貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

えんぴつで平泉

2006年08月27日 | Weblog
あこがれの地、平泉にきました。
ー奥の細道ー 「・・三代の栄耀一睡の中にして、大門の跡は一里こなたに有、秀衡が跡は田野に成て、鶏山のみ形を残す。・・先高館にのぼれば、北上川南部より流れるる大河也。・・・」

       夏草や兵どもが夢の跡   -芭蕉翁ー

高館につく前に、850年に慈覚大師が建立した、毛越寺跡、無量光院跡を通り、藤原三代の栄耀と義経の悲運を想いながら歩いたのでしょうか。旅をするとそんな思いが伝はってきます。
             
             

      夢の跡 桜のつぼみ ふくらみて

毛越寺跡の浄土庭園は堂塔、伽藍は無くても、本尊の薬師如来。芭蕉の句碑と大泉が池が訪れるひとの心を癒し平和の祈りになるでしょう。湖畔に佇めば「白鹿伝説」訪れるような気がします。

        兵の 願いは和平 春の風

私が訪れた時は春でした、北上川は、柳之御所地跡に沿って穏やかに流れ、高館は阿吽が守っていました。
            

              兼房や 心の忠義か 阿吽像