知って得する ベランダ野菜の作り方⑥
ニガウリ
今回は、緑のカーテンとしてもおなじみのニガウリを紹介します。ゴーヤとも呼ばれます。暑さに非常に強く、病気や虫もほとんど付かず、独特の苦み成分には胃の調子を整える作用があります。ビタミンCを野菜の中で最も多く含み、夏ばて防止にも効果のある、まさに夏のベランダ菜園にうってつけの野菜です。

◆プランターの準備◆
一般的なプランターよりも深く、長い、やや大型のプランターを準備し、市販の用土を入れます。また、苗作り用に、用土を入れた9センチ径のポリポットを準備します。
◆タネまき◆
タネの皮が硬いので、皮の一部をペンチなどで傷つけ、1晩水につけてからまきます。ポットに2~3粒のタネをまいたら、1・5センチ程度土をかぶせ、芽が出るまでは暖かい場所におきます。本葉1枚のころ、1ポット1株にします。本葉3枚くらいまで育てます。
◆植え付けと支柱◆
60センチ程度の間隔で、1プランターに2株を植えます。プランターの両端に支柱を立て、上端をベランダの手すりなどに固定したら、つるもの用のネットを張ります。
◆つるの管理と追肥◆
親づるには雌花がほとんど着かないので、親づるは5~6節で芯を止めます。子づるも支柱からはみ出したら芯を止め、孫づるを伸ばします。子づるが伸び出したころから月2回程度、1株に2~3グラムの化成肥料を与えます。
◆収穫◆
果実が大きくなったら、未熟なうちに利用します。果実につやが出てきたら取り遅れです。その前にはさみなどで切り取って収穫します。
◆応用編◆
キュウリはニガウリより虫が付きやすく、病気になりやすいのが難点ですが、同様に作れます。
キュウリの場合は親づるを伸ばして、親づるがネットの先端に届いたら芯を止めます。子づるや孫づるは2~3節で止めます。
塚越覚(農学博士 千葉大学園芸学研究科)
【つるの配置】
つるもの野菜は、つるをネット全体に均等に広げ、すべての葉によく光が当たるようにするのがポイントです。そのために、最初のころは人手でつるを固定してやります。また、つるが込み合っている部分は、弱いつるを元から取り除きましょう。
【しんぶん赤旗日曜版】2009年6月14日付けより転載
ニガウリ
今回は、緑のカーテンとしてもおなじみのニガウリを紹介します。ゴーヤとも呼ばれます。暑さに非常に強く、病気や虫もほとんど付かず、独特の苦み成分には胃の調子を整える作用があります。ビタミンCを野菜の中で最も多く含み、夏ばて防止にも効果のある、まさに夏のベランダ菜園にうってつけの野菜です。

◆プランターの準備◆
一般的なプランターよりも深く、長い、やや大型のプランターを準備し、市販の用土を入れます。また、苗作り用に、用土を入れた9センチ径のポリポットを準備します。
◆タネまき◆
タネの皮が硬いので、皮の一部をペンチなどで傷つけ、1晩水につけてからまきます。ポットに2~3粒のタネをまいたら、1・5センチ程度土をかぶせ、芽が出るまでは暖かい場所におきます。本葉1枚のころ、1ポット1株にします。本葉3枚くらいまで育てます。
◆植え付けと支柱◆
60センチ程度の間隔で、1プランターに2株を植えます。プランターの両端に支柱を立て、上端をベランダの手すりなどに固定したら、つるもの用のネットを張ります。
◆つるの管理と追肥◆
親づるには雌花がほとんど着かないので、親づるは5~6節で芯を止めます。子づるも支柱からはみ出したら芯を止め、孫づるを伸ばします。子づるが伸び出したころから月2回程度、1株に2~3グラムの化成肥料を与えます。
◆収穫◆
果実が大きくなったら、未熟なうちに利用します。果実につやが出てきたら取り遅れです。その前にはさみなどで切り取って収穫します。
◆応用編◆
キュウリはニガウリより虫が付きやすく、病気になりやすいのが難点ですが、同様に作れます。
キュウリの場合は親づるを伸ばして、親づるがネットの先端に届いたら芯を止めます。子づるや孫づるは2~3節で止めます。
塚越覚(農学博士 千葉大学園芸学研究科)

つるもの野菜は、つるをネット全体に均等に広げ、すべての葉によく光が当たるようにするのがポイントです。そのために、最初のころは人手でつるを固定してやります。また、つるが込み合っている部分は、弱いつるを元から取り除きましょう。
【しんぶん赤旗日曜版】2009年6月14日付けより転載