貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

月まつり

2011年10月10日 | Weblog
湘南には由緒ある邸宅や自然の残る庭園が数多くあります。
そんな場所を活かしながらその場所にあったアートを楽しんでほしいと、この企画が出来たようです。
普段は解放しない邸宅や庭・公演会もあり魅力ある内容が沢山ありましたが・・・

旧暦で祝う「月まつり」ー月をめぐる祭事と精進料理のお話ー に参加しました。



      湘南のアートに触れる文化祭

場所は北鎌倉の淨智寺の裏山にある たからの庭です。ここには昭和初期の邸宅と陶器の窯跡がありました。

    秋海棠煙突のこす窯あとに

 

お話は「月まち信仰」で十三夜は虚空蔵菩薩・二十二夜は如意輪観音・二十三夜は勢至菩薩・二十六夜は弥陀三尊 等をまつります。

    古都の庭宴をもうけて月をまつ



この日は十三夜です。 後の月・芋名月・豆名月・栗名月などと言い、古くはお供えものをして宴をひらいたようです。

    月まちは酒「月の輪」の宴安し

 

今日は精進の考え方をもとに、マクロビオテイック(大自然の流れに合った生活術)料理をいただきました。
この料理は油を使わず、米糖・梅酢・里芋・粟・栗・そば・豆・豆腐・他の野菜・けんちん汁 で腹七分目の量でした。

お茶をいただき、庭の散策です・・・庭の奥に屋根のある新し陶器窯がありました。



     陶窯の火入まだかな休む哉

食事の後月まち信仰の淨光明寺の勢至菩薩・虚空蔵菩薩をお参りしにいきます。