日本とトルコ、125年の友好関係を築いたエピソードを映画化するプロジェクトがついに始動。映画会社の東映が昨年発表したタイトル『エルトゥールル』改め、『海難1890』(12月公開予定)の撮影がスタートし、俳優・内野聖陽が主演することが12日、わかった。ヒロインには女優・忽那汐里が起用され、時空を越えて1人2役を演じる。
日本よりおよそ9000キロも離れた、アジアとヨーロッパの2つの大州にまたがる1つの国、トルコ共和国。かつてオスマン帝国として歴史に名を刻んできたその国と日本が育んできた友好の歴史の中で、語り注がれる2つの物語。
一つは、日本とトルコの友好関係の始まりとなった1890年に起きた軍艦エルトゥールル号の海難事故。オスマン帝国最初の親善訪日使節団を載せたエルトゥールル号は、その帰路の途中、和歌山県串本町沖で海難事故を起こし座礁、大破。乗組員618人が暴風雨の吹き荒れる大海原に投げ出され、500人以上の犠牲者を出してしまう。この大惨事の中、地元住民が献身的な救助活動を行い、そのおかげで69人の命が救われ、無事トルコへ帰還することができた。
そして、時は流れ1985年。イラン・イラク戦争が勃発し、サダム・フセインのイラン上空航空機に対する無差別攻撃宣言によって緊張が高まる中、テヘランに取り残された215人の日本人の救出にトルコが尽力。「エルトゥールル号の恩返し」と、まだ500人近くのトルコ人がテヘランに残っていたにも関わらず、日本人を優先的に飛行機に乗せてくれたのだ。
後世に語り継ぎたい国境を越えた友情の物語の映画化には、両国政府も協力。このたび明らかになったキャストの内野は、遭難したエルトゥールル号船員の介抱、治療に奔走する医師役で主演。ヒロインの忽那は、“事故当時の紀伊大島樫野村に住む医師・田村のサポートをする女性”と“テヘラン脱出のため大使館に掛け合う日本語教師”の2役を演じる。ほかにも、夏川結衣、小澤征悦、竹中直人、笹野高史などが脇を固める。
内野は「撮影はまだ始まったばかりですが、良いものを作り上げんとする雰囲気と活気に満ちあふれ、とてもいい現場です。日本とトルコ、東の果てと西の果ての国が、ある事件をきっかけに友情を築くことができたという事実。この歴史的な実話を映画化することはとても意義のあることだと思います」と意欲を燃やす。
忽那は「作品のベースとなるお話を聞き、トルコと日本という国の間にこんな密接な関係があったことがとても新鮮でした。長きにわたるトルコとのお互いの助け合いの歴史を、映画を通してお互いに確かめ合う象徴となるような作品が出来ることを期待しています。トルコでの撮影も今から楽しみです。精一杯、2つの役を演じ切りたいと思います。頑張ります」と意気込みを語った。
(オリコンスタイル)
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配給大手の東映が手がける日本・トルコ合作映画「エルトゥールル(仮題)」のタイトルが「海難1890」に決定し、今冬に全国で公開されることがわかった。田中光敏監督がメガホンをとる今作は、100年以上にわたり語り継がれる国境を越えた友情の物語。主演を務めるのは、映画、舞台、テレビドラマで圧倒的な存在感を放つ内野聖陽だ。また、ヒロインを忽那汐里が演じることも発表された。
同作は、1890年9月に和歌山県串本町大島の沖合で発生した、トルコの使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号遭難事件を題材にしている。乗組員618人が大海原に投げ出され、500人以上の犠牲者が出るなか、地元住民の献身的な救助活動により69人の命が救われた史実をもとにしている。この出来事は、トルコの人々の心に深く刻まれた。
時は流れ1985年、イラン・イラク戦争がぼっ発。在イランの自国民救出のため各国は救援機を飛ばし、次々とイランを脱出するが、日本政府は救助要請に応えなかった。絶望的な状況のなか、日本大使館はトルコへ救出を依頼。トルコ首相は快諾し、テヘランに500人近いトルコ人が残るなか、日本人に優先的に席を譲ったことはあまり知られていない。
日本国外務省が後援する今作は、トルコ国文化観光省も全面バックアップを約束。3月に設立発起を予定する「『海難1890』を成功させる会」の最高顧問に安部晋三首相が就任することからも、両国の今作にかける熱意がうかがえる。
内野は、事故発生を受け船員の介抱、治療に奔走する医師・田村に扮する。撮影現場は「良いものを作り上げんとする雰囲気と活気に満ちあふれ、とてもいい現場です。日本とトルコ、東の果てと西の果ての国が、ある事件をきっかけに友情を築くことができたという事実。この歴史的な実話を映画化することはとても意義のあることだと思います」と話している。オファーを受け、二つ返事で引き受けたといい「自分にとってイスラム文化は馴染みが薄いですが、それは私の演じる田村という医者も同じこと。これからトルコの役者たちと触れ合うなかで、田村の中でもきっと何かが生まれてくると思うので、内野が感じるトルコ人の発見を田村の中に反映できたら面白いなあと思っております」とコメントを寄せた。
ヒロインの忽那は、事故当時の樫野村に住み田村のサポートをする女性と、テヘラン脱出のため大使館に掛け合う日本語教師の2役を演じる。「長きにわたるトルコとのお互いの助け合いの歴史を、映画を通してお互いに確かめ合う象徴となるような作品ができることを期待しています。トルコでの撮影も今から楽しみです」と意気込んでいる。
なお、夏川結衣、小澤征悦、竹中直人、笹野高史らの出演も発表された。
(映画.com)
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安倍晋三首相の全面バックアップの下、日本・トルコ合作映画が製作されることになり、主演に俳優の内野聖陽(46)が抜てきされた。1890年に和歌山沖で遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号を題材にした「海難1890」。安倍首相は同作をトルコとの友好の象徴にしたい考えで、3月に設立される「“海難1890”を成功させる会」の最高顧問に就任する。12月に公開予定。
エルトゥールル号の遭難事故は、近隣住民が総出で乗組員を救出したことで知られ、日本とトルコの友好を象徴する出来事として語り継がれている。映画では住民の勇敢な行動や献身的な介護にスポットを当てる。イラン・イラク戦争の最中の85年、イランに取り残された日本人が、「エルトゥールルの恩返し」とトルコ航空機に救出された物語も盛り込む。
企画が持ち上がったのは10年前。和歌山県串本町の田嶋勝正町長が、大学の同級生だった今作の監督、田中光敏氏に提案。2010年に和歌山県が賛同を表明し、11年にトルコの文化観光省、12年に日本の外務省が後援に名乗りを上げた。
トルコは経済発展が著しく、安倍首相が関係強化に最も力を注ぐ国のひとつ。安倍首相は「映画を成功させて、両国の絆をより深めたい」と話し、自ら「成功させる会」の最高顧問に就任。製作・配給の東映によると首相が個別の映画に関わるのは初めて。アベノミクスならぬアベノムービーで、トルコとの親善と日本経済の活性化を狙う。
国家プロジェクトとあって、製作費も邦画としては破格の10億円。両国が5億円ずつを負担する。既にクランクインし、トルコでのロケも敢行する。
主人公の医師役を演じる内野は、事故が起きた9月16日が誕生日。運命的な縁を感じており「イスラム文化はなじみが薄いですが、それは私の演じる医者も同じこと。これからトルコの役者たちと触れ合う中で、きっと何かが生まれてくると思うので、それを役の中に反映できたら」と、大作に意欲満々だ。
忽那汐里(22)が主人公をサポートするヒロイン役で出演。85年の物語でも、テヘランにある日本人学校の教師役を務め「精いっぱい、2つの役を演じきりたい」と話している。ほかに夏川結衣(46)小澤征悦(40)竹中直人(58)笹野高史(66)らが出演する。
▽エルトゥールル号の遭難事故
明治天皇を表敬して帰国途中の1890年9月16日、暴風雨に遭い、現在の和歌山・串本町沖で沈没。多くの乗組員が海に投げ出された。知らせを受けた村人は総出で生存者を救助。自らの食べ物にも事欠く村だったが、非常食までを異国の人に与えた。こうした献身的な活動の結果、乗組員656人のうち69人が助かり、再び母国の土を踏むことができた。
(スポニチ)
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日本とトルコで100年以上の歳月を超えて語り継がれる、国境を超えた友情を描く映画『海難1890』。日本・トルコ両首脳お墨付きの国家級プロジェクトとして製作が進められている本作に、演技派俳優の内野聖陽と忽那汐里が出演することが明らかとなった。
日本よりおよそ9,000kmも離れた、アジアとヨーロッパの2つの大州にまたがるひとつの国・トルコ共和国。かつてオスマン帝国として歴史に名を刻んだ同国と日本は、長きに渡り交流を深めてきた。しかし遥か海を越えた両国の友好には、歴史の裏に隠された2つの知られざる物語があった…。
1890年9月、オスマン帝国最初の親善訪日使節団を載せた軍艦「エルトゥールル号」は、その帰路の途中、和歌山県串本町沖で海難事故を起こし座礁、大破。乗組員618人が暴風雨の吹き荒れる大海原に投げ出され、500名以上の犠牲者を出してしまう。しかし、この大惨事の中、地元住民による献身的な救助活動が行われ、69名を救助することができた。この出来事によりこの地で結ばれた絆は、トルコの人々の心に深く刻まれた。
時は流れ1985年、イラン・イラク戦争勃発。サダム・フセインのイラン上空航空機に対する無差別攻撃宣言によって緊張が高まった。テヘランに残された日本人は215人。この状況を打開すべく、日本大使館はトルコへ日本人救出を依頼。トルコ首相は、それを快く承諾し、まだ500人近くのトルコ人がテヘランに残っていたにも関わらず、日本人に優先的に飛行機の席を譲ったのだった。
今回、本作の主演に抜擢されたのは、「JIN-仁-」(TBS)の坂本龍馬役や「臨場」(テレビ朝日)、「とんび」(TBS)など舞台・映画・TVで主演を努め圧倒的な存在感を示す内野聖陽。1890年9月に遭難したエルトゥールル号船員の介抱、治療に奔走する医師役を好演する。
ヒロインには、『許されざる者』『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』で第37回日本アカデミー賞「新人俳優賞」を受賞した忽那汐里が、事故当時の紀伊大島樫野村に住み医師・田村のサポートをする女性とテヘラン脱出のため大使館に掛け合う日本語教師の2役を演じる。
内野さんは今回の出演決定について「撮影はまだ始まったばかりですが、良いものを作り上げんとする雰囲気と活気に満ち溢れ、とてもいい現場です。この歴史的な実話を映画化することはとても意義のあることだと思います。自分にとってイスラム文化は馴染みが薄いですが、それは私の演じる田村という医者も同じこと。これからトルコの役者たちと触れ合う中で、田村の中でもきっと何かが生まれてくると思うので、内野が感じるトルコ人の発見を田村の中に反映できたら面白いなぁと思っております」とコメント。
一方の忽那さんも、「作品のベースとなるお話を聞き、トルコと日本という国の間にこんな密接な関係があったことがとても新鮮でした。長きに亘るトルコとのお互いの助け合いの歴史を、映画を通してお互いに確かめ合う象徴となるような作品が出来ることを期待しています。トルコでの撮影もいまから楽しみです。精一杯、2つの役を演じ切りたいと思います。頑張ります」と意気込みを語っている。
その他にも、夏川結衣、小澤征悦、竹中直人、笹野高史など豪華出演陣が脇を固める本作。トルコ国文化観光省が全面バックアップ、『「海難1890」を成功させる会』の最高顧問に安倍首相が就任するなど日本&トルコ、両国間における国家プロジェクトとして大きな盛り上がりを見せそうだ。
『海難1890』は12月、全国にて公開。
(シネマカフェ)
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2015年に友好125周年を迎える日本とトルコの合作となる同作。オスマン帝国最初の親善訪日使節団を乗せた軍艦・エルトゥールル号が和歌山・串本町沖で海難事故を起こし、地元の住人が言葉の通じない中で献身的に救助活動を行ったという1890年9月の事件と、イラン・イラク戦争の勃発でテヘランに残された日本人215人に対し、日本大使館から依頼を受けたトルコ政府が救出活動を行ったという1985年の出来事を描く。
主演を務めるのは、エルトゥールル号が海難事故を起こした和歌山の紀伊大島に住む医師・田村元貞役の内野聖陽。さらに、田村のサポートをしており、過去の事故の後遺症から話すことができない女性・ハル役の忽那汐里、紀伊大島に住む遊女・お雪役の夏川結衣、田村の友人で海軍士官の藤本源太郎役の小澤征悦、紀伊大島の村の村長・佐藤役の笹野高史、紀伊大島の医師・工藤役の竹中直人がキャストに名を連ねている。さらに、忽那はテヘランの邦人救出を描くパートで、テヘランにある日本学校の教師・春海役も演じており、同作で2役を務める。監督は、映画『利休にたずねよ』『化粧師 KEWAISHI』などの田中光敏。
なお、同作の製作は日本とトルコ両国における国家プロジェクトとなっており、『「海難1890」を成功させる会』の最高顧問には安倍晋三首相が就任している。
【内野聖陽のコメント】
撮影はまだ始まったばかりですが、良いものを作り上げんとする雰囲気と活気に満ち溢れ、とてもいい現場です。日本とトルコ、東の果てと西の果ての国が、ある事件をきっかけに友情を築くことができたという事実。この歴史的な実話を映画化することはとても意義のあることだと思います。この企画のお話を頂いた時は、ぜひやらせて頂きたいと二つ返事で引き受けました。自分にとってイスラム文化は馴染みが薄いですが、それは私の演じる田村という医者も同じこと。これからトルコの役者たちと触れ合う中で、田村の中でもきっと何かが生まれてくると思うので、内野が感じるトルコ人の発見を田村の中に反映できたら面白いなぁと思っております。
(CINRA.NET)
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和歌山県串本町樫野埼沖でのトルコ軍艦エルトゥールル号の遭難から続く日本とトルコの友情を題材にした日ト合作映画のタイトルが「海難1890」に決定したと13日、配給会社の東映が発表した。俳優の内野聖陽が主演、女優の忽那汐里がヒロインを務める。
映画「利休にたずねよ」などで知られ、串本町の田嶋勝正町長の大学時代の同級生でもある田中光敏監督が真心と友情をテーマに作品を作る。時代を超えて受け継がれてきた人々の絆・真心が現代に至るまで、両国の友好関係の源泉となっている壮大な物語を描く。昨年末から串本町など国内で撮影に入っており、2月中旬からはトルコで撮影の予定。12月に全国で公開予定。
主演の内野は、遭難したエ号乗組員の介抱や治療に奔走する紀伊大島に住む医師役を務める。内野演じる医師のサポートをする女性と、テヘラン脱出のために大使館に掛け合う日本学校の教師の1人2役を忽那が演じる。他にも夏川結衣、小澤征悦、笹野高史、竹中直人などが出演する。
内野は「日本とトルコ、東の果てと西の果ての国が、ある事件をきっかけに友情を築くことができたという事実。この歴史的な実話を映画化することはとても意義のあることだと思います。この企画のお話を頂いた時は、ぜひやらせていただきたいと二つ返事で引き受けました」と話している。
忽那は「作品のベースとなるお話を聞き、トルコと日本の間にこんな密接な関係があったことがとても新鮮でした。長きにわたるトルコとのお互いの助け合いの歴史を、映画を通じてお互いに確かめ合う象徴となるような作品ができることを期待しています。精いっぱい、二つの役を演じ切りたいと思います」と話している。
トルコ国文化観光省からは、日ト合作映画製作のプロジェクトに関し、両国の友好に大いに寄与するものと期待し、全面的に支援するなどと書かれた推薦状が出されている
(紀伊民報)
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本・トルコによる国家プロジェクト級の合作映画『海難1890』が、両国の友好125周年を迎える今年12月に公開となる。主演に内野聖陽、ヒロインに忽那汐里を迎え、100年以上の歳月を超えて語り継がれる、日本とトルコの友情の物語を描く。
本作の舞台となるのは、オスマン帝国(当時のトルコ)の親善訪日使節団を載せた軍艦「エルトゥールル号」が和歌山県串本町沖で海難事故を起こし、地元住民による救助活動を描いた“1890年”。そして、イラン・イラク戦争下、テヘランに取り残された日本人のために、危険な状況を顧みずトルコが救援を行った“1985年”の2つ。
内野は、「エルトゥールル号」船員の介抱に奔走する医師・田村元貞役。忽那は、田村の助手を務める発話障害の女性・ハルと、テヘラン脱出のため大使館と掛け合う日本語学校教師・春海の2役で出演。他にも夏川結衣、小澤征悦、竹中直人、笹野高史ら豪華俳優陣が脇を固める。
「自分にとってイスラム文化は馴染みが薄いですが、それは田村も同じこと」と話す内野。その一方、「トルコの役者と触れ合う中で、田村の中でもきっと何かが生まれてくると思うので、内野が感じるトルコ人の発見を反映できたら面白いなぁと思っております」と役作りへの思いを明かした。
「トルコと日本という国の間にこんな密接な関係があったことがとても新鮮でした」という忽那。「長きに亘るトルコとの助け合いの歴史を、映画を通して確かめ合えるような作品が出来ることを期待しています。精一杯、2つの役を演じ切りたいと思います。頑張ります」と意気込みを語っている。
(クランクイン!)
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ということで!昨年末にちょっとウワサになっておりました映画が正式に発表になりました。
各所であらすじを読みますと、「JIN-仁-」と何かを足して2で割ったような(笑)のが入りそうですが…
内野さんがついに医師の役ですなー。
それにしても安倍首相は余り顔を出さないで頂きたいものであります。
「アベノムービー」とか書かれると、ねぇ。
急に安っぽくなってしまうではないかっ!