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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

通常国会182日 共闘の力と共産党② 森友問題 内部文書暴露し追及

2018-07-27 15:38:28 | 政治・社会問題について
通常国会182日 共闘の力と共産党② 森友問題 内部文書暴露し追及
「これまでの答弁は事実と異なっていた。誠に申し訳ない」―。学校法人「森友学園」との国有地取引をめぐる疑惑が発覚して約1年4カ月。6月5日の参院財政金融委員会で、財務省の太田充理財局長が、疑惑の焦点について虚偽答弁を認め、謝罪しました。
追及したのは日本共産党の辰巳孝太郎議員。財務省が今国会でようやく公表した交渉記録を元に、国有地の貸し付け契約に際し、国が学園に、貸付料の予定価格を不当に漏らし、学園側が有利に交渉を進められるよう便宜を図った事実をただしました。



国会内で会見し、文書を公表する(奥左から)宮本徹衆院議員、宮本岳志衆院議員、辰巳孝太郎参院議員=6月5日

幕引きを許さず
2015年1月9日の記録には、国が貸付料について、「3,000万円代半ば(3,400万円)程度となる」と述べたことが記載。共産党国会議員団が入手し、3月の質疑で追及した学園前理事長、籠池泰典被告=詐欺罪で起訴=のメモと合致する内容でした。
貸付料の事前提示は、疑惑の発覚以降、佐川宣寿前理財局長、太田局長が一貫して否定してきました。会計検査院は6月19日、決裁文書改ざんを受けた再検査の中間報告で、事前提示があったと認定した上で、「適切とは認められない」と断じました。昨年来の共産党の追及が認められた形です。
決裁文書の改ざんが3月の「朝日」報道で判明したのを機に、森友問題は今国会で深刻さを増しました。
安倍晋三首相は、改ざんを認めた後も、取引に「私や妻の関与がないのは明らかだ」と開き直り、「組織を立て直す」などと再三、幕引きを図ってきました。
共産党国会議員団は、独自に入手した内部文書を連打。小池晃書記局長と宮本岳志衆院議員は5月28日、「航空局長と理財局長との意見交換概要」と題するメモを入手したとして、財務、国土交通両省が、会計検査院の報告書に介入した疑惑を追及しました。
別のメモでは、両省内・両省間のやりとりを「最高裁まで争う覚悟で非公表」「出すのが得策かどうか検討」などと相談し、佐川氏の刑事処分について「官邸も早くということで、法務省に何度も巻きを入れている」と話し合っていたことが明らかに。政権がまだ隠している記録があり、検察にまで介入していた疑惑が浮上しました。

民主主義かけて
7月20日、内閣不信任案の趣旨説明で、立憲民主党の枝野幸男代表は、共産党公表の文書に触れ「怪文書では到底ない」と指摘。共産党の志位和夫委員長は賛成討論で、疑惑を放置すれば議会制民主主義も国民主権も成り立たないとして「今後も徹底的に究明する」と宣言しました。(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2018年7月24日付掲載


森友疑惑にしても、加計疑惑にしても、官庁ぐるみで隠し通すって悪質だよね。
内部告発の文書は共産党に集中して届くにしても、野党が共同して応援する。野党共闘が前進しています。
コメント
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