く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<生駒・宝山寺> 新年控え大注連縄を掛け替え、長さ6.5m・重さ400kg

2013年12月17日 | 祭り

【「六根清浄」「ソーレ」 と吊り上げ、華やかに舞う散華】

 今年も余すところ約2週間。大和路の社寺でも新年を迎える準備が始まった。「生駒聖天さん」と親しまれている生駒山中腹の宝山寺(生駒市)では16日、大鳥居に新しい注連縄(しめなわ)を飾る「大注連縄奉納」が営まれた。この注連縄、同寺青年会が20年ほど前から毎年もち米のワラで作って奉納しているもの。長さが約6.5メートル、重さは約400キロもある。

 奉納は午前10時半すぎ、両側に石灯籠が並ぶ参道を登りきった大鳥居の下で始まった。注連縄の前にはお供えの餅や野菜・果物。その前で袈裟をまとった僧侶が並び般若心経を唱和、その後も太鼓に合わせて読経が続いた。注連縄の吊り上げは11時前から始まった。

 

 注連縄は綱で鳥居の上部につながっており、そこから伸びた綱を信徒や参拝者が曳いて少しずつ吊り上げていく。僧侶の「六根清浄」の声に合わせ「ソーレ」と曳くこと10回余り。注連縄が鳥居の上部まで達すると、掛け替えの無事終了を祝うように注連縄の上から散華が宙を舞った。

 

 ハスの花びらをかたどった散華の表には「お彼岸万燈会」の模様が描かれ、裏には「大注連縄奉納記念」とこの日の日付が記されていた。鳥居の下の石畳は散華の色とりどりの紙片で埋め尽くされた。「注連縄は下をくぐるだけでご利益があります。新年もこの注連縄をくぐってお参りしてください」。こんな締めの挨拶の後、参拝者には紙袋に入った白餅2つが配られた。

 

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