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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

ロシアの西シベリアで未知の人類の骨が見つかった!

2010-03-26 23:10:41 | 科学だいすき
ロシアは西シベリアに4万年前、未知の人類がいた!
小指の骨のDNA解読して判明! シベリア

ロシアで見つかった4万年前ごろの人骨は、未知の人類のものだった―。ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ぺーボ博士らの国際研究グループが、骨からDNAを取り出して調べた結果わかったと、24日付の科学誌『ネイチャー』電子版に発表しました。
骨は、西シベリア南部のア「ルタイ山脈にあるデニソワ洞くつで2008年に行われた発掘調査で見つかりました。
約4万年前の地層から多数の石器などとともに見つかった手の小指の先端部です。骨はそれだけだったため、どんな人類のものかわかりませんでした。
研究グループは、骨から細胞内器官であるミトコンドリアのDNAを取り出すことに成功。解読して、現代人(ホモ・サピエンス)や、ネアンデルタール人のものなどと比較しました。その結果、小指の骨の持ち主は、現代人でもネアンデルタール人でもなく、現代人とネアンデルタール人の共通祖先とは100万年以上前に分かれたことがわかったといいます。
DNAは、分解しやすいため、古人類骨から取り出せる例はまれです。これまでDNAを取り出すことができた古人類骨はいずれも数万年前に生きていたネアンデルタール人と現代人だけです。


多様性示す証拠か
西シベリア南部の洞くつで4万年前ごろに未知の人類がいたとする新たな研究結果は、現代人(ホモ・サピエンス)がネアンデルタール人などの旧人以外に複数の人類と共存していた可能性を示しています。
現代人がアフリカを出たとされる5万年前ごろの世界にいた人類は、現代人とネアンデルタール人のような旧人だけだったというのが、従来の考えでした。ネアンデルタール人も3万年前ごろには絶滅し、その後は現代人だけだったとみられていました。
2004年に、インドネシアのフローレス島で1万数千年前まで生きていた、身長1メートル程度の小型の原人、ホモ・フロレシエンシスの存在が明らかになり、こうした考えは変更を迫られています。
旧人や現代人が進出する前から、ユーラシア大陸には190万年ほど前にアフリカを出た原人(ホモ・エレクトス)が分布していたことがわかっています。ジャワ原人や北京原人と呼ばれる人たちです。
しかし、ホモ・エレクトスがアルタイ山脈の周辺で4万年前まで生きていた証拠は見つかっていません。
未知の人類がどんな人たちだったかはわかっていませんが、研究グループは、今回の発見は最近数万年の間、地球上に生きていた人類が、従来考えられていたより多様だったことを示す証拠の一つとみています。

「しんぶん赤旗」日刊紙(2010年3月25日付)より

インドネシア・フローレンス島で発見された、身長1メートルの小型人類はNHKのサイエンスZEROでも紹介されまいした。
【驚異の発見! 身長1m 小型人類の謎】


僕が学校(中学校かな)で教わったころは、原人から旧人、新人と順次にアフリカから出て行って、以前いた種族を滅ぼしていって、共存する期間は短かったいうことでした。
その後、研究が進み、原人の起源もず~~っと昔までさかのぼり、原人と旧人、旧人と新人(ホモサピエンス)との共存の期間も比較的長かったことがわかってきました。

今回の発見で、100万年前に分かれた別の人類がわずか4万年前まで存在していたという事実は衝撃ですね!
今回発見された人類が旧人のレベルのものなのか、新人のレベルのものなのかは解りませんが興味津々ですね。

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