シリーズ 原発の深層 第五部・やらせの背景① ナゾの「九州太郎」
「しんぶん赤旗」の「シリーズ 原発の深層」の新しいシリーズが始まりました。
今度は「やらせの背景」。例の九州電力の原発再稼働をめぐる「やらせメール」などの背景を追います。
その時もおり、政府は福島第一原発の「冷温停止宣言」をしました。
「原子炉内の温度が100度以下になった」ことを根拠にしていますが、原子炉内の核燃料がどのような状態になっているのかいまだ把握できていません。
すくなくとも、整然と並んだ燃料棒の状態でなく、どろどろに溶けた後メルトダウンまたはメルトスルーして圧力容器、もしくは格納容器の下にべっとりと張り付いている状態でしょうね。
強制的に格納容器内に冷却水を流し込んでいることで、辛うじて再臨界にならないようになっているのではないでしょうかね。
本当に「冷温停止」なら、次は核燃料を取り出そうって事になるんですが、原子炉建屋内はまだまだ放射線量が高くってとてもそんな状態ではないようです。
これこそ、政府主導の「やらせ」ではないでしょうかね・・
さて、「しんぶん赤旗」の「やらせの背景」の紹介です・・・
「九州太郎」。インターネット上のブログで、いまこの名前が話題になっています。
「佐賀県と九電を悪玉に仕立てあげることで、世間の関心を他にそらそうと動いている」「第三者委員会報告書の内容…大きな疑問を感じる」―。ブログの主題は、九州電力玄海原子力発電所の再稼働をめぐる「やらせ」メール問題。徹底して九電を擁護しています。プロフィル欄は空白で、本名も性別も年齢もまったく正体不明です。
「しんぶん赤旗」のスクープで7月に「やらせ」が発覚、大きな批判を浴びた九電は、元検事の郷原信郎弁護士を委員長とする原因究明のための第三者委員会を設置。同委員会は、佐賀県の古川康知事の関与も指摘した最終報告書(9月30日)をまとめました。ところが九電は、これに反発して見解の異なる最終報告書をまとめて経済産業省に提出(10月14日)。さらに公開質問状などで郷原氏らを攻撃するという行動に出ています。

「やらせ」問題にゆれる九州電力本社(上)(福岡市中央区)と九州電力を擁護する「九州太郎」のブログ
社外接続解除
反論のための有力な援軍として、社内で閲覧を推奨しているのが、第三者委員会に対する批判や原発推進論を詳細に書き連ねた「九州太郎」のブログです。
九電は10月31日、セキュリティーのために制限していたインターネットの社外へのアクセスをわざわざ解除して「九州太郎」などのブログが閲覧できるように変更。その後、「(九州太郎の)アクセス数が減少した」ことを理由に11月30日に再度、制限をかけました。本紙の取材に九電側はこの事実を認めています。また、内容が更新されるたび
に印刷して役員に配布したと報じられています。
10月20日に始まったブログは、ほぼ連日のように長文で書き込まれています。いったいどんな人物なのか。開設者と思われる人物の痕跡が初期のブログに残されていたという情報を得て、首都圏に住む、その人物に真偽をたずねました。
「『九州太郎』ブログが始まる前の10月中旬、自分のブログに第三者委員会を批判するコメントを書いたことがあるが、『九州太郎』は私ではない。他のマスコミからも問い合わせがあり、間違われて困惑している」
「不祥事にも」
開設者のわからないブログを“公認”したにもかかわらず、九電は「ブログは匿名が一般的」(広報担当)だとして確認すらしていません。もし「九州太郎」が九電関係者なら、新たな“やらせ”につながりかねない問題にかかわらずです。
第三者委員会関係者はこう指摘します。「正体不明のブログまで持ち出してくるとは、公共企業としての資格が問われる。このこと自体が不祥事として問われる大問題だ」(つづく)
◇
第5部「やらせの背景」では、原発推進のために不正に走った電力会社・原発利益共同体の体質と無反省ぶりを検証します。
「しんぶん赤旗」日刊紙 2011年12月15日付掲載
記事を見て、これって「Yahooのブログ」じゃないのと思って探してみましたが見つかりませんでした。
探しようが悪かったのでしょうかね。それとも閉鎖されてしまったのでしょうか・・・
「しんぶん赤旗」の「シリーズ 原発の深層」の新しいシリーズが始まりました。
今度は「やらせの背景」。例の九州電力の原発再稼働をめぐる「やらせメール」などの背景を追います。
その時もおり、政府は福島第一原発の「冷温停止宣言」をしました。
「原子炉内の温度が100度以下になった」ことを根拠にしていますが、原子炉内の核燃料がどのような状態になっているのかいまだ把握できていません。
すくなくとも、整然と並んだ燃料棒の状態でなく、どろどろに溶けた後メルトダウンまたはメルトスルーして圧力容器、もしくは格納容器の下にべっとりと張り付いている状態でしょうね。
強制的に格納容器内に冷却水を流し込んでいることで、辛うじて再臨界にならないようになっているのではないでしょうかね。
本当に「冷温停止」なら、次は核燃料を取り出そうって事になるんですが、原子炉建屋内はまだまだ放射線量が高くってとてもそんな状態ではないようです。
これこそ、政府主導の「やらせ」ではないでしょうかね・・
さて、「しんぶん赤旗」の「やらせの背景」の紹介です・・・
「九州太郎」。インターネット上のブログで、いまこの名前が話題になっています。
「佐賀県と九電を悪玉に仕立てあげることで、世間の関心を他にそらそうと動いている」「第三者委員会報告書の内容…大きな疑問を感じる」―。ブログの主題は、九州電力玄海原子力発電所の再稼働をめぐる「やらせ」メール問題。徹底して九電を擁護しています。プロフィル欄は空白で、本名も性別も年齢もまったく正体不明です。
「しんぶん赤旗」のスクープで7月に「やらせ」が発覚、大きな批判を浴びた九電は、元検事の郷原信郎弁護士を委員長とする原因究明のための第三者委員会を設置。同委員会は、佐賀県の古川康知事の関与も指摘した最終報告書(9月30日)をまとめました。ところが九電は、これに反発して見解の異なる最終報告書をまとめて経済産業省に提出(10月14日)。さらに公開質問状などで郷原氏らを攻撃するという行動に出ています。

「やらせ」問題にゆれる九州電力本社(上)(福岡市中央区)と九州電力を擁護する「九州太郎」のブログ
社外接続解除
反論のための有力な援軍として、社内で閲覧を推奨しているのが、第三者委員会に対する批判や原発推進論を詳細に書き連ねた「九州太郎」のブログです。
九電は10月31日、セキュリティーのために制限していたインターネットの社外へのアクセスをわざわざ解除して「九州太郎」などのブログが閲覧できるように変更。その後、「(九州太郎の)アクセス数が減少した」ことを理由に11月30日に再度、制限をかけました。本紙の取材に九電側はこの事実を認めています。また、内容が更新されるたび
に印刷して役員に配布したと報じられています。
10月20日に始まったブログは、ほぼ連日のように長文で書き込まれています。いったいどんな人物なのか。開設者と思われる人物の痕跡が初期のブログに残されていたという情報を得て、首都圏に住む、その人物に真偽をたずねました。
「『九州太郎』ブログが始まる前の10月中旬、自分のブログに第三者委員会を批判するコメントを書いたことがあるが、『九州太郎』は私ではない。他のマスコミからも問い合わせがあり、間違われて困惑している」
「不祥事にも」
開設者のわからないブログを“公認”したにもかかわらず、九電は「ブログは匿名が一般的」(広報担当)だとして確認すらしていません。もし「九州太郎」が九電関係者なら、新たな“やらせ”につながりかねない問題にかかわらずです。
第三者委員会関係者はこう指摘します。「正体不明のブログまで持ち出してくるとは、公共企業としての資格が問われる。このこと自体が不祥事として問われる大問題だ」(つづく)
◇
第5部「やらせの背景」では、原発推進のために不正に走った電力会社・原発利益共同体の体質と無反省ぶりを検証します。
「しんぶん赤旗」日刊紙 2011年12月15日付掲載
記事を見て、これって「Yahooのブログ」じゃないのと思って探してみましたが見つかりませんでした。
探しようが悪かったのでしょうかね。それとも閉鎖されてしまったのでしょうか・・・