いろいろ
2014年も、あと数時間で終わりですねー。
今年も色々とお世話になりました。
blogも随分休んでしまいましたけど、今後も続けていくつもりです。
来年春には内野さんのFCも解散になってしまいますし、某掲示板は今だ復旧してないし…

新しい情報を新鮮なうちにUpしたいと思っています。
来年もよろしくお願いいたします。

なつかしの写真で締めくくり♪
2007年4月、信玄公祭りでのパレードで撮影したものです。



仕事納メェ~

2014年12月27日 21時58分34秒 | その他いろいろ
本日会社の大掃除をもって仕事納めしてきました。
風が強くて寒いのなんの。
普段使わない所が痛いしさー。

なんだか年末バタバタしてて、年明けにやらなければいけない仕事が、まるで「子泣き爺」のように(笑)肩に張り付いてくるので
「えいッ」と投げてやりました(笑)←イメージですw

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

「禁断の裸体」で正式に公演日程が発表されて、さらに追加キャストが!
池内博之くんが、内野さん演じるエルクラーノの弟パトリーシオ役だそうです。
池内くんは「イリアス」の時以来ぢゃないですか~
楽しみですねー。

なんかもう脳内シミュレーションしちゃってて、まったく自分でも呆れますわ。

ええ、4月30日の大阪シアターBRAVA!千秋楽にどうやったら行けるか、というヤツです(^_^;)
『諦めよう』と思う反面『行けるかも』とも思い、何だか良く解らなくなってしまう…
どちらにしても仕事なのは間違いないので、ウダウダ考えようと思います。

29日に仕事が終わったら都内(20時くらいに到着)→新幹線で大阪へ(23時着)・泊
30日に公演観てソッコー帰る
で1日は仕事

なら30日に有休貰えれば…
とか、な。

シアタードラマシティなら近いのに。
なぜにBRAVA。遠いじゃないか(しかも1回しか行ったことない!)

くりすますぷれぜんと♪

2014年12月24日 22時27分39秒 | ウチノなお仕事

めりくり

ていうか!

シアターガイドさんのツイッターで、ついに「禁断の裸体」のヴィジュアルチラシが公開になりました!!



うほほほほほ(壊)
なんて素敵~!



え…日程が良く見えませんけど、

4月4日(土)~25日(土)@シアターコクーン
4月29日(水)~30日(木)@シアターBRAVA!

のようです。

ぐはッorz

25日は浦井大先生の「デスノート」チケ取ってしまった!
なんてこったい!

29日・30日なんて仕事だし…
なんてこったい!(G.W.の最中に大阪行こうとしている・笑)


2014年観劇総括

2014年12月23日 22時07分52秒 | その他いろいろ
2014年観劇ラインナップ。

1月 冬眠する熊に添い寝してごらん(コクーン)/真田十勇士(青山)
2月 シャーロック・ホームズ(東京芸術劇場)
3月 スーパー歌舞伎『空ヲ刻ム者』(新橋演舞場)/万獣こわい(パルコ劇場)
4月 蒼の乱(シアターオーブ)/ラブ・ネバー・ダイ×2(日生劇場)/カルミナ・ブラーナ(新国立劇場オペラハウス)/レディ・ベス(帝劇)
5月 ビッグ・フェラー×3(世田谷パブリック)/テンペスト(新国立劇場中)
6月 ビッグ・フェラー/コクーン歌舞伎『三人吉三』(コクーン)
7月 ビッグ・フェラー(びわ湖ホール)/七月大歌舞伎(歌舞伎座)/抜目のない未亡人(新国立劇場中)
8月 ラストフラワーズ(赤坂ACT)/炎立つ(コクーン)
9月 ファントム(赤坂ACT)/シェルブールの雨傘(シアタークリエ)/アルジャーノンに花束を(銀河劇場)
10月 ジュリアス・シーザー(さいたま芸術劇場)
11月 皆既食(コクーン)
12月 モーツァルト!(帝劇)/星ノ数ホド(新国立劇場小)/海をゆく者(パルコ劇場)

ということで…
24作品29公演でした。少ないねー。2月・10月・11月は1公演しか観劇してないなぁ。
しかも2月は大雪の影響で「もっと泣いてよフラッパー」を諦めざるを得ない状況に。

初演時に見逃していた作品が再演で観劇できたのはとても良かった(アルジャーノン、海をゆく者)
それにしてもこうして書き出すと節操のなさが良くわかるね(汗)←何年たってもミーハー丸出しw

29公演しか観てないけど勝手に総括。
ベスト3は…

●3位:シャーロック・ホームズ、ラストフラワーズ
「シャーロック・ホームズ」は韓国発のミュージカルだけど、キャストも熱演だし曲もなかなか、ミュージカルとして良い作りだったと思う。次の作品も発表されたが我ら(?)が浦井大先生は出ないからなー。
「ラストフラワーズ」は作品的にはもう一歩な感もあったけど大人計画と劇団☆新感線という演劇好きじゃない人もワクテカなコラボで上演してくれたのは凄かった。

●2位:ラブ・ネバー・ダイ、テンペスト
「ラブ・ネバー~」。突っ込み所は満載(笑)なのは重々承知。市村ファントムが観られた!
「テンペスト」は劇場空間の使い方と、夢を見ているかのようなヒトトキに。

●1位:海をゆく者
今年ラストの作品になってしまったが、5人の名優達の芝居を間近で観て、感じて、演劇の素晴らしさを改めて見直す作品となった。

「ビッグ・フェラー」が入ってないじゃないか、って?
だって内野な芝居を入れたら毎年1位になっちゃうしさー(^_^;)

○もう一歩…な作品
「真田十勇士」舞台上のテンションと自分の思い描いていたモノとのギャップorz
「空ヲ刻ム者」ちょっと難しい方向に進みすぎてしまったかな?モト亀ちゃんらしかったけど。
「皆既食」岡田君の初舞台はなかなかでしたが、自分的にテンションが上がらなかった。

さて、2015年はすさまじいことになりそうです…
なにせ内野さんの舞台だけで2本(禁断の裸体/東海道四谷怪談)
さらに魅力的な作品の数々!

来年は40公演突破するかも知れないぞ~

「自称・日本一アテにならない劇評」で頑張ってまいります。どうぞよろしく。

No.465 「海をゆく者」

2014年12月22日 22時22分24秒 | 過去の観劇記録
2014年12月21日(日) マチネ パルコ劇場 Y列 14番

ロックハート=小日向文世、リチャード=吉田鋼太郎、アイヴァーン=浅野和之、ニッキー=大谷亮介、シャーキー=平田満。
作=コナー・マクファーソン、翻訳=小田島恒志、演出=栗山民也。

アイルランド、ダブリン北部の海沿いの町にある家に、もう若くない二人の兄弟が暮らしている。
兄リチャードは、最近、目が不自由になってしまい、その世話のために戻ってきたという弟シャーキーは職がない。
酒癖の悪さで人生をだめにした弟は禁酒中だが、目の不自由な兄は大酒飲みで、クリスマスイブの朝も、起床直後に近所のアイヴァーンと飲んだくれている。
陽気で解放的で適当な性格の兄は、弟が顔を合わせたくない知人ニッキー(前妻の恋人)をクリスマスだから、とカードに誘って弟をおこらせる。
そのニッキーがつれてきた見知らぬ男ロックハードこそが、弟が最も会いたくない、会ってはいけない人物だったのである。
(あらすじは以前観劇された方のblogから転載)

5年前だかに初演で、当時も評判が良かったんですよね~
今回運良くチケットが取れました(しかも2列目!)

セットはリチャードとシャーキー兄弟が住む、地下の部屋。地下と言っても階段の踊り場に窓があり、結構明るい日差しが入る部屋である。
石造りの壁があり、叩けばホコリが出まくる(久しぶりに龍角散の匂いw)ソファや、脱ぎ散らかした服や靴、呑んだ酒瓶などが転がっている男2人の小汚い部屋。カミテ壁側にはクリスマスツリー。階段の途中の壁にはキリストの絵が掛けてあった。
カミテには台所・風呂場・裏口へと続くドアがあり、この上部分が地上となっていて、部屋から出ていったリチャードらの足部分が少し透けて見えるような感じになっていた。

幕開きすぐの鋼太郎さんの「シャーキー!!」という爆音(笑)に驚く。
あらすじなど殆ど知らずに観に行ったので、リチャードは目が見えないのだ、とその時に知る。
とにかく酒。酒。酒。
紅茶をいれてくれたシャーキーに対して、「アイリッシュコーヒーがいいな。コーヒーがなければアイリッシュだけで」なんて言う位である。
それでもって汚いらしい… お風呂に入ってないとかで、まぁそれはそれは素敵な『香ばしい』匂いがするのだろう。それと酒臭い…
痰を吐きまくってテーブルの角や階段の手すりにつけちゃうし(それを触ってしまったアイヴァーンとかの反応が面白い)
まさかの鋼太郎ナマ尻まで拝めるとは(汗)
なおかつ暴力的ですぐに逆上し、手に持った杖を振り回し怒号を発しながら、目が見えないというのに飛びだそうとするのだから。
いやはや手のかかる兄である。

兄の世話をする弟のシャーキーは最初のうちは文句いいながらも割と大人しめ。
1幕中盤でニッキーが連れてきた謎の紳士ロックハートと2人きりになった途端、話が急に動き出し、なおかつ2幕では禁酒していた酒を呑んでしまう。
ここら辺からシャーキーの鬱憤が爆発し、兄に対する想い、自分の情けなさがどんどんと出てきてしまう。
どの仕事も上手くいかず、酒を呑んでは暴れて酒場出入り禁止、妻には愛想つかされて娘とは離ればなれ、やっと就いた職場では雇い主の妻と出来てしまって…という負の連鎖にシャーキーはいたのだった。
だがボロクソに言っている兄は弟を信じていた。いつか元のようになってくれると。素直な少年時代の面影が兄の中にはずっと残っていたんだよね~
2幕ラストシーンは秀逸。
また平田満さんが素晴らしくて。もちろん他の4人の俳優さん達もお見事なのだ(このキャスティングをした方は凄いな)

こちらも飲んだくれの、アイヴァーン役は何の役をやっても素敵すぎる浅野和之さん。今回は妻にはアタマが上がらない亭主でした。動きがいちいちツボるわ~
ニッキー役の大谷亮介さん(お久しぶりです…)テンション高いな~ 今はシャーキーの元妻と交際しているらしく、事業も上手くいってオカネも持ってるみたい。恋人の名前を腕に彫っちゃうほど(なぜカタカナw)愛してるんだよねー。

ロックハード役の小日向さんが、また!上品なスーツ・コート・帽子姿も良くお似合いだが、あの少し半笑いの表情のまま、シャーキーを追い詰めていく様はゾクッとする。小日向さんが平田さんに壁ドンw(まったく萌ぇないが)
この小日向さんの役は詳しく書くと随分とネタバレになってしまうので書けないのだが、『彼』だって明るい暖かい所へ憧れてるんだよね。そうだよね…たしかに悪いことしたからだろうけど、そんな底の暗い所へずっと居なければいけないのは切なすぎる。
酔っぱらい具合もお見事でした!

照明も効果的でした。
色々なモノが舞台上を飛び交ってましたけどねw(ツバとかピスタチオの皮とか…)
それとポーカー! ある程度のルールを把握してると尚更面白いかも。
2幕は喫煙率が高し。それと舞台上が非常に寒い(幕が開いたら冷気がやってきた)←あれだけ熱量がある演技だからか…

5人の名優によるガチンコ芝居は非常に濃厚かつ満足の3時間でした。
どれだけ映像技術が発達しようと、やはり空気感とか密度とか、そういったものは劇場に来て実際に体験しないと。
演劇って素晴らしい、と改めて思った公演でした。

至福の3時間

2014年12月21日 23時06分01秒 | その他いろいろ
本日の「海をゆく者」にて2014年の観劇納めをしてきました。感想及び、恒例?の今年一年の雑感は後ほど。

素晴らしい3時間でした。奇跡な2列目!
舞台でスパークする男優5人の熱量と来たら。

クリスマス近くに観られて本当に良かった。


来年はどうしたら良いものか…

2014年12月19日 23時16分32秒 | その他いろいろ
なんか来年ヤバイんですよ…

演劇界が豊作なんだか駄作連発になるのか良く解らないけど(笑)、とにかく要チェック!な公演がこんなにも…(順不同)
(ちなみに●はチケ確保済み。★は絶対に観に行くぞ!)

『真田十勇士』 2015/1/8-1/25(赤坂ACTシアター)
『三人姉妹』 2015/2/7-3/1(シアターコクーン)
『正しい教室』2015/4/2-4/19(パルコ劇場)
ミュージカル『エリザベート』2015/6/13-8/26(帝国劇場)★
音楽劇『ライムライト』2015/7(シアタークリエ)
ミュージカル『貴婦人の訪問』2015/8(シアタークリエ)
ミュージカル『ボンベイドリームス』2015/1/31-2/8(東京国際フォーラム)●
『デスノート The Musical』2015/4/6-4/29(日生劇場)●
『トロイラスとクレシダ』2015/7-8(世田谷パブリックシアター)★
『禁断の裸体』2015/4(シアターコクーン)★
『東海道四谷怪談』2015/6/10-6/28(新国立劇場)★
『ハムレット』2015/1/22-2/15(さいたま芸術劇場)●
『リチャード二世』2015/4/5-4/19(さいたま芸術劇場)
ミュージカル『タイタニック』2015/3/14-3/29(シアターコクーン)
『いやおうなしに』2015/2/5-3/1(パルコ劇場)●←KAAT公演
劇団☆新感線オールスターチャンピオン祭り『五右衛門vs轟天』2015初夏★
ミュージカル『サンセット大通り』2015/7/4-7/20(赤坂ACTシアター)
ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』2015/6(シアターオーブ)
ミュージカル『シャーロック・ホームズ2~ブラッディ・ゲーム~』2015/4/26-5/10(東京芸術劇場プレイハウス)
『ART』2015/4/28-5/10(サンシャイン劇場)
『十二夜』2015/3/8-3/30(日生劇場)
『六本木歌舞伎 地球投五郎宇宙荒事』2015/2/3-2/18(EX THEATER ROPPONGI)●
『Golden Songs』2015/2/13-2/23(東京国際フォーラム)●

特に3月から5月にかけてのドドーかつ嫌がらせか!って(違)
2月も仕事忙しいし雪の心配もあるのに結構予定入れちゃって(^_^;)

オサイフも身体も持ちませ~んorz

キャスト発表されたけど…

2014年12月15日 23時19分09秒 | その他いろいろ

2015年再演の「エリザベート」(東宝版)のキャストが発表になったんですね…

「エリザベート」(2015年6月13日~8月26日)@帝劇
エリザベート=花總まり、蘭乃はな
トート=城田優、井上芳雄
ルイジ・ルキーニ=山崎育三郎、尾上松也
フランツ・ヨーゼフ=田代万里生、佐藤隆紀(LE VELVETS)

ついに高嶋兄がルキーニ卒業。なんだかんだ文句いいつつ初演から馴染んできたので、育三郎&松也がどれだけ行けるのか?
なんか文句言いたい(笑)東宝の「花總まり押し」えー またですかorz
シシィのドレスが凄くゴーヂャスになるんかな…
蘭乃はなさんは未見ですが、2014年11月(つい最近じゃん!)に宝塚を退団されたばかりとの事。
でもってトート閣下ですよー。ジャイアント城田くん(笑)が復帰で、芳雄トート!(ここだけ叫ぶ)
フランツが田代くんと佐藤くん… LE VELVETSには余り良い印象が無いんですけど(どーも「ファントム」のシャンドン伯爵の印象が、な。それと「美カンヌ」化粧品のCMかw)

ともかくキャストが若返ったことは事実。プリンシパルキャストの中で最年長が花總まりさんだ、というのも事実(^_^;)

何だろう、この凹み感…
2004年の熱狂は宝箱に入れてしまって大事にしておこう、と思ふ今日でした。

さてもう1本は…



「貴婦人の訪問」(2015年8月)@シアタークリエ
脚本=クリスティアン・シュトルペック
音楽=モーリッツ・シュナイダー、マイケル・リード
演出=山田和也
アルフレート=山口祐一郎
クレール=涼風真世
マチルデ=春野寿美礼
マティアス=今井清隆
クラウス=石川禅
ゲルハルト=今拓哉
ヨハネス=中山昇

「エリザベート」のかつてのプリンシパルキャストがクリエに大引っ越し(笑)
つーか脚本の人も作曲の人も知らんてば!
“ウィーンで大ヒット!”って言われてもな~

No.464 「星ノ数ホド」

2014年12月14日 21時58分04秒 | 過去の観劇記録
2014年12月13日(土) マチネ 新国立劇場・小 バルコニー CB列 13番

マリアン=鈴木杏、ローランド=浦井健治。
作=ニック・ペイン、翻訳=浦辺千鶴、演出=小川絵梨子、他。

物理学者のマリアンと養蜂家のローランド。
二人が出会ったのは雨のバーベキュー場。その時、彼には妻がいた。
あるいは、晴れた日のバーベキュー場で出会い、恋におちた。
いつしか別れてしまった二人が再会する時、ローランドは別の誰かと婚約していた。あるいは……。
あの日、違う受け答えをしていたら?あの日、二人の状況がまったく逆だったら?
さまざまなパターンを繰り返しながら物語は進行し、やがて二人に運命の日が訪れる……。
(あらすじは新国立劇場HPより)

2人芝居。1幕モノ、約85分。
セットチェンジなし。中央の丘に大きな枯れ枝の木が1本。取り囲むように階段状の(奥が高く手前が低い)煉瓦造りか何かの回廊風。
カミテ手前に部屋の居間、シモテにダイニング、カミテ奥にベンチが置かれた広場の高台。

この舞台は演じている役者にとっては、とても大変な脚本だ、という感想。
まずは同じ(ような)セリフやシチュエーションが場面毎に数回繰り返される、という事。
金属音で「ティン!」と鳴るのが合図らしく、また同じ(ような)テンションで演じなければいけません。
これは役者にとって物凄く力量が問われる舞台だなぁ…と思いました。

なんだか小田和正さんの名曲「ラブストーリーは突然に」みたいな。
“あの日 あの時 あの場所で 君に逢えなかったら 僕らはいつまでも 見知らぬ二人のまま”

「もし数分前に家を出ていたら? もし今日出掛けなかったら? もしあの時…」
という、“神様のいたずら”というか“ボタンの掛け違い”というか、そういう選択肢を自分で選んでいるつもりなのに、実は決まった事なのだ、という…

何だか最初捉えづらくて、アタマの中「ぽかん」状態でしたが、3場面目か何かで物理学の専門家であるマリアンが「量子力学」だとか「分子」がどーの、だとか「量子」がどーの、だとかいうセリフの中で合点がいくのでした。

ある場面では、一緒に住んでいるマリアンとローランド。
・マリアンが浮気してしまうヴァージョン
・ローランドが浮気してしまうヴァージョン
があったり、

はたまたマリアンにローランドがプロポーズする場面
・マリアンに断られてしまうヴァージョン
・ローランドがプロポーズの言葉を書いた紙を忘れてしまった
とか、上手くいくのも勿論あるのですけど…

最終的にたどり着く結末は、「マリアンに脳腫瘍が見つかって、やがて自分が言いたいことが言葉に表せなくなり、あまり長くはない」
という所らしいです。
この辺は、ついこの間アメリカの女性が完治困難な病気の為に「安楽死」を選んだニュースがありましたが、それを思い出しました。

同じシーンで5回くらいパターンがあったのに、後半はだんだんと少なくなっていったり、短くなっていったり…
だけどラストシーンでは、互いに幸せの再スタートだったと思う、社交ダンス教室での再会、というシーンで終わりでした。
もしかしたらこのシチュエーションではマリアンが病気にならないかも知れない、…という淡い期待を観客に抱かせたのかなぁ~って、

とにかく鈴木杏ちゃんはキャリアな感じが嫌みにならない、そんな女性を熱演。
うりゃい大先生は養蜂家という事で、なんとなく本人の雰囲気のまま、な感じでした。

2人芝居なので出ずっぱりで、着替えも舞台上で。2人とも着替えシーンがありました。
浦井くんは「ビッグ・フェラー」でパンイチ姿も見てるので別に(笑)