引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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いんどうさち日本料理教室(2008年10月)鶏の照り焼き、春菊と三つ葉の海苔和え、小かぶと油揚げの炒

2008年10月13日 | いんどうさち日本料理本科

献立は、

<和え物>春菊と三つ葉の海苔和え、

<煮物>小かぶと油揚げの炒め煮、

<焼き物>鶏の照り焼き、

<汁>みょうがのかき玉汁、

<飯>栗ごはん

<漬け物>小かぶの皮と昆布の浅漬け

.

「利平がお待ちしてました」

すずらん通りの八百屋・もりや商店のおかぁちゃん。

「利平栗入った?」

返事の代わりに、店で蒸した熱々の大粒のを、半分っこ。

道路に背を向けて、店の隅で

「ハフハフ、おいひーね」

「りへー、おいひー」

.

というわけで、料理教室のごはんは、栗ごはんに決定。

利平栗は、甘くてコクがあり、蒸したりゆでたりすると甘味が増し、お菓子のよう。

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栗は、鬼皮と渋皮を残さずむきます。

固い鬼皮は、むきやすくするため、

普通、前の晩から水につけておきますが、

今回は、当日買ったので、熱湯に30分つけてむきます。

それでも、大丈夫です。

前の晩からつけなきゃいけない、ということはありません。

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なにより大切なのは、渋皮を残さずむくこと。

残っていると、ごはんの色が悪く(灰色)になります。

写真の栗は、1kg。

皮は、計ったら400g。

実の方は600g。

カップ4のお米で炊きます。

多いです(笑)。

しかも大きな利平栗を4ッ割。

普通、大きな栗は6ッ割でよいでしょう。

いつも同じじゃつまらない。

今年はダイナミックに。

炊き上がりはあとでね。

.

鶏の照り焼き。

鶏のモモ肉2枚。

タレの調味料は、隣で、小鍋に入れて煮詰めてます。

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焼き色がついたら返します。

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焼き色不足です。

も少し焼いてね

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タレを加えて、両面にからめるように煮上げます。

冷めるまでおいて、食べやすい大きさに切ります。

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小かぶと油揚げの炒め煮

小かぶは形成層の部分まで、皮を厚めにむきます。

葉もつかいます。

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厚めにむいた皮が、気になります?

そうですよね。

野菜の命は、太陽を浴びた皮と、

皮の下に栄養と香りがありますから。

出汁を取った昆布と浅漬けにします。

これは、おいしいんです。

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こ、これは・・・?

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みょうがのかき玉汁に添える柚子です。

丸くへぐのですが、まだ柚子が小さいので、へぎ難いのですね。

ちょいちょい、とプチ整形しているところです(笑)。

ま、いいじゃないですか。

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春菊と三つ葉の海苔和え

割りじょうゆに加えるわさびを、すりおろしてるところです。

ゆ~~っくり、そろ~~り、殿様の気分でおろしてね。

わさびの香りが台所いっぱいに広がります。

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さて、できあがりです。

撮った分だけね。

まずは、鶏の照り焼き。

サラダ菜のいいのがなかったので、枝豆でごまかしてます。

ま、こういうのも、ありです。

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小かぶと油揚げの炒め煮。

出汁でやわらかく煮含めています。

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栗ごはん。

ぜいたくです。

新米で炊く、秋一番のごはんです。

ね、栗、ゴロンゴロン入ってるでしょ。

女、こどもはたまりません。

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みょうがのかき玉汁をよそいます。

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冷めないうちに、お椀をどうぞ。

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ごちそうさま。

過ごしやすくなりました。

秋の夜長、食後は、1ヶ月間の話題が飛び交います。

リーマン関連の金融問題、仕事、旅、ファッション・・・・・・。

そうそう、

ワイン色のセーターのHさんは「鰹節削りを始める!」と宣言。

うれしいです。

コメント (2)
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