miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

今後の観劇予定

直近はナシです… コロナめ!

No.636 「A CIVIL WAR CHRISTMAS」

2019年12月30日 23時37分56秒 | 2019年の観劇記録
2019年12月28日(土) ソワレ すみだパークスタジオ倉 B列 ほぼセンター

原慎一郎、田村良太、加藤潤一、法月康平、佐野眞介、小林遼介、三森千愛、松原凜子、髙橋果鈴、麻尋えりか、友部由菜、道垣内真帆、加能大、鳥居留圭。
脚本=ポーラ・ヴォーゲル、翻訳・訳詞・演出=上田一豪、音楽監督=小澤時史、美術=柴田麻衣子、他。

1864年のクリスマスイブ。ワシントンD.C.を流れるポトマック川を隔てて南軍と北軍が睨み合っている。
時の大統領リンカーンは妻のクリスマスプレゼントのためにお忍びでホワイトハウスを抜け出していた。
妻を奴隷商人に攫われた北軍の黒人兵士は妻を探しに戦場へ。北軍に家を焼き払われた南部の青年は復讐のために戦場へ。
負傷兵、暗殺者、看護師、馬などなど。数えきれない沢山の登場人物達がそれぞれクリスマスを過ごす中、家族を思い、国を思い、未来に思いを馳せている…
アメリカに伝わるクリスマスソングや民謡が物語を彩り、今も変わらないクリスマスへの人々を暖かく語る音楽劇。
(あらすじは公式HPより)

初めて行きました「すみだパークスタジオ倉」。駅から遠い!Google先生がいなかったら辿り着かなかったかも知れない(^_^;)
それとTipTapさん製作の作品も初めてです。

リーディング公演、という名称になっていましたが、台本を持って読むシーンは本当に少ししかなく、ほぼほぼ完成されたミュージカルとして楽しむことができました。
南北戦争のお話なので、上演前に前説があり、ちょっとだけ理解(?)した気にw
なにしろ狭い劇場ですのでキャストが近い!パワーがガツガツこちらに届きます。
まぁ椅子はとてつもなく固かったけど(笑)

リンカーン、ウマのシルバー他を演じた原慎一郎さん♪うま♪かわゆす!
リンカーンの時のシルクハットに黒フロックコート姿はマックス公爵みw
他の皆様も歌ウマの方ばかりで、シモテ奥で生演奏のバンドつき。
シンプルなセットと美しい照明。
こんなにも素敵な作品をこんなチケット代で拝見しても良いんですか?と逆に質問したくなる。

松原凜子さんが演じた、南部から自由を求め娘とさまよいながら北部をめざす母娘のシーンは、娘を先に逃がそうと荷馬車の荷台に忍び込ませたは良いものの、娘はホワイトハウスにたどり着けずに迷子になってしまう。
必死で探す母と、その母の願いを聞いて探しだそうとする人々の暖かい心が染みた。

観劇日はもうクリスマスを過ぎていたが、ちょっと戻った気分になりました。
前に座っていたオヂさんが耳馴染みのあるクリスマスソングに手を揺らして乗っていたのが印象的。
素敵な作品で2019年観劇納めが出来て良かったです。

No.635 「風博士」

2019年12月30日 23時16分25秒 | 2019年の観劇記録
2019年12月28日(土) マチネ 世田谷パブリックシアター 1階 N列 カミテブロック

中井貴一、段田安則、吉田羊、趣里、林遣都、松澤一之、渡辺えり、内藤裕志、大久保祥太郎。
作=北村想、演出=寺十吾、音楽=坂本弘道、美術=松井るみ、他。

本作の設定は、敗色濃厚となった戦時下の大陸が舞台です。
そこでは、風を読むことができるというフーさんと呼ばれる男と彼のもとに集まる人々が、迫りくる過酷な現実の中で日々を生き抜いています。
とご紹介すると、「ああ、悲惨な戦争モノか…」と思われるかもしれませんが、フーさんの周りに集まるのは、兵隊サンも含めて、風の如くそよそよと生きてきた人々たちです。
元は何やらわけあって大陸まで渡ってきたのでしょうが、フーさんを中心に、あるときはミステリアスに、あるときはユーモラスに、あるときはノスタルジックに、大陸のどこまでも青い空の下で、彼らそれぞれの人生や秘密が交錯していきます。
(あらすじは公式HPより)

千秋楽観劇。
今年も中井貴一さんで年が暮れる!

思った以上に重い内容でしたが…(^_^;)
音楽劇というジャンルに入れてもいいのかな?
中井貴一さんの味のある歌声がまた聞けました♪
吉田羊さんもさることながら、渡辺えりさんの「サントワマミー」が凄かった!

ラスト近くの爆撃シーンが少し長すぎた気が…
それと三谷幸喜って凄いな、と思い返す始末(すいません寺十さん…)
林遣都くんの人気は凄まじいもので、立ち見の方も沢山いらっしゃいました。
お歌は…ううん。まぁ推して知るべしw

ラストシーン、あれは死後の世界だったのかなぁ?
ちょっと謎でした。

終演後にロビーで小林聡美さんをお見かけする。
シスカンのプロデューサー北村さんとお話していました。

No.634 「タージマハルの衛兵」

2019年12月22日 22時16分47秒 | 2019年の観劇記録
2019年12月22日(日) マチネ 新国立劇場・小劇場 1階 D1列 シモテブロック

フマーユーン=成河、バーブル=亀田佳明。
作=ラジヴ・ジョセフ、翻訳=小田島創志、演出=小川絵梨子、美術=二村周作、他。

1648年、ムガル帝国のアグラ。建設中のタージマハルの前。「建設期間中は誰もタージマハルを見てはならない」と、皇帝からのお達しがあった頃。
ついにタージマハルのお披露目の日の前日、夜通しで警備についている、フマーユーンとバーブル。二人は幼い頃からの親友であり、現在は軍に入隊をしている。警備中はタージマハルに背を向け、沈黙のまま直立不動でなくてはならない。だが、空想家のバーブルは黙っていられなくなり、律儀に立ち続けるフマーユーンに話しかけてしまう。
二人の会話はまるで『ゴドーを待ちながら』の二人のように、もしくは『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』の二人のように、とりとめのない言葉の応酬のようでありながら、二人の人間の差を描き出して行く。
やがて二人は、バーブルが不用意に発した一言を発端に、あまりにも理不尽で悲劇的な状況に追い込まれていく。その先にあるのは......。
(あらすじは公式HPより)

チケ取った後に、あらすじを知り、「手を切り落とす…だと?」
これは流血的な??と不安になり(^_^;)、年内最後の〆観劇の予定だったが見直す事になった。

血のシーンは思った程ではなかったが、その後フマーユーンがバーブルの手を斬らなくてはならないシーンが、流血はないものの一番痛みを感じた。

今までだったらオシャベリのバーブルに成河くんがキャスティングされていただろうが、今回は逆。
成河くんと亀田くんの二人の力量が遺憾なく発揮されて、演技自体はとても素晴らしかった。

新国立の「ことぜん」(『個』と『全体』)シリーズということで、個=バーブル、全体or国家とか権力とか=フマーユーンという対比だった。
「ちゃんと警備や任務を遂行していれば いつかは報われる」「父の意見には反論できない」フマーユーン。
建設に携わった人たちの手を斬り落とし、任務をなしとげ憧れのハーレムの警護員になることに喜ぶフマ。それは自分を見下していた父へ自慢すべきものだったのに、バーブルがふと発した「美を殺してしまった…」という言葉。
実際手を斬り落としたのはバーブルで、傷口を焼いて血を止めたのはフマーユーンだったのだが、「こんな綺麗な建築を二度と作れないように」との命令=「もうタージマハル以上の美は作られない」=「美はここで死んでしまった」
と結びついてしまい、バーブルの妄想が炸裂してしまう。あくまでも妄想だけだったのか、本当に実行しようとしたのかは解らないが、とにかくフマは信じてしまった。

結局バーブルは投獄され、手を斬り落とされるが、フマは放置して去ってしまう。
バーブルを売ったに等しいことをしたのにフマは夜警の任務のままラストシーンを迎えている。
結局父の権力の傘からは逃れられなかったのか。

フマとバーブルが若い頃ジャングルをさまよい、木の上で綺麗な鳥の羽ばたきを観た回想シーン(かな?)をどう捉えるか、終演後に友と語り合った。

No.633 ミュージカル「ファントム」

2019年12月01日 22時01分11秒 | 2019年の観劇記録
2019年11月30日(土) ソワレ 赤坂ACTシアター 2階 B列 シモテブロック

ファントム(エリック)=城田優、クリスティーヌ=愛希れいか、シャンドン伯爵=木村達也、少年エリック=熊谷俊輝。

前楽ソワレ観劇。

やはりシロタンエリックの方が一日の長と言うか…1週間以上「長」でした(^_^;)

それにしてもカルロッタめった刺しよね~(そこからかい!)
ちゃぴさんのクリスティーヌ、もう仕上がってる感があるのでフレッシュさという点だけに重点を置くと木下ちゃんの方が好みでした。
いやはや どちらのクリスティーヌも、やっと「待ってました!」と言うべきキャスティング♪(今まで何だったんだろう…)

シャンドン達也くんは、うーん。ちょっと埋もれがちかしら…。伯爵みは廣瀬くんの勝ちか?
少年エリックの熊谷くん歌ウマでね~

シロタンのエリック、また観られて本当に良かったと思いました。
岡田キャリエールとのシーンはまた泣かされてしまった。
2幕後半はキャストが床に座る・寝そべる(?)シーンが多かった為、2階席からは良く見えたけど、1階前方の人は余り見えなかったようです。
客席使いも2階は置いてけぼりになるなど、言い出したらキリがありませんがorz

No.632 ミュージカル「ファントム」

2019年11月27日 23時09分46秒 | 2019年の観劇記録
2019年11月24日(日) マチネ 赤坂ACTシアター 2階 K列 センターブロック シモテより

ファントム(エリック)=加藤和樹、クリスティーヌ・ダーエ=木下晴香、フィリップ・シャンドン伯爵=廣瀬友祐、カルロッタ=エリアンナ、アラン・ショレ=エハラマサヒロ、ルドゥ警部=神尾佑、ゲラール・キャリエール=岡田浩暉、少年エリック=大河原爽介、他。
原作=ガストン・ルルー、脚本=アーサー・コピット、作詞・作曲=モーリー・イェストン、演出=城田優、他。



どれみふぁそふぁれふぁみ~ どれみふぁそふぁれみど~~
4演目、と言って良いのか解らないが、今回はシロタンが演出も兼任!

やっと満足するキャストで「ファントム」が観られた…そんな感じ。
特にクリスティーヌとシャンドン伯爵は過去のキャスティングにモヤモヤが残る方が多く(^_^;)

セットは前回のダニエル・カトナー版がベースかな?舞台奥上段にオケピが設置されていたし。
今回のシロタン版は衣装とか照明がポップというか(ちょっと個人的には どぎつすぎた感あり)

クリスティーヌの木下ちゃん歌ウマ!
そしてカワイイ! 特にビストロシーンの黄色いドレス、黒い手袋・ベルト・チョーカー、長いリボンの衣装は良くお似合いでした。歌レッスン中のピンクの衣装はチョイ微妙かもw
ベラドーヴァとして踊るコンテンポラリーなダンス!

カズキマンのエリック。歌教えられるかしら…と若干気を揉んだけど、大丈夫でした(上から目線)
特に2幕からが良し。やはり撃たれて倒れる真骨頂(ぉぃ!)
シャンドン伯爵の廣瀬くん素敵っす~ 髪型と動きがヅカトップみたい♪
一目惚れのクリスティーヌと歌い踊るカワユイ伯爵。
エリアンナさんのカルロッタ、パワフルだった~。アラン・ショレちゃんとバカップルなのねw
ルドゥ警部ちょい出番少なめ?
ジャン・クロードが女子設定になった!

キャリエールとエリックの親子シーンは毎回涙ダダ漏れてしまう。

ACTシアターの案内係さんやスタッフの方達もオペラ座仕様になってたし、ロビーの階段には舞台上にも登場する街頭が飾ってあり、開演前にはキャストが客席を歩いていたりと、全体的に世界観が作られていたのが良かった。

めろでぃめろでぃ~♪

No.631 ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」

2019年11月23日 22時59分29秒 | 2019年の観劇記録
2019年11月17日(日) マチネ 帝国劇場 1階 T列 センターブロック

クロロック伯爵=山口祐一郎、アプロンシウス教授=石川禅、サラ=桜井玲香、アルフレート=相葉裕樹、マグダ=大塚千弘、シャガール=コング桑田、レベッカ=阿知波悟美、ヘルベルト=植原卓也、クコール=駒田一、ヴァンパイア・ダンサー=森山開次、他。



ヴァンパイア久しぶりですw

いや~。宿屋がゴーカになってた!
クロロック伯爵のクレーンがなくなってた!
客席に紙吹雪が降るようになった!
カテコの盛り上がりが凄かった!
山口さんてば変わらなくて凄すぎるw

禅さんの教授、かなり市村さんに似てきたわ~
バッチのアルフレート、ヘタレ具合良しw
ちょっと歌がお疲れかな、と思ったが…
開演前と休憩中のアナウンスがイケボでしたわ♪

サラの桜井さんは元乃木坂46ってことでヲタらしき男子が客席にチラホラ。
思ってた以上に良かったです。

マグダが大塚千弘ちゃんに…まだサラ出来るよ~
それからヘル様の植原くんはエリザのエルマーぢゃないすか… いや、こちらの方がキャラに合ってると思うw
クコール劇場はレミ(コゼットからのガブローシュ)でした。男性からのかけ声も満更でもない ご様子ですw

森山開次さんのダンス凄かった!
筋肉の動きが気になる今日この頃(^_^;)

T列センターブロック、なにげにオイしかったわ~

入場前に手荷物検査を受けた。随分帝劇に観に来ているが初めてだったと思う。
まぁ随分とユルい検査だったけど… おかげで荷物預けたりトイレ入ったりするのが遅れてしまい、結構バタついた。

No.630 「ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~」

2019年11月23日 22時57分49秒 | 2019年の観劇記録
2019年11月16日(土) ソワレ KAAT神奈川芸術劇場 大ホール 1階 14列 シモテブロック

多部未華子、瀬戸康史、音尾琢真、大倉孝二、村川絵梨、犬山イヌコ、緒川たまき、渡辺いっけい、麻実れい、他。
作・演出=ケラリーノ・サンドロヴィッチ、振付=小野寺修二、映像=上田大樹、音楽=鈴木光介、他。



これは予習必要だったわ~(汗)
少なくともwikiって行けば良かったw
カフカと言えば「変身」くらいしか読んだことなかったもんな~

KAATって客席の勾配が変えられると知ったのは、この舞台を観る少し前だった。
実際「ドクター・ホフマン」も勾配が変えてあって、1階(?)の最後列4列くらいが潰してあって、オケピに掛かっているような橋がかかって通れるようになっていた。
勾配が急になっているのでとても見やすい。
舞台床などに投影されるプロジェクション・マッピングも綺麗に見えた。

過去と現代とが入り交じり、どれが本当でどれが夢か幻なのか…
ボーっと観ていすぎたかもしれない…
結構大事な事がちゃんとセリフに出ていたようで、終演後 友の考察でやっと気づくアリサマw

ほんとにプロジェクション・マッピングが凄い。
あと生演奏もマッチしてた。
キャストも皆難しい役柄を演じていた。
まぁ麻実れいさんの4歳役が一番ビックリだったけどねw
ジョセフィーヌちゃんが怖い(笑)

あと1回 最初から見直したかった…
しかし上演時間が長いのが難点。
特に1幕は、「もう終わるかしら…」と3回くらい思ったわ~

No.629 「最貧前線」

2019年10月30日 23時26分09秒 | 2019年の観劇記録
2019年10月27日(日) マチネ 大和市文化創造拠点シリウス やまと芸術文化ホール 1階 4列 シモテ端

「最貧前線」吉祥丸もついに最終地・やまと芸術文化ホールへと辿り着きました。
私は水戸・三茶・大和と3カ所3公演だけでしたが、もっと増やしておけば良かったと後悔orz

舞台から離れて(もしくは2階席で)観てみたかった、とかゼイタクな悩みなのだが、このセットに関しては仕方ないかなw
大楽はシモテ端だったので、カミテ端にキャストが寄ると遠いのなんの。

アドリブ満載だった~。
砲術長さんが指示を出す腕立て伏せ、回数が増えてる!
それと船倉の無線士コーナー(?)
見習いのはじめが手紙を添削してもらうシーン、「手」と「毛」。大楽はシモネタに走った無線士さん!
「おまえ、もう(下の)毛は生えたのか?」とかww
それをちゃんと返す旺志郎くん!
無線士さん「俺は毛に敏感なんだ!」ってば!
その後、通信長が来てカンヅメのシーン。
「宗教上の理由で食べられないのです、ヒンズー教なので」ってば!
さらに通信長に向かって「あ、艇長さん!」振り向く通信長…「バカが見る~」♪
もうやりたい放題です(*^_^*)

吉祥丸の船員達は強い信頼感で結ばれている。
船長は機関士の力量を認めていて、必ずやってくれると信じているし、水兵の上村が船から落ちた時にウソをついて助けようと、あうんの呼吸で漁労長とコンタクトを取る。
舞台上の吉祥丸が人力で動いているのとシンクロするような気にもなる。

八千代丸の水葬シーンは胸が熱くなり、コンソリ対決のクライマックスシーンは胸が躍る!
帰還が決まって吉祥丸がぐるっと舞台上を回転し、舳先がシモテへ向かう時の勇姿。
ラストシーンの艇長、軍服を脱ぐと一回り以上小さく見える…
今までで一番 風間くんの感情がほとばしっていたように見えた。

カテコは船上から降りてきた段階で既にオールスタンディング。
暖かい拍手で劇場が包まれた。
内野さんの挨拶から始まり、脚本の井上さん・演出の一色さんが壇上に呼ばれ、キャストと抱擁や固い握手。
一部のスタッフさんも舞台上に。特に吉祥丸を動かしてくれていた黒子のスタッフさん達、お疲れ様でした!
初舞台で爆泣きの旺志郎くん。
ベンガルさんの肩のチカラが抜けた挨拶も良かったです。
ソツない挨拶がサスガの風間くん。おウチ帰るまでが遠足です、的な?(超意訳w)
内野さんの挨拶で〆て、吉祥丸に最大級のお手々ヒラヒラが贈られ、素晴らしいカーテンコールが終わりました。

再演してくれたら嬉しい。キャスト変わりなく、もちろん吉祥丸も同じで!
そしたら次は2階席のチケット取りますw

命の大切さ、戦争という大きな流れ。こういう舞台を若い世代に観て欲しい。
「きれい事すぎる」という意見もあったようだが、「演劇」という枠組みの中で、少しでも他者と意見を通いあわせる何か、または自分自身に問いかける何が起きるキッカケになっただけでも良いのではないかと思った。

No.628 「ラ・マンチャの男」

2019年10月30日 22時02分32秒 | 2019年の観劇記録
2019年10月26日(土) ソワレ 帝劇 1階 S列 シモテサブセン

セルバンテス/ドン・キホーテ=松本白鸚、アルドンザ=瀬奈じゅん、サンチョ=駒田一、アントニア=松原凜子、神父=石鍋多加史、家政婦=荒井洸子、床屋=祖父江進、ペドロ=大塚雅夫、マリア=白木美貴子、カラスコ=宮川浩、牢名主=上條恒彦、他。
脚本=デール・ワッサーマン、作詞=ジョオ・ダリオン、音楽=ミッチ・リー、訳=森岩雄/高田蓉子、訳詞=福井崚、振付・演出=エディ・ロール(日本初演)、演出=松本白鸚、音楽監督・指揮=塩田明弘、他。

今年上演50周年を迎えたミュージカル「ラ・マンチャの男」。
以前観劇したのはいつだったかと検索してみたら初回は1997年(おいw 22年も前!)、2回目は2005年(それでも14年前)でした。

客席の年齢層が高い…。そして前楽。
オーバーチュアあんな風だったかなぁ~とか思い出しながら、案外色々な場面やナンバーを覚えているものだと自分でも感心する(^_^;)

昔観た時よりもドン・キホーテが発するセリフが染みるようになった気がする。
白鸚さん・上條さんも随分とお年を召されたなぁ…
でも歌になると凄く味わい深く、またツヤもある歌声になる。

もはや立ち回りは一種の様式美のようでもあるがw

アルドンザの瀬奈じゅんさんが男前なのよ!
アントニアの松原凜子さん♪ この作品はアントニアの持ち歌が少なめなのが残念orz
サンチョ駒田さん。ご主人大好き感満載~
カラスコ博士の宮川浩さんも久しぶりに拝見。

1幕休憩ナシなので始まるとあっという間に終演。
カテコが大変盛り上がり、キャスト揃って「見果てぬ夢」を。さらに白鸚さん単独・英語歌唱もありました。
シオタクターの指揮も良し!

そろそろ白鸚さんもこの作品最後か?とのウワサも聴きましたが、次回再演はキャスト一新なのかな~。

No.627 「ジーザス・クライスト=スーパースターinコンサート」

2019年10月14日 23時38分23秒 | 2019年の観劇記録
2019年10月14日(月・祝) マチネ 東急シアターオーブ 2階 7列 センターブロック

ジーザス・クライスト=デクラン・ベネット、イスカリオテのユダ=ラミン・カリムルー、マグダラのマリア=ジョアンナ・アンピル、ヘロデ王=成河、カヤパ=鈴木壮麻、ペテロ=テリー・リアン、ピラト=ロベール・マリアン、シモン=海宝直人、アンナス=アーロン・ウォルポール、他。
作詞=ティム・ライス、作曲=アンドリュー・ロイド=ウェバー、演出=マーク・スチュアート、音楽監督=八幡茂、美術=岩本三玲、指揮=若林裕治。

舞台は約2000年前のイスラエル。
ひとりの人間として、神や民衆との間で苦悩するジーザス(イエス・キリスト)と、ジーザスに仕える弟子の一人でありながら、裏切り者として歴史にその名を刻むことになるイスカリオテのユダ。
民衆の間で人気を高めるジーザスに対し危険を示唆するが、ユダの心配をよそに民衆はジーザスを崇拝していく。
ユダヤ教の大祭司カヤパは、大衆の支持を集めるジーザスに脅威を感じ、他の祭司たちとジーザスを死刑にしようと企てる。
そして自分の忠告を聞かないジーザスに思い悩むユダは、祭司たちの策略により、とうとうジーザスを裏切り、祭司たちに居場所を教える。
神の子としての自分と、人間としての自分との狭間で思い悩むジーザス。
遂には弟子や民衆の裏切りによって捕えられ、十字架にかけられたジーザスは、自分の運命に対する神の答えを問いただしながら息絶えるのであった…。
(あらすじは公式HPより)

この豪華なキャスト陣!
千秋楽に観劇出来て何よりでした。
普通はコンサートやライブは「番外」としているのですが、これは充分に演劇として通用する舞台でしたので、連番付けました。

鉄パイプを組み合わせたセット、途中の色々な所にバンドメンバーが散らばっていて、キャスト達も歌いながら登ったり降りたり。
ヘロデ王は一番高い位置から下を眺め、時に一緒に口ずさんだりノったり、水飲んだりと小芝居(?)色々してました。

は~ラミンユダのパワフルかつカリスマ性の塊!(カリスマってw)
マグダラのマリアを演じたジョアンナさんのボデーが気になって仕方無い、とか(おい)
カヤパ壮麻さんが本領発揮!低音ヴォイス!(壮麻さんファンの友が凄く喜んでいた♪)
それとピラトのロベールさんもイイ!
シモン海宝くん勿体ないくらいだーー!

モチのロンでジーザス役もデクラン・ベネットさん…凄い。ムチ打ちの所などムチの音とライティングだけで打たれている所を表現しているのだが、表情だけでジーザスの痛みを感じられた。
普通の青年だったけど民衆の扇動に駆り立てられ祭り上げられ その後地獄へ落とされた。今でもそんな事良くある…そう感じたジーザスでした。

ヘロデ王の成河くんは一瞬で観客をトリコにしたと思う!一瞬天魔王かと思ったがw

いやぁ客席もアツアツで、オープニングからスタンディングして手を上げノリノリで踊りまくる1階席前方の方々。
「ゲッセマネ」や「スーパースター」などビッグナンバーはショーストップ。
また指揮の若林さんが解ってらっしゃるのよ♪

カテコは4回くらいあったかな~
最後は客席にいた演出のマークさんが舞台上に上がり、みなさん並んで。
あと日本人キャストだけ前に出て、という粋な計らいもありました。

観に来られて良かった…。
WOWOWさんで放送されるかしら。是非ともお願いします。