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ここのところ、会う人、会う人に
「台湾に行きたくて」と話していたら、
7日深夜、台北の黄さんからメールが届き、びっくり。
3年振りです。
以心伝心。
17年前、慶大留学生だった黄さんに中国語を教わっていました。
半年の間、週1回。
半年間というのは、黄さんの大学卒業&離日まで
半年しかなかったからです。
老師というのは、中国語で先生のこと。
老という字に尊敬の念がこめられています。
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テキストは、ボールぺjン字のお手製。
とっても熱心に教えてくださる先生でした。
中国語は発音と四声が大事、
しかし半年しか時間がないからと、1時間の約束なのに、
2時間~3時間はざらでした、
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発音と四声に少し慣れたころ、
「今日から、かんたんな自己紹介を学びましょう」。
差し出されたテキストの中国語に日本語のルビをみたとき、
おどろいて、目が点に。
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はじめまして
わたしのの名前は0000です。
わたしは日本人です。
わたしの誕生日は0月00日です。
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その挨拶文の誕生日は、わたしと同じ日でした。
黄さんによると、
テキストは、来日した当時、中国語の家庭教師を頼まれた
ときに作成したもので、たまたま作ったときがこの日だった
のかもしれません、とのことでした。
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台所で餃子をつつみながら、葱油餅をつくりながらの日もあり、
黄さんからは、中国語だけではなく、中華圏の暮らしのことなど、
数多くのことを学びました。
知的で人柄が温かく、何にでも丁寧に向かう先生でした。
黄さんの帰台時、心がもげていくようで、
寂寥感で胸がいっぱいになったのをおぼえています。
帰台後は台北の新聞社に勤務、文化欄の記事の記者として
ご活躍です。
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そして、さてはて、いったい、どうしたのでしょう。
「いまね、東京の長男のところからかけてるの」
昨日は、台北在住、中華料理の先生・林先生から
お電話が入りました。
明後日からチベットへご旅行とのこと。
78歳とは思えないお元気なお声。
再来週、チベットから再来日される由。
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さすが人徳です。
大好きな林先生を囲もうと、瞬時に電話網が作動し、
急遽、10数年前の、かつての生徒が大喜びで集まります。
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念ずれば通じるといいますが、
たった4日間の間に台北のお2人からのメールとお電話。
台湾へ行きたいという、想念が通じたのかな。
とても不思議です。
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