く~にゃん雑記帳

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<高梨沙羅> W杯スキー・ジャンプ初戦、優勝で飾る!

2015年12月05日 | スポーツ

【2シーズンぶり個人総合制覇へ好発進、伊藤は10位】

 ノルディックスキーの2015/16ワールドカップ(W杯)ジャンプ女子が開幕した。ノルウェー・リレハンメルで4日午後3時(日本時間午後11時)に始まった第1戦(HS100m)で、日本のエース19歳の高梨沙羅(クラレ、写真中央)が優勝し、3回目の個人総合優勝に向けて好スタートを切った。W杯通算31勝目。伊藤有希(土屋ホーム)は10位だった。

 

 昨季総合2位だった高梨は最後から2番目に滑走し1本目95.5m、2本目97.5mで着地のテレマークも決まった(合計251.7ポイント)。2位はスロベニアのマヤ・ヴティッチ(写真㊧)で1本目はこの日最長の101.5m、2本目は93.0m(240.2ポイント)。3位は地元ノルウェーのマーレン・ルンドビー(㊨)で96.0m、92.0m(233.6ポイント)だった。ソチ冬季五輪の銀メダリストで昨季W杯総合優勝のダニエル・イラシュコは僅か2.7ポイント差で表彰台を逃した。

  このイラシュコをはじめオーストリア勢4人が4~7位を独占した。昨季のW杯総合5位で今季の飛躍が期待される伊藤は10位と振るわなかった。日本勢の残り2人、勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)は16位、岩渕香里(松本大学)は20位。ソチ五輪金メダリストで昨季W杯総合3位のドイツのカリーナ・フォークトは15位スタート。

  W杯のジャンプ女子は4年前の2011/12シーズンから始まり、米国のサラ・ヘンドリクソンが初代女王に輝いた。翌12/13シーズンは16歳高梨が16戦中8戦を制し2代目女王となり、さらに13/14シーズンでは18戦15勝と圧倒的な強さで連覇を飾った。ただ金メダル候補の大本命といわれたソチ五輪は追い風という不利な条件もあって4位入賞と惜しくも表彰台に届かなかった。さらに昨季W杯(6勝)は最終戦までダニエル・イラシュコと競り合ったものの3連覇はならなかった。

  だが今年の高梨には再び勝負強さが蘇ってきた。夏のグランプリでは5戦全勝で個人総合4連覇を達成し、秋の全日本選手権、NHK杯も快勝。そして昨季3位だったW杯開幕戦が今季は幸先よく1位に。個人総合の優勝争いは今季も高梨を中心に繰り広げられそうだ。今季W杯の個人女子は来年3月6日の最終戦まで全19戦。第2~第3戦は12~13日にロシアのニジニ・タギルで、続く第4~第7戦は年明け1月に日本の札幌・宮の森(16~17日)と蔵王(22~23日)で行われる。

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