引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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引頭佐知(いんどうさち)日本料理教室・本科12月11日

2010年12月12日 | いんどうさち日本料理本科

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木曜日、魚屋のわたべさんに行くと、

「土曜日、魚が確約できないんですよ。

陸上は、いいお天気でも、海は荒れてるそうでしてね。

かきなら絶対大丈夫です」

「広田湾の?」「そうです」

ぷっくりとした乳白色の身、黒いふちの色。いかにも新鮮。

広田湾は、岩手県陸前高田市にある湾のひとつです。

写真は、きれいに洗って、水気を切っているところです。

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水気がきれたら、下味をつけておきます。

衣にも香りをつけます。

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今日のいちばんのごちそうは、白味噌仕立てのお雑煮。

だしで白味噌をのばしています。

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わけぎ、九条ねぎなど青ねぎのおいしい季節。

納豆も、こんな風に組み合わせると、肴になります。

このねぎは、九条ねぎ。

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たたきごぼうの下煮のできあがり。

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しらたきの真砂和え(まさごあえ)。

赤いのは、たらこです。

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白菜の柚子味噌和え。

この味噌も白味噌。献立に同じ材料をつかうのは、タブー

ですが、家庭では残った材料の他の使い道を知っておくのも

大切なこと。

というわけで、この白味噌の和え物を加えておきました。

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さて、かきを揚げましょう。

フライじゃありません。香り付きのてんぷらです。

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「どういう風に盛ろう?」

ご自由にどうぞ(笑)。

今回のレモンも、うちの子です。

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お雑煮は?

いただく直前に、お餅を焼いて調味した白味噌汁と実を

あたためれば、OKです。

写真の実は、ゆでた菜の花、手まり麩です。

手まり麩の浸し汁は、だしをつかった下煮汁ですよ。

向こうの黄色いのは、吸い口のとき辛子。

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肝心の白味噌仕立てのお雑煮。

今日は品数が多いもので、できあがり写真を撮り忘れました。

そのうち、わたしが作って再現します。

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さ、お椀をよそったら、座って、座って!

いただきます!

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たたきごぼう。

すりごまの香りと、ごぼうの香りがたまりません。

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九条ねぎと納豆和え。

甘い九条ねぎにからしと納豆がよくあいます。

こういう深さのある器は写真に写すと少量にみえますが、

実際はもっとたっぷりです。

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白菜の柚子味噌和え。

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箸を入れると・・・はらり。

なんでもない料理ですが、これも、しみじみとおいしい一品。

日本人でよかった、と思える静かな、そして深い味です。

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下の写真は、今日の料理につかった橙(だいだい)です。

今年は25個なりました。

つかいたい時に、新鮮な橙をもいで使えるというのは、やは

りうれしいです。

肥料は、ぬか、煮干の頭、はらわた。

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河豚(ふぐ)や湯豆腐、鍋物にかかせない橙(だいだい)の酢。

もう少し熟して黄色になると、50円位で築地でも買えますが、

実は、この程度の青い時期のが、一番すっきりとしたお酢が

取れ、自家製のお酢が作れます。

皮は、干せば陳皮が作れます。

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