定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

退職旅行を終えて

2022年04月03日 09時43分18秒 | 旅行関係
退職記念旅行。
これからの新生活に切り替えるべく、1週間ほど九州をバイクで回ろうと思っていたのに、1泊2日で早々に帰ってきてしまった。

ひとつには、湯布院温泉街のさびれた様子にショックを受けたこと。コロナによりインバウンドを全く見込めなくなったことにより客が大幅減によるものであろうが、ほぼゴーストタウン化していた。
今回の旅行は自分には珍しく行き当たりばったりの要素が多かった。宿泊先も全く決めず、じゃらんネットで当日宿泊可能で安価なホテルをスマホ予約することとした。
当初の構想では、佐田岬港から佐賀関港に渡り、宮崎で一泊、翌日は鹿児島に一泊した後、熊本、阿蘇山経由で別府港から八幡浜港経由で帰省する行程をおぼろげながら考えていた。

もう一つの理由として、予想外に体力が消耗していたことがある。
バイクツーリングによる宿泊旅行は20代後半以降、職務の多忙を理由に途絶していた。
あの頃にはどんなに遠出して日曜日の深夜に帰省しても、月曜日には元気に出勤していた。
あのころの倍以上の齢となり、本当に久しぶりのロングツーリングをすると、予想外に体に負担を感じた。
松山から三崎港までの二時間余り、途中で休憩を入れなかったのもいけなかったのだが、三崎港に到着した時点で腰が痛くなり、集中力も低下してしまっていた。
しかし、この点については、小刻みに休憩を入れた緩やかな行程にすれば解決できる。

しかし、三番目の理由は、今後のソロツーリング継続に不安を感じさせてしまう重大な問題であった。
それは、若いころにはあれほど楽しかった一人旅行をそれほど楽しめなくなってしまったことであろう。
前の職場の単身赴任でホームシックになりうつ病を発症してしまったことも影響しているのだろうが、孤独がつらくなってきた。
バイクに乗っている時間は、操縦に集中しているため、寂しさを感じる暇は無い。
しかし、ホテルの部屋に入り、誰も話しかける相手がいないことに気づいたとき、単身赴任の時の孤独な社宅生活の記憶がフラッシュバックしてしまっていた。

帰りのフェリ、キッズルームではしゃいでいる親子連れの声を聞いていると、ホームページ開設当初の家族旅行を懐かしく思い出すとともに、今後の一人旅の継続に不安を感じた。






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