九州の風来坊

今は自由人で風来坊、何処までも突っ走る男は何処に行くのやら

数日前の年の暮れ

2012年01月01日 16時54分09秒 | Weblog
何処の店に行っても一杯バイ。
ポルシエに乗った青年とほんの少し話して、後は俺がと行って帰らせた。
俺はママと世間話10分、外に出ると寒空に二人の姿があった。
何だ、まだいたんか?青年は有難うございますと頭さげた。
見た目とえらい違う二人、今どき珍しいな、やっぱ九州はよかばい。

そのまま別れを告げ昭和の臭いが残る文化街の人の流れに乗る、最後は屋台でラーメン。
テントの中に入ると親父とおばー、昭和の時代に時が逆転した。一見旨そうに見えない作り方をしげしげと見る、そのラーメンの味はそこそこだった。
おばちゃん幾ら、700円、ラーメン代は昭和では無かった。
その昔、この辺りでは鉄橋を走るSLが汽笛を鳴らし、運転手が手をふってくれた。
アーケードは高下駄を履いた学生が、スツーの男達が、肩で風を斬り練り歩く姿を見た、電柱の影から抗争を見た、昭和はまさしく映画の世界でもあった。
そんな事を考えながら、ふとテントを出るとここは平成の年の暮れだった。
即、学に代行運転の電話を入れるが、今から九州だと朝になりますとの事。
それもそうだ学、でも1回ぐらいは北陸から走って来いよ。シメーィトラピストビール有難う、アニーとオヤジに宜しくな。
電話を切って目の前に怪しげなコンビが乗る代行があるではないか、俺はこの車で帰ることにした。
ここでひと足先に帰った後輩から電話が、電車が途中でなくなった、、、、。

言うたろが、帰れんようになるバイと、高かばってんタクシーで帰らんね。
おいやったら何時間もかけて歩くバイ、時間はあるとよ。
無理、高額のタクシーで帰ります。言うたろが?

2000年代行のオヤジ2名は見るからにデコボコレトロコンビ、言葉が少しわからんバイ、何弁ば使いよっと?
でも運転はうまか、道案内して世間話して無事家の前着いたところで小銭をばらまいた。
よか、お天道様が出てから探すけんと言って俺は立ち去る。
過去に玄関を間違え、雪の中に寝て、凍死しそこなった事があるけんね、慎重に玄関に向かう。
(氷かけてが発見された)
ると後方に殺気が、オヤジ、お金見つけましたと息を荒らげている。
2000年代行、今度も利用します。

しかし熱い、寒いはずなのに暑い、夜中に燃え盛る身体で目が覚める、何と腹にホッカイロ。
そりゃ暑か、、