知って得する ベランダ野菜の作り方⑤
ピーマン シシトウ
今回は、この連載の中で最も育てるのが難しいピーマンやシシトウに挑戦です。これが上手にできれば,ベランダ菜園上級者です。
苗を作るのに2~3ヶ月かかりますので、苗はガーデンセンターなどで購入しましょう。その際、茎が太くて全体的にがっしりした苗を選びます。

◆プランターの準備◆
一般的なプランターよりも深く、長さもやや大きめのプランターか、直径が30センチくらいの丸鉢を準備し、市販の用土を入れます。
◆植え付け◆
プランターでは50センチ間隔で2株、鉢では中央に1株を、やや浅めに植えます。倒れないように仮支柱を立てます。
◆本支柱立て◆
ピーマンは枝別れしながら伸びるので、2枝または4枝を長く伸ばしてやります。そのため、株の周りに2本または4本の支柱を立てるか、上からひもなどで枝をつってやります。本支柱を立てたら、仮支柱は取り外します。
◆わき芽とりと追肥◆
最初の花が咲いた節より下から出るわき芽は、元からとりのぞきます。
まずは葉と茎を大きくするため、最初の花も取り除きます。伸ばしている枝から出るわき芽は、葉を3枚くらい残して切ります。植え付けの1ヶ月後から、月に1回、1株あたり2~3グラムの化成肥料を、株の周りに与えて軽く土と混ぜ込みます。
◆収穫◆
植え付けから3ヶ月後くらいから収穫できます。果実がきれいな緑色で、あまり大きくならないうちに、ハサミで切り取って収穫します。
◆応用編◆
パプリカ(カラーピーマン)は、すべての実をつけさせると株が疲れてしまい、よい結果が得られません。葉3~4枚に1果となるように、ほかの実は小さいうちに取り除きます。
塚越 覚(農学博士 千葉大学園芸学研究科)
枝がある程度伸びてから本格的な支柱を立てる場合は、植え付けたときには仮支柱を立てます。
仮支柱は、苗の根を切らないように、もともとの鉢土の部分を避け、斜めに立てます。根が周りに広く伸び出してから本支柱に変えます。
【しんぶん赤旗日曜版】
2009年6月7日付けより転載
ピーマン シシトウ
今回は、この連載の中で最も育てるのが難しいピーマンやシシトウに挑戦です。これが上手にできれば,ベランダ菜園上級者です。
苗を作るのに2~3ヶ月かかりますので、苗はガーデンセンターなどで購入しましょう。その際、茎が太くて全体的にがっしりした苗を選びます。

◆プランターの準備◆
一般的なプランターよりも深く、長さもやや大きめのプランターか、直径が30センチくらいの丸鉢を準備し、市販の用土を入れます。
◆植え付け◆
プランターでは50センチ間隔で2株、鉢では中央に1株を、やや浅めに植えます。倒れないように仮支柱を立てます。
◆本支柱立て◆
ピーマンは枝別れしながら伸びるので、2枝または4枝を長く伸ばしてやります。そのため、株の周りに2本または4本の支柱を立てるか、上からひもなどで枝をつってやります。本支柱を立てたら、仮支柱は取り外します。
◆わき芽とりと追肥◆
最初の花が咲いた節より下から出るわき芽は、元からとりのぞきます。
まずは葉と茎を大きくするため、最初の花も取り除きます。伸ばしている枝から出るわき芽は、葉を3枚くらい残して切ります。植え付けの1ヶ月後から、月に1回、1株あたり2~3グラムの化成肥料を、株の周りに与えて軽く土と混ぜ込みます。
◆収穫◆
植え付けから3ヶ月後くらいから収穫できます。果実がきれいな緑色で、あまり大きくならないうちに、ハサミで切り取って収穫します。
◆応用編◆
パプリカ(カラーピーマン)は、すべての実をつけさせると株が疲れてしまい、よい結果が得られません。葉3~4枚に1果となるように、ほかの実は小さいうちに取り除きます。
塚越 覚(農学博士 千葉大学園芸学研究科)

仮支柱は、苗の根を切らないように、もともとの鉢土の部分を避け、斜めに立てます。根が周りに広く伸び出してから本支柱に変えます。
【しんぶん赤旗日曜版】
2009年6月7日付けより転載