九州の風来坊

今は自由人で風来坊、何処までも突っ走る男は何処に行くのやら

シャカリキ

2008年08月01日 23時59分56秒 | Weblog
シャカリキを見に行って来た。
ほとんどロードレーサーに乗れない、ペダルがはめれない、そして究極は時間が無い中の指導。
本当の素人をわずかな時間であそこまで走れるようにしたのは俺と師匠。
俺が時間が取れず師匠の助っ人を頼んだ。
でもあそこまで短時間で走れるようになったのは役者魂の何者でもない。
最初に吹き替え無しでいきたいと聞いたときに、そんなの無理だろと正直思ったほどだったのに。
1月寒い中練習で足も手もがちがちになりながらの練習、俺達自転車乗りには簡単にできるから素人が何故できないのかを考える日々と格闘した。
ここは俺も勉強になり、何故速く走れないかが解るヒント多く学ぶ事ができた。
役者も時間が無い中、何時間もの集中トレーニングをこなし、だんだん絵になり始める、役者と言う物は集中力にすぐれ覚える速度が早い。感心する。
高速のダウンヒル撮影も怪我をしたらおしまいだから心配もしたし、250mmバンクもふきかえ無しだ。
トラックレーサーも3本ローラーも勿論初めて、撮影の短い時間で乗れる様に指導して一気に撮影したのだ。
この時は80年代のナショナルチームトラックのメンバーで現在競輪学校教官の蛯名氏と手も借りた。
測定マシーンの撮影は選手でも倒れるメニューをこなし、まさに測定でやらせ無しだ。本番まで5セットぐらいこなし、汗も本物。
映画の撮影の現場に居ると、亀ヶ岡高校や風帝高校が実在するような不思議な感覚に襲われる。映画になると更に臨場感あふれる、映画を作る人達の気持ちが少しわかったような気になったが、現場は超大変。(飯食う暇が無く飯まずい、勿論寝る暇無し)
実際に走るシーンが吹き替え無しで役者が走るとは凄いね。
そしてこのシャカリキ、まるで自分達が通過してきた道そのもので懐かしさもあつた。
この映画、皆が見て第2段に進めればさらに面白くなる事は間違いなしだ。
皆で見に行こうぜ。