miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

今後の観劇予定

直近はナシです… コロナめ!

No.608 「クイーン・エリザベス-輝ける王冠と秘められし愛-」

2019年05月26日 23時02分37秒 | 2019年の観劇記録
2019年5月26日(日) マチネ 日生劇場 2階 G列 センターブロック ほぼセンター

女王エリザベス=大地真央、ウィリアム・セシル=西岡德馬、レスター伯=長野博、エセックス伯=髙木雄也、女官べス=樹里咲穂、廣田高志、増澤ノゾム、藤川三郎、粟野史浩、平尾仁、佐渡稔、他。
脚本=齋藤雅文、演出=宮田慶子、美術=伊藤雅子、照明=中川隆一、衣装=半田悦子、他。

王位を巡る熾烈な争いに巻き込まれながら即位した女王エリザベス。父の代からエリザベスを見守り、今は国務長官として彼女の片腕となっているウィリアム・セシルの助けもあり、エリザベスは次第に女王としてその政治的手腕をふるっていく。周囲から国を守る為に政略結婚を迫られる中、エリザベスは、自分は国と結婚したのだと宣言し、未婚のまま王として生きると決意する。
そんな中、彼女の心の支えとなっていたのは側近のレスター伯であった。しかし同時に妻のある臣下との許されない恋はエリザベスを苦しめる。一方、大国スペインの侵攻計画や、女王暗殺の陰謀が判明するなど、国を取り巻く状況は油断のならないものだった。遂に来襲したスペインの無敵艦隊に対し、甲冑を身に着け野営地の兵たちを鼓舞したエリザベスは、国を守ることには成功するが、最愛のレスター伯を失ってしまう。その心の隙間を埋めたのは、若く魅力あふれるエセックス伯だった。しかし、政治を操ることが得意でなかった彼は不満分子に祭り上げられ、謀反の罪でとらえられてしまう…
(あらすじは公式HPより)

千秋楽観劇。
客層が入り乱れていて若干カオスだった(^_^;)

大地真央サマ久しぶりに観劇します!私が観劇ヲタ駆け出しの頃、よく東宝ミュージカルで拝見していました。
今も昔も相変わらずのセリフ回し…でございました。
美しさは前と変わらずで、豪華な衣装が良くお似合い、そして普段着のように(?)着こなしてらっしゃって♪
ワタクシ的には若干微妙なのですが、ジャニーズのお二方が目当ての女子も沢山いらっしゃって(汗)特に髙木くんが出るたびにオペラグラスの使用率がハンパない!
お二方とも無難でした。若干長野くんの1幕始まって すぐ位のセリフが…ううorz(以下略)

そして脇を固める!素敵なメンズ達!
西岡德馬!廣田高志!増澤ノゾム!粟野史浩!
そのほか文学座の方が結構出演してまして、ああ安心します♪

それとエリザベスの女官ベス(同じ名前)を演じた樹里さんも年齢の演じワケが良かったです。

ミュージカル「レディ・ベス」の後日談(?)的なw
だからフェリペとかセリフで出てくると古川くんか平方くんか?とか
首切り役人!とか
ロバート大杉!とか
ロバート=ロビンちゃん!おお!吟遊詩人!とか
脳内爆発していました(笑)

2幕、どういう風に終わるのかな~と思って観ていましたが、エセックス伯の件で、あーでこーで、なのですな。
帰りにウィキ調べて納得するアリサマでした。

千秋楽なのでご挨拶あり。
マオザベス様のウィットに富んだお言葉♪
大ロバート長野くん(髪の毛 地毛なの?)
小ロバート髙木くんは客層について若干爆弾発言し(いやほら、そりゃHey! Say! JUMPのヲタさんより、かなりババァですよw)
樹里さんはマオ様からの差し入れで肥ってしまい、衣装がパンパンになったとか
德馬さんは昭和45年から日生に立っているので…と。その頃生まれていない人もいますよね~、とおっしゃってました。

キャスト変えて新国立とかで観てみたい気がしました。


おっと…

2019年05月22日 22時48分13秒 | その他いろいろ
※以下私見です※

油断していたワケではないんだが…

今朝の某(?)ネット記事に若干ボディブロー来たけど、このドラマ始まる前から「ブレイクしたら何かクル」と思っていたので、やはりな、という感もある。
某所のコメやツイも沢山読んだが…orz

毎回ノボリ調子の時に何かしらアルので、身構えるクセが付いてしまった(^_^;)

夕方 ご本人にインタした、という某(またw)記事を読んだが、記者への対応がオトナになってて嬉しくなった(ヲィ)
あんな返しもできるようになったのか~♪
う~ん感慨ひとしお。

その後 某ニュースが各局ニュース番組やワイドショーで取り上げられているので、上記某話題は拡散が少なく終わりそうです。



展!

2019年05月21日 19時30分25秒 | ウチノなお仕事
「きのう何食べた?」展


テレビ東京系列で放送中のドラマ『きのう何食べた?』(原作:よしながふみ・講談社「モーニング」連載中)は、西島秀俊演じる筧史朗(シロさん)と、内野聖陽演じる矢吹賢二(ケンジ)の男性カップルの食卓を通して、あたたかくて優しく、時にはほろ苦い人生の機微を描く、今期大注目のドラマです。
本展覧会では、原作やドラマが丁寧に表現している“あたたかくて優しく、時にはほろ苦い人生の機微”を、ドラマの舞台セットの再現や、ドラマで使用された小道具、数々の名シーンの場面写真とともに、原作コミックの複製原画も展示。さらに、会場には展覧会ならではの限定オリジナルグッズも販売。
ドラマと原作の世界観を立体的に空間に落とし込むことで、シロさんやケンジの日常と、自分たちの日常が交差するような、そして、会場を出るころに思わずお腹がすくような、そんな展覧会です。

営業時間:11:00~20:00
※会期中無休、30分毎の時間指定入場
入場料:前売り 800円(税込)(特典付き)
※未就学児無料

プレイガイド:ローソンチケットにて
前売り券:5/25(土)10:00~発売
※当日券の発売実施については後日案内
Lコード:38463 電話予約:0570-000-777 
インターネット予約 https://l-tike.com/event/kinounanitabeta-ex/
(公式HPより)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

展覧会!「おっさんずラブ」の時もたしか展覧会あって、大盛況でしたよね~(局が違うってw)
個人的には内野さんのファンなので、展覧会は若干微妙な感もありますが(^_^;)
「化粧二題」で都内に出る期間中なので、チケット取って行こうかしら~
(あー ネックはローチケorz)

限定オリジナルグッズなにかな~
ケンジが使ってるスマホカバーとか嬉しいわ。
あと「針ネズミ」のTシャツもしくはグッズでしょ!
バナナケーキも売ったらいいのに。それとサッポロ一番みそラーメン♪

武闘派の権化!

2019年05月16日 21時51分23秒 | ウチノなお仕事


内野聖陽 映画「初恋」出演決定!

内野聖陽が2020年公開の映画「初恋」に出演することが発表された。
同作は、希有の才能を持つ、プロボクサー葛城レオが、負けるはずのない相手との試合でKO負けを喫したことから、人生の歯車が一気に狂い、アンダーグラウンドの世界で巻き起こる人生で最高に濃密な一晩を描いた物語。
三池崇史監督によるオリジナル作品で、5月15日(水)フランスで行われた第72回カンヌ国際映画祭2019の「監督週間」に選出された。
内野が演じるのはヤクザきっての武闘派・権藤。
喧嘩っ早さから敵も多く、チャイニーズマフィアから恨みをかっているという役どころ。

内野は「私に課せられた任務はとにかく武闘派の権化!
今の時代では生きにくい昔気質の任侠の男、権藤で出演出来たこと、とてもうれしく毎回撮影現場に行くのがとても幸せでした。
なぜなら、三池さんは、映画を深く愛し、スタッフを愛し、出演者を愛しながら、様々な苦境と闘うユーモアたっぷりの監督だったからです。
初恋という題名からこんな映画ができると誰が想像したでしょう。
とにかくとても胸がすっきりするような映画です。三池ワールドで大暴れする喜びを感じられた日々でした。
三池さんが描きだした、日常と非日常の対比が、日本以外の世界でどんな受け止められ方をするのかとても興味があり楽しみです。
モラルとは全く関係ないところに気持ちよく存在する三池映画の魅力を諸外国の皆さんにも楽しんでいただけたらうれしいです。」と意気込みを語った。

映画「初恋」は2020年公開予定。
ぜひご期待ください!
(スターダストHPより)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

やっと正式発表!あれ、恋愛映画じゃなかったでしたっけ?
三池さんの作品は余り馴染みがないですが(そもそも映画を余り観ない・汗)
ケンジとの差に また打ち震えております♪

No.607 「ハムレット」

2019年05月12日 22時54分23秒 | 2019年の観劇記録
2019年5月12日(日) マチネ シアターコクーン 1階 M列 センターブロック カミテより

ハムレット=岡田将生、オフィーリア=黒木華、レアーティーズ=青柳翔、フォーティンブラス=村上虹郎、クローディアス=福井貴一、ポローニアス=山崎一、ガートルード=松雪泰子、ホレイシオ=竪山隼太、亡霊ほか=冨岡弘、ローゼンクランツ=薄平広樹、ギルデンスターン=内田靖子、劇中妃ほか=秋本奈緒美、他。
作=ウィリアム・シェイクスピア、翻訳=河合祥一郎、演出=サイモン・ゴドウィン、美術・衣裳=スートラ・ギルモア、音楽=かみむら周平、他。

何回観てるんだろう「ハムレット」(^_^;)
今回はサイモン・ゴドウィン演出版。
そして岡田将生くんがハムレットって、またチケット取りづらいやつですね…

ぐるぐる回るセットは良かったです。
Yの字みたいになってて、3方向で場面が変わる感じ。中央にはかなり高い塔。
衣装は現代チックで、場面転換時の音楽(かみむら周平氏じゃないすか!)がドラマチックすぎて、2時間サスペンスドラマを見ているような感覚になった。
1幕の終わり方も、最近流行のイイ所で急にCMに入って「続きはCMの後で」のような感じ。
ハムレットが懺悔中のクローディアスを後ろから刺そうとするシーンで終わりになりました…
あ、新しい(^_^;)
全体的に軽めというか…
ハムレットとフォーティンブラス以外が地味っていうかorz
演技はいいけど華って大切だなぁと思うトコロもあり(汗)

そんな中(?)タイトルロールの岡田将生くんは見目麗しいっすね~♪
自殺を図ったことがあるのか手首には包帯が巻かれている岡田ハム(略すなw)
松雪泰子さんとの親子感…(あんまり無いな)
黒木華ちゃんオフィーリア!精神を病み、有名な花を渡すシーンで自分の髪の毛を毟って花に見立て、手渡していく非常にシュールで痛々しい演出になってました…
クローディアス福井さん。もっとアクが強くてもいいかも。それとポローニアスの山崎一さんも(細いからな~。肥ったネズミではないしw)
ホレイシオの堅山くん、レアティーズの青柳くん他初見の俳優さんが沢山。
亡霊登場シーンももう少し重みが欲しい。セリフのテンポが速過ぎるのでは無いだろうか?
まぁ他に観た「ハムレット」の亡霊は平幹二朗さんや國村隼さんだったから(^_^;)
それと意外すぎたロズギル!なんとまぁ夫婦の設定??ギルデンスターンが女性って!(設置が活かされていたかは謎)
フォーティンブラス虹郎くん。赤い衣装 お似合いでした~。やっぱフォーティンブラスにはチカラが無いといけませんてw
そう思うとジョン・ケアード版のハムレットはなかなか凄いなぁと。あのキャスト数だったし、ハムレットとフォーティンブラスが同一のキャスト(=内野さん)だったし!

舞台的にはオフィーリアの葬儀シーンあたりからグッと締まった感あり(@個人的感想)。ラストのフェンシング決闘シーンは本格的で良かったです。

カテコでスキップする岡田くんが可愛かった。

No.606 「レ・ミゼラブル」

2019年05月12日 22時14分55秒 | 2019年の観劇記録
2019年5月11日(土) マチネ 帝国劇場 1階 U列 シモテサブセン

バルジャン=佐藤隆紀、ジャベール=伊礼彼方、ファンテーヌ=濱田めぐみ、エポニーヌ=屋比久知奈、マリウス=海宝直人、コゼット=生田絵梨花、テナルディエ=橋本じゅん、マダム・テナルディエ=森公美子、アンジョルラス=小野田龍之介、他。
指揮=若林裕治。

もう20年以上観劇してて、東宝もテレザーブしかない時代からお世話になり、ナビザーブ全盛になり今に至るw
そして!なんとまぁ今更感満載だが(笑)ナビザーブ貸切公演初開催!
チケット取れて良かった~。初めてのナビザ貸切公演を観られて幸せでした。

キャストは前回(5/4マチネ)とだいぶカブってる感はありますが、やはり1階席はいいですよ。しかも前列のヒトが最後まで来なかった…(勿体ないわ~。1つ前に行きたかったorz)のでストレス無く観劇できました。

今回の大注目はモチのロンでファンテーヌの濱田めぐみ様です!
すさまじい!よくオーディションを受けてくださった。そして観られて良かった…
はぁぁ~あの短い前奏になってしまった「夢破れて」世界が一気に広がる!「夏あの人来て喜びに溢れた 私抱いたけど秋にはもういない」って、感情のノリ方が違う!別次元!
娼婦のヤツれ方、病院での亡くなり方…
どれもこれも心揺さぶられ、涙が溢れる。
ラストでバルジャンを迎えにくるシーンは随分とレムみがあるが(笑)オペラグラスが曇って見えないですよ!
あとはシュガーバルジャン、ちょっと歌がお疲れ気味かな?とは思ったが、やさしい歌声にほれぼれ。
伊礼ジャベ。まあ前回観劇がリオ・ウエハラの濃~いジャベだったので、薄味ですw
「自殺」のシーン良かったわー。
海宝マリウスだったので、生田コゼとのバランス良し。うん。ぼんぼんマリウス素敵っす。
モリクミさんのマダム…相変わらずパワフルで(^_^;)
アンジョは小野田くんしか観られなかった…ビジュアル…大切…
橋本じゅんテナ!おおっ!前回はまだ固かったけど、今回は随分と自由度が増した!
いろいろ小芝居を挟んでくれて、じゅんさん色が強くて楽しかったです♪

終演後はなんとナビザ貸切スペシャルカテコ!
小野田くんとモリクミさんの司会で始まり、チケットの半券を使った抽選会!
るんるん(死語)と半券が入った箱をガサガサするキャストのカワイイ事よ(特にシュガーパイセン)
なんとまぁ同じ1階U列から2つも当選が!しかしバルジャン賞に当選した人は既に帰られていたので、近くの人たちが全力で×印を手でサインして、舞台上のキャスト達は「??」になってましたが、事情がわかって最抽選になりましたw
そのあと伊礼くんが挨拶(「伊礼彼方の貸切公演へようこそ!」とか・笑)
さらにシュガーバルジャンが挨拶。「伊礼彼方ソロコンサートへようこそw」とか「今後もナビザーブをよろしく」って!

凄いホッコリして終わりました。
ナビザ貸切いいぢゃないすか~
今後も色々な演目でやりましょうよ♪(エリザはあるけど他も頼むし!)

10連休も あっという間

2019年05月06日 18時36分42秒 | その他いろいろ
10日もある~!とか思っていたら、あっという間に終わったw
ホットヨガ6回、片付け、洗濯、衣替え、不要品売却(は~。切ない)、観劇、観光、あとひたすら運転手(^_^;)

さて、明日から通常営業以上に頑張らないといけませんよorz
そして11日にはまたレミ観に行きますよw
初のナビザーブ貸切公演ですよ!なんで今まで無かったのだろう。
もう濱めぐ姐さんのファンテーヌが楽しみすぎて仕方ない!

レミの後は国立科学博物館で開催中の「大哺乳類展」に行く予定です。
八女姐さんがヒンジ萌ぇしているのを横から見るのです♪
12日は久しぶりにシアターコクーンで「ハムレット」ですぅ~
時間があれば三茶に行って「最貧前線」の本チラシ貰って来たい気分なのですが。

なんやかんやで、すぐ6月が来ます…
内野さんの舞台が始まる!!待っていた2年間。
「最貧前線」は水戸と世田谷パブと、大楽の大和公演に行く予定でおります。
「化粧二題」も含め、どこかでお会いできる皆様、お久しぶりになるかと思いますが、よろしくお願いします。
管理人7.5kg痩せました!(笑)

No.605 「良い子はみんなご褒美がもらえる」

2019年05月06日 17時59分26秒 | 2019年の観劇記録
2019年5月4日(土・祝) ソワレ 赤坂ACTシアター 1階 M列 センターブロック ほぼセンター

アレクサンドル・イワノフ(アレクサンドル、と劇中で呼ばれる)=堤真一、アレクサンドル・イワノフ(イワノフ、と劇中で呼ばれる)=橋本良亮(A.B.C-Z)、医者=小手伸也、サーシャ(アレクサンドルの息子。名前はアレクサンドル・イワノフ=父と同じ名前)=シム・ウンギョン、大佐=外山誠二、教師=斉藤由貴、他。
作=トム・ストッパード、作曲=アンドレ・プレヴィン、演出=ウィル・タケット、指揮=ヤニック・パジェ。

舞台はソビエトと思われる独裁国家の精神病院の一室。
誹謗罪でつかまった政治犯の男(アレクサンドル・イワノフ)と、自分はオーケストラを連れているという妄想に囚われた男(アレクサンドル・イワノフ)。
全く異なる状況、立場で同じ精神病院へ送り込まれた二人。
社会から完全にはみ出している人間を、社会はどう扱うのか…?
(あらすじは公式HPより)



英語の原題であるEvery Good Boy Deserves Favourは、五線譜を覚えるための英語の語呂合わせ。一番下からミ(一点ホ)、ソ(一点ト)、シ(一点ロ)、レ(二点ニ)、ファ(二点ヘ)で、この音は英語ではE,G,B,D,F,つまり" Every Good Boy Deserves Favour "と頭文字を覚えれば、どの線にどの音が引っかかるのか譜読みするときにすぐ思い出すことができます。
つまり私たち日本人が√2の値を「ひとよひとよにひとみごろ」と覚えるような言葉遊び、語呂合わせの一環です。
この語呂合わせのように「社会はそういうものだから、従っていればいいのだ」と教え込まれ、そして何の疑問もなく「社会はそういうものだから」と生活をしている自分たちの姿を想像してみてください。
自由な世界に生きているはずが、実はとても不自由なものに感じられるのではないでしょうか。


と、公式HPでも書かれています。
トム・ストッパードの作品は4作品目なのですが(コースト・オブ・ユートピア、アルカディア、ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ)、どれも難解というか理解するのに時間がかかる作品が多い印象です。

舞台上にはフル・オーケストラの皆様がいて、その手前に階段(5段だった!これ、楽譜を表現しているらしいです)シモテとカミテに見張り台のような階段セット。シモテ側手前には医師の診察室。オケの指揮者が軍服を着ていたのにも意味アリ(と思う)

グレーを基調とした囚人(病人?)服。
看守らしきダンサーさんが7人(これ、音階を表現しているらしいです。ううーん。観る前に知っておけば良かった情報が多すぎる!)

自分はオーケストラを連れている、と言い張るイワノフ。一方アレクサンドルは政府に対する反逆で同じ病室(?)監獄(?)に入れられる。
この二人が(いや、アレクサンドルの息子を入れれば三人が)同じ名前なのもミソなんだと思う…

もしかして自分もアタマの中にオーケストラいるかな~とか思う時もあるが(^_^;)
まぁイワノフほどではない。
オーケストラ=社会の秩序の象徴らしい。(「らしい」多いなorz)
和を乱すモノは排除される傾向にある現代だから、この作品を今観るというのも良いのではないかな。
このタイトルの「良い子」も、言うこと聞いて大人しくしてれば…って事だし、「ご褒美」も和にハマっていれば良いこと(?)あるよ~って暗に圧をかけられている感じ。
イワノフの発言に面倒くさくなって、「オーケストラはいる!」と叫んでしまう医師や、その上司である大佐の言うことには何の意見を挟むことが出来ない体勢。
また大佐の登場シーンがねぇ~。白飛びするくらいの神々しい照明と音楽…
「天才」と呼ばれている大佐だけど、結局病院(いや、監獄か?)内でアレクサンドルにハンストで死なれては困るので、とらえどころのない質問を双方にして出してしまうんだな。

サーシャが歌う歌も、音階に意味があるらしく(^_^;)自分は解らなかったけどw
「パパ、言うこと聞いて…楽になるから」とか「お願い、嘘ついて」とパパの意思を曲げてでも出てきて欲しい息子の願い。
堤アレクサンドルの憔悴加減が凄い。
イワノフの橋本くん初見。難解な戯曲でしたが頑張っていました。橋本くん目当てのジャニーズファンも沢山いましたが、こういう作品に触れて、他の演劇にも興味持ってもらえたらいいなぁ~と思います。
小手さんの医師がいいキャラしてますw

ダンスがコンテンポラリーだったし、なんだか観劇後はアタマウニになってました…
ラストでアレクサンドルが見えないオーケストラの指揮台に立った意味とか、色々友と語り合いながら劇場を後にしました。
トム・ストッパードって深いわ~