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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

若年2型糖尿病の合併症予防 長時間労働の是正と食事習慣の改善必要

2018-07-05 17:29:22 | 健康・病気について
若年2型糖尿病の合併症予防 長時間労働の是正と食事習慣の改善必要
20~40歳の若年2型糖尿病の男性患者では、網膜症などの合併症を予防するうえで長時間労働や食事の習慣の改善が必要―。数年来、若年2型糖尿病の研究を進めてきた全日本民主医療機関連合会による新たな分析結果が分かりました。

【若年2型糖尿病】
その多くが成人前に一定の肥満状態になり、成人後高度の肥満に達した後に糖尿病の遺伝素因を背景として発病しています。




民医連が分析結果発表
糖尿病発症と労働条件の関係患者の血糖コントロール(注)についての研究はありますが、と労働条件の関係を前向きに検討した研究は初めてといいます。長時間労働などの「働き方」が国政上の重大間題となるなか、労働条件とライフスタイルに着目し、若年2型糖尿病の男性352人の1年後の血糖コントロールとの関係を検討。
その結果、職業に関係なく週60時間以上労働する人は、週労働35時間未満の人と比べ、血糖コントロールの指標、ヘモグロビン・エイワンシー(HbAlc)値(%)が7%以上となる頻度は2・92倍でした。合併症(網膜症と腎症)予防のための目標は7・0%未満とされます。
同様に、朝食を食べずかつ午後10時以降に食事をとる労働者は、朝食をとり、かつ午後10時以降に食事をしない人と比べて、7%以上となる頻度は2・5倍でした。
研究責任者の莇也寸志(あざみ・やすし)医師(石川・城北病院)は、週60時間以上の労働時間は過労死ラインとされる月80時間以上の時間外労働と同等だとして、長時間労働の是正で血糖値の改善が見込める可能性があると指摘。「個人を対象とした対策だけでなく、患者が置かれた労働条件の改善も必要であることが明らかになった意義は大きい」と話しています。

(注)血糖コントロール
高血糖を改善して、血糖値をできるだけ正常な数値に近づけることが、糖尿病の治療でもっとも大切とされます。血液中で酸素を運ぶヘモグロビンとブドウ糖が結合した物質=HbAlcの数値によって、過去1、2カ月の血糖コントロールの状態が分かります。
(西口友紀恵)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2018年7月2日付掲載


長時間労働で、夕食を食べる時間が遅れる。前日遅くまで働き、眠たくて遅くまで寝ていて朝食を食べる時間がない。
不摂生は本人のせいだけではない。
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