引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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春の兆し

2019年02月20日 | いまが旬!

鎌倉の方から ふきのとうを頂戴しました。

ふきのとうは、楽しみ方いろいろ。

てんぷら、ふきのとうみそ、汁物の吸口に

煮物に、おひたしに・・・・

 

まずは、シンプルに。

小さければ丸のまま、大きければ

縦二つ切りして、味噌をぬって焼けば、

お酒の肴に向きますね。

 

薬草の本には、

煎じて飲むと咳が止まり健胃の作用がある、

切り傷やはれものには、ふきのとうを

生のまま絞った汁をつけるとすぐ治る、

と書いてあります。

試さなくちゃ 笑。

 

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2018年あけましておめでとうございます! 新春の箸置き

2019年01月03日 | いまが旬!

12月に入っても、なまぬるーい日々に、

いったい冬は到来するのだろうか、

魚や野菜はどうなるのかと、

心配していたら、なんと、まっとうな寒さの

三が日に。

ホッとしました。

今年もよろしくお願いいたします。

 

新春用箸置きで気分転換しましょう。

顔をご覧ください。

筆が上手に走ってるでしょう?

 

 

さて、年の瀬は24日、28日、29日、30日と

築地通いをしました。

ふらーーっと。

鰹節削りのかんなの刃研ぎしてもらったり、

黒豆買ったり、

数の子は自分用と教室用の。

漂白していない佳いもの探したり、

新潟県村上の塩引き鮭、天然鰤探したり・・・・・。

やっぱりね、

ぶらぶらすれば、いいものに当たるんですよ。

 

当たると言えば、築地で手相占いのおじさんに

つかまり、時間がないので値切って鑑定を。

「あなた、100まで生きるよ、

細胞が元気だから」

と言われました。

「ひょえー、佳人薄命のはずだけど・・・」

「だれが?」

「わたしが」

「あなたラテン人だよ、明るく長生きするよ」

「長生きいらない、ね、ね、年金が~~~」

みんな助けてね。

今年もよろしくおねがいします。

 

しかし「だし」、「和食」、恐るべし。

 

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夏やすみ。 苦瓜。

2018年08月14日 | いまが旬!

苦瓜、

いまや珍しくもなんともない苦瓜ですが、

大好きでして、

5月に苗を地元・生活クラブでもとめ、

1本植えてみました。

先週、やっとこさ2個なりました。

下の方にチビがいます。

苦瓜(別名ツルレイシ)。

ニガウリ、レイシ、ゴーヤと呼ばれています。、

学名は、モモルデイカ・カランデイア。

原産地は、熱帯アジアや東インド。

中国には明の時代に入り、

日本に渡来したのは1600年前後、江戸時代のよう。

苦味成分は[モモルデシン」。

この苦味の刺激が涼味を感じさせ、

豊富な栄養が暑気払いをしてくれます。

栄養的にはビタミンCを多く含み、

熱に弱いCですが、チャンプルのように

油で炒めてもCが壊れません。

濃い緑色からもおわかりのように

カロチン、ビタミンAも豊富です。

涼味を味わえて、熱を下げ、胃に効き、

目にも効き、強精剤にもなるという

スタミナのつく野菜です。

葉物の乏しい夏、助かりますね。

 選び方ですが、ブツブツの多い方が

おいしいそうです。

 

苦瓜は緑色の「未熟果」を食べますが、

熟すと果肉はオレンジ色になり裂開します。

種は赤く、ちょっぴりグロテスクに。

こんなふうにね。

約2日でこんなになっちゃうんですよ。

この「完熟果実」を試食するつもりでしたが、

この日は、丸1日外出していたので食べられず、

翌日は1日中雨が降ってて・・・・。

 

翌朝見たら、

こ、こんな風に裂開。

果肉は、やわやわ。

種は、下のボトム部分に降りて、

たまっていました。

ちょっぴり雨も入っているようで

食べるのはあきらめました。

 

 わたし、実は昭和33年の夏休みに、

同級生の家の畑で、この完熟苦瓜を

初めて食べています(彼女のお父上

が農業試験場所に勤務されており、

全国から野菜の種子を取り寄せ自宅

の畑でも試験的に育ててらした)。

サイズは7~8cm、色は写真より

ももっと朱色に近く、ブツブツ突起

物がある不気味な実。

甘かったのは覚えていますが、どんな

甘さだったのか覚えてなくて、今年は、

自分で育てて甘みを確かめたかったの

ですが・・・。

 

チビの方は、昼食のおかずにします。

大きさは、スマホと同じです。

種を取ります

ワタもたべてみました。

苦味はなく、しっとりしてて

ちょっぴり甘く、おいしくて

新しい発見。

 

1分間ゆでて、水道水をうたせて

冷やします。

 オーソドックスに、ポン酢でいただきます。

 

冷やしている間にポン酢をつくります。

醤油大さじ1:レモンの絞り汁大さじ1

ポン酢に削り鰹を加えます。

削り鰹は、好きなだけ。

冷めた苦瓜を3㎜幅に切り、器に盛って

ポン酢をまわしかけます。

*苦瓜は、ポン酢にひたしません。

かつお節、もうちょっとかけよう。

 やっぱり、もぎたては、みずみずしく、

さわやかな苦味が格別です。

ジュースもおいしいですよ。

 

 

 

 

 

 

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和食ラボ前日の築地

2017年12月28日 | いまが旬!

 

ラボ前日は12月25日、クリスマス。

子供の頃、目が覚めると両手をのばし

プレゼントの袋をたしかめたものです。

そんなことを思い出しながら電車に。

 

今日の買い物の目的は、26,27日の

和食ラボに使う食材の下見、あるいは仕入れ。

ぶり、黒豆、鶏肉、タコ、蓮根など野菜。

まずは、ぶりを求めて、

ざっと鮮魚店を廻ります。目星をつけて

黒豆~鶏肉~蓮根など野菜。

 

ぶり、最初に見た「佐渡の寒ブリ」が、

脳裏から離れません。でもでも

教室でつかうようなものではありません。

「グルッと回って考えるわ。

 

明石のタコ

生麩の角山さんで、てまり麸

カオス!

塩田豆店

途切れることのないお客。

大忙しです。

毎年目にするこの光景、

みなさん、全員の方が黒豆を

求めてるわけではありませんが、

ものすごく安心感を覚えます。

「乾物すごいぜ!」

撮していたら、

「よかったら、これもどうぞ」と

女将さん。

丹波黒豆収穫後の自然乾燥写真です。

 

カオス

かきわけ、かきわけ・・・。

包丁をみようと入ったら、うしろから

60台らしき女性の声。

「お宅のじゃないけど、削れなく

なっちゃったの。見てもらえる?」

かつお節削り器のカンナです。

 

「いま、拝見して、すぐ直るものか

どうかみますね。すぐ直せない場合は

来年の初荷の5日以降にもう一度来て

ください。じっくり見ますから」

 前掛けに「親切第一」と染めてあります。

 

筑前煮用とお雑煮用の鶏もも肉。

どれにしようかな。

秋田の比内鶏ね。

左下の「日令」って、わかりますね?

すぐそばの店頭に、

塩鮭の頭。

「茨城県の料理の「しみつかり」は、

これでつくるんですよ」と呼び止め

られました。

「随分とやさしい目ですね」。

「めじか鮭」

「いま、やさしいとおっしゃったけど、

そうなんです。

普通の鮭とは味わいがちがう、

とってもさっぱりした食べやすい鮭です」

とご主人。

「初めて見ました」

「そうだと思います。めったに出ないんで

すよ。

脂が軽い、上品なおいしさの鮭でした。

 

さて、これから乃木坂へ。

26日、27日の教室に備え、準備です。

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朝採りトマト・きゅうり来たる!山梨・北杜から

2017年09月06日 | いまが旬!

30数年来の友人石川治子さんから

教室前日の9月3日朝6:00もぎたての

トマトときゅうりがとどきました。

無農薬・無肥料

土の力を信じて、自然にまかせた野菜づくり。

 

石川さんは今年70歳。

若いときは元スタイリスト&プランナー、

知り合ったときは仙川でお花屋さんを経営。

日本橋育ちの

ちょっと真似のできない

と~ってもおしゃれな人でした。

当時の住まいも、雑誌「ミセス」に掲載

されたりのセンスのよいものでした。

 

十数年前、

「終の棲家をみつけたわ。

北杜市に犬と暮らせる終の棲家をみつけた、

移住して農業をやるの」ときいたとき、

わたしの頭では、やせっぽちで

華やかな石川さんと山梨で農業という

回路がうまくつながらず、

「そうなんだ・・・」と間抜けな返事しか

できませんでした。

当時50代半ば過ぎてましたしね。

 

どうしてるかなと思ってたら

以心伝心、

石川さんのお店「油屋」主催で

「だしとり教室」を2度開催。

北杜市津金での暮しぶりを垣間見ました。

 

まずは、たんぼ見学。

1度目は「稲、少し蛇行してるでしょ、

なかなかまっすぐできなくて」。

2度目は、たんぼに着くやすぐに

腰を曲げて稲をかき分け、

素早く雑草をみつけ、スッスッと

間引く姿は土に馴染んでおり、

「本気で言ってたんだ。

農業をスタイルで選んだんじゃないな」

たんぼの向こうは空しかないあぜ道で

石川さんをながめていました。

 

また店舗「油屋」兼住宅では

犬の「日本橋くん」、野良猫の「コナラちゃん」、

鶏5羽と共に平和に暮らす石川さんの

たくましさにすごいなと感嘆。

 

箱を開けると

すごーい!!!

つやつや!

さわってみたい!

今日はトマトの料理があったのですが、

既に下ごしらえを済ませた後、届き、

教室の料理につかえなかったのが残念!

でも、せっかくの

石川さんの無農薬・無肥料トマト、

すぐいただきたいので、

塩をひと振りして

食後のデザートにいただきました。

トマトもきゅうりも、さわやかなおいしさ。

 

お礼の電話をしたのですが

畑に出てるのかお留守なので

ブログでお礼を。

石川さん、いつもありがとう!

 

山梨県北杜市津金にいらしたら、

ぜひ石川さんの食堂でごはんを

めしあがってください。

(HPあります)

山梨県北杜市須玉町津金

油屋

電話 0551-47-5200

 

とってもやさしい石川さんが待っています。

カレーセットがおいしそうです。

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