ひと昔前の九州勢の強さはどこ行ったと。
長年自転車競技を見てきた人はしっとろーが。
トラックもロードも強かったとよ。
そこらへんの大会のチャンピオンじゃんじゃなか、日本のチャンピオンばい。
佐賀の司氏サイクルのオジサンと、片江先輩とデナ~に行った時の会話。
九州には原石が眠ってるはず、俺達や先輩達の時代とそんなに違わないはず。
違うのは坂本峠旧道のきつさと、ギヤ比ぐらいか。
忘れてた、恐ろしい指導者の存在。
現在オリンピック選手を育てようという、NPO法人を先輩の岩井氏がやっている。
これは底辺はそれないりに増えるかも知れないが、世界と闘うためには目標を立てて指導するしかないねと話した。
目標や計画は簡単に立てれるが、強くするのには必要な添加剤と経験が必要になってくる。
ある程度この部分をクリアーすれば、成果は出始める事間違いない。
それを実証させた事がある、現役時代に率いたチームメンバーの強化、日本ナショナルチーム、イランナショナルチームの指導、台湾からホンチンカイ(バーレンメリダ)、イランから最強の山岳王、ポルセデーィを育てた。
和歌山ではインターハイ、国体を優勝に導き、自分のジュニアクラブから、ジュニア世界選手権銀メダル、アジア選手権優勝。
この結果は、すべて計画的に進めた成果だ。
でも俺は、地元九州の選手に活躍してもらいたい。
現在、大分、福岡、鹿児島はそれなりに高校生が活躍している、これは指導内容である程度は活躍できるという結果だ。
しかし、エリートになるとそうはいかなくなる、個人で練習量や質を決め始め妥協が入る、それに素質の部分の差が出始める。
指導の部分であ経験と専門のコーチ学が必要となる、コーチ学は学べるが、レースの経験はそんなに簡単にはつけれない。
ヨーロッパで、それなりに走れなければ経験など詰めない、その事はNPOの岩井氏は良くわかっている。
イタリアでフレームの修行の合間に、俺達が走るレースを見てきたからだ。
フランスとドイツの国境で開催されたレースの最終日、21Tで大丈夫という俺のギヤを25Tに交換した。
岩井氏は事前にコースを確認して、優勝争いをするからこのギヤが入ると経験のなかから導いた。
ギヤの選択間違いでなくは岩井氏に感謝した。
このような人が九州には居る、数人の指導者が集まり協力すれば強い選手が生み出されるだろう。
こんな事考えてたら、にたまに九州に帰って選手を育てようかなと思う。