秋の夜長。
今月の献立は、
お酒を楽しみながらというコンセプトで考えました。
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<11月の献立>
山芋のおかか和え
イクラのみぞれ和え
焼き椎茸の生姜じょうゆ
塩ふきぎんなん
スティック・セニョールのお浸し
さばの香味ずし
しめじと菊菜(春菊の秋の名前)お吸物
ラディッシュと小かぶの浅漬け
<残り野菜で、おまけ料理>
小かぶ、大根の葉のきんぴら
しめじと生椎茸の当座煮
以上、10種。
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さば以外は、かんたんに作れるものばかりです。
さて、その、さばの香味ずしですが、
午前中までバッテラ(さばの棒ずし)のつもりでした。
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しかし、作業工程を考えると、時間内に終了は無理、と判断、
急遽、さばは、香味ずしに変更。
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さて、8日、朝9時、宅配便が2箱届きました。
久松達央さんの野菜とタイコウさんの削りかつおです。
さっそく久松さんの箱を開け、パチリ。
上左から春菊、白菜、ラディッシュ、小かぶ、
下左から水菜、じゃがいも、たまねぎ、小松菜、にんじん
スティック・セニョール、大根、にんにくの12種。
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個人的に好きな野菜、春菊。
どれどれ、お、いい香りです。
今回はお吸物につかいましょう。
ラディッシュと小かぶ、この2種は、浅漬けに。
さて、みなさん到着。
「Hちゃん、鰹節けずり器届いてるわよ。
「おおっ!」
角の面取り、木肌が美しい削り器です。
鰹節。
枕崎産本節(かつお節)背節。
う~~~ん、Hちゃんの腕が鳴ります♪
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「削りかつおより鰹節の方が割安なんですよ」と、
削り器と鰹節を扱うタイコウの稲葉さん。
「ん?」
「削りかつおは、削り代が加算されてるからね。
最初は削り器代がかかるけど、この削り器「弁次郎」は、
頑丈でね、
次の世代でも十分使ってもらえるように作られてるの。
長い眼でみると自分で削る方が、ずっと経済的。
しかも削り立ては、香りがよくておいしいしね」
いつもながら、良心的なアドバイスです。
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鰹節については、またの機会に。
さばです。
みなさんが三枚おろししてる写真、撮り忘れです。
左は、魚おろし初めての新人のクマちゃん。
上手でしょう?
さばの香味すしの、香味野菜をみじん切りしているところです。
刃先でトントントン・・・・。
トントントン・・・。
トントントン・・・・。
揃いました。
なんとなに?
企業秘密です。
クイズです。
ウソです。
みじん切り、刻み隊、お疲れさまでした。
おわった~~!
ラディッシュと小かぶの浅漬け。
昆布、柚子も加えて。
小かぶは、縦に切る方が、つやがでますよ。
「大根と小かぶの、残った葉っぱ、どうするんですか?」
「きんぴら、きんぴら」
「はーーい」
山芋のおかか和え。
皮をむいて、酢水に放し、アクぬきします。
ぎんなんの塩まぶし。
こう持って、
ぎんなんの鬼殻むきにはさみ、手加減しながら殻を割ります。
さばの皮をはぎ取ります。
八重づくりです。
よく見てください。
1枚、1枚の間に切り目を入れてます。
どうして?
ふふふふ。
1匹のさばを3枚におろして、塩で〆て、酢で〆て・・・
教室の生徒さんにしては、すごくきれいでしょう?
これ、自慢です。
ごはん、炊けました。
はい、ぐずぐずしないで、すぐ、合わせ酢!
はい!
全体に廻しかけて!
はい!
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軍隊かい?
半切り!
香味野菜と、混ぜ合わせます。
いい感じ。
器を替えて、感じを見ましょうね。
箸の先は、大根おろし。
イクラのみぞれ和え用です。
その手前は、おすしを盛り付け中、
そのまた手前は、GM(ゼネラル・マネジャー)が撮影中。
ああ、もう、たいへん!
真剣です。
スティック・セニョール、
色よくゆでて、水に放して冷まし。
出汁、みりん、薄口しょうゆの八方だしに浸します。
イクラのみぞれ和え。
今回は、柚子の絞り汁でポン酢をつくり、脇からそそぎいれます。
焼き椎茸の生姜じょうゆ。
椎茸焼きます。
そのまま?
いえ、いえ。
ひみつですっ。
山芋のかか和え。
山芋は拍子木切りして
削りかつおをたっぷりかけて、しょうゆをかけて、できあがり。
:+*」‘@{><+;;L#%?・・・・・。
あはははは・・・。
「HARUちゃん、お吸物だいじょうぶ?」
「任せてください、だいじょうぶです」
いただきまーーす。
さば、脂がのってきました。
おいしくてうれしいです。
みなさまも、作ってみてください。
お酒、すすみました。