2004年7月27日(火) アートスフィア 2階 A列 28番
記念すべき80回目の観劇です。とあるツテから譲っていただいたチケで、2回目の「モンテ」を観させていただきました。
24日は1階席上手だったのですが、27日は2階席。
セリフの聞き取り具合や舞台の見え方が全然違います。ハッキリ言って凄くいいっ☆
目の前を遮るモノがないという事は、何と幸せなことでしょう。
この回では、内野さんが舞台装置上部にあがってタイトルが出る時に、拍手がありました。前の時には無かった拍手が!
もちろん私もオペラグラスを速攻置いて、拍手しました。
2回目ということもあり、舞台の展開にも馴れたのか、細かい所までよく観察できたように思うのですが…
でもほとんどオペラグラスで内野さんの表情ばかり追いかけてしまって(笑)
イフ城の地下牢で歳月が過ぎていくと、ダンテスの囚人服も きちんとボロボロになっていったりして。
ファリア司祭が亡くなるシーンも 涙が出そう。またここのセリフが素晴らしい。
2幕目で、モレル氏の息子マクシミリアンが「エドモン・ダンテスという男をご存じですか?」と伯爵となったダンテスに言います。ここの表情がぁ~(>_<>
いよいよ復讐も佳境に近づき、あと一歩という所でメルセデスが息子アルベールの命乞いをしに来ます。このシーンもお二人の迫真の演技が素晴らしいですが、次のダンテスの復讐への信念が揺らぐ所が…
心の中でファリア司祭に、この後どうしたらいいのかと問いかけます。ファリア司祭は言います。「お前に第三の生をあたえよう。すべてが終わったら、生きている者を愛しなさい」
涙と汗と鼻水がまじった内野さんの表情が!
それにしてもこの脚本は本当に良く出来ています。そして文学座の俳優さん達も皆さんお上手な方ばかりで、安心して観ていられる、そんな舞台でした。