定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

中国旅行について

2014年06月28日 16時05分33秒 | 家庭関係
先月下旬に蘇州・上海に夫婦旅行に出かけた。

家族での旅の記録として少しずつホームページへアップするための整理をしている。
しかし、今までの家族旅行、サラタビと比べると筆が重い。

なぜなのか考えてみたら、結局ツアー旅行のために、プランを旅行代理店が作成してくれてしまっているからであることに気付いた。

家族旅行であるならば、子供たちの喜ぶ姿を思い浮かべて、限られた日程で試行錯誤により計画を立てることから旅行は始まる。現実の行程が計画通りに進まないこともあるが、そのかい離は自己責任の帰結として、思い出話、笑い話のネタの一つとなる。

サラタビもしかり。出張が終わり、帰途までの限られた時間を有効に使って少しでも密度の濃い旅を盛り込もうとする奮闘の跡が、文章を作成する際に面白みを見出すことが出来る。

しかし、ツアー旅行においては、切符の手配、観光地、宿泊先、食事等 ほとんどのお膳立てが出来上がってしまっている。自分で段取りする手間は省くことが出来るが、旅先で経験する感情は、他のツアー客と同じものとなる。 そのため、ひねくれ者の私としては、無意識に拒否感が発動して筆を鈍らせてしまうのだろう。

そのため、今回の旅は単純な旅の記録というよりも、最近の夫婦での葛藤を軸として、4日間の二人の時間により、再生を試みることが出来たかどうかというテーマで色合いを変えてみようかと思う。






今さら・・アナ雪

2014年06月28日 01時04分37秒 | 
本日、休日をいただき、妻と二人、自宅近くの映画館で、今さらの感もある中、「アナと雪の女王」を見た。

爾来ディズニーのCG映画には偏見を抱いていた自分であったが、今回の作品だけは、それを払拭せざるを得ないまでに感動した。

50年以上、隠れアニメおタクとして色々な映画を見続けてきた中でも、1~2位を争う素晴らしい作品であったと思う(ちなみにあとの2作は、「コクリコ坂から」と「千年女王」くらいかな?」

映画のテーマは観客数の数だけ存在するのだろうが、自分にとってこの作品は、「自己犠牲」であったと思っている。

そういえば、私が尊敬する三浦綾子さんの作品も、「塩狩峠」や「泥流地帯」をはじめとして、自己犠牲(キリスト教的に言えば、無償の愛ということになるのだろうか)が作品の根底に流れていた。

三浦綾子さん・・・・?

あっ!

三浦綾子文学賞の締め切りが6月いっぱいだったのに、逡巡を重ねて、結局自分の私的小説「彼女の思惑」を投稿出来ていない。
あの文章の内容も、自分の中では「自己犠牲」というテーマだった。
結構タイムリーな話題だったのに、ダメ元で応募だけでもしとけば良かったかなあ・・・

既に原稿用紙200枚は、半年前から、宛先も書いた角2封筒に入れていた。

明朝素面に戻って、まだ「アナ雪」が背中を押してくれているようだったら、午前中郵便局に行って、旭川市行きの速達封筒を送ろうか


行く先は

2014年06月23日 20時57分13秒 | 家庭関係
本日も定時帰宅し、夕食後の暇つぶしのために、二階の部屋でパソコンに向っている。

昨晩は最近購入した小型ノートパソコンのペイント機能を使っていたずら書きに耽ってしまった。
タッチパネルの液晶ににDSのペンが反応しなかったので、人差し指の指先の感圧を使って女性の顔を書いた。


月曜日の出勤の背中を押すため、日曜日の夜には少しアルコールを摂取する。

アルコールが入っているときの絵や文章は、素面に戻ってしまうと、その時の微妙な空気・感覚を思い出せない。


薬指の向こう側にいるのは誰なんだろう。

①父親
②妹
③息子
④恋人

誰でもいいや。 でも、意外に心理テストになっていたりして・・・

セローは北へ 2

2014年06月22日 13時11分06秒 | セロー250関係
転倒現場の三叉路が近づいてきた。

風景に違和感を感じた。
信号機が設置されていた。
更に海岸を埋め立てて波方方面に新しい道路が延び、変則的な四辻と変じていた。

あの時、衝突の衝撃で投げ出された、対向車線側の路面をアッという間に通り過ぎてしまう。

余りにも地形が変わりすぎていて、何の感慨も沸かない。

少し過ぎたところのコンビニでUターンして再び松山方面への帰途に就いた。

しばらくすると、再び転倒場所の上を通過した。

あの時は自分も油断していた。悲しいまでに美しい、早春の瀬戸内の夕日に見とれていたのとともに、翌日の合同デートに気持ちが飛んでしまっていた。
百パーセント運転に集中していたならば、国道を横断する車の姿にもっと早く気付き、急ブレーキで回避出来ていただろう。仕事と家庭を少しナメていた自分に対する宿業であったのかもしれない・・・

結局中途半端な気持ちのままで自宅に帰ってきてしまった。

妻が「長い時間、、どこに行っていたの?」と声をかけてきた。

「色々と本屋を巡っていたので・・・」適当な嘘をついた。


私たちは、今後、確率約1/3の夫婦になっていくのだろうか。

それとも「あの時」を懐かしんで話せる、仲の良い老夫婦を迎えることが出来るのか。

答えは誰にもわからない。



セローは北へ 1

2014年06月21日 17時17分20秒 | セロー250関係
12年振りにバイクで遠出した。

発端は妻とのつまらない理由による夫婦喧嘩。
先日、妻がペチュニアの栽培方法をインターネットで調べたいというので、最近購入した小型ノートパソコンを貸した。
最初は順調に関係するホームページを検索しながら閲覧していたが、そのうちにいつものように操作方法が分からなくなり、あらぬボタンを闇雲に押し始めた。
職場の些事が心のしこりとして残っていたため、私の言い方にも少し棘があった。
「そろそろいい加減にパソコンの操作方法を覚えたら?」
自動車の運転は私よりはるかに上手でも、機械類の操作が苦手な彼女はそのことが日ごろからコンプレックスになっていたらしい。
「どうせ私はオバカですよ」と言うなり、パソコンの蓋をパタンと閉めてしまった。

何年かに一度発生する夫婦喧嘩には、いつもパソコンが絡んでいるような気がするが、それは良い。

それが原因でこの3日間、まともに会話をしていない。

朝食後、気まずい雰囲気の延長線上で、二人無言でテレビを眺めていると、映画宣伝のような番組で、大林宣彦監督が「人は傷つけあい、許しあう生き物である。」と言っていた。

喧嘩以降、日本人の3組に一組は離婚するという昨今、その三分の一になるかも知れないなあという思いが脳裏に貼り付いていたが、少し頭を冷やす時間が必要だろう思った。


一時間余りかけてセローを洗車した。洗車しながら、考えが整理されて組み立てられていくことを期待していたのだが、何も進展は無かった。
昼食後、妻には、「本屋に行ってくる。」と一言だけ残して、セローを発進させた。

行く場所は決めていた。 12年前の通勤帰途中にバイクで転倒し、4ケ月近く休職する羽目になった今治市の海岸沿いの国道。

事故から復帰後、何度かバイクで通過しようと思ったことは有ったが、転倒直後の風景---水平線のようなアスファルトの路面に、目前で焦げ臭い臭いと共に急ブレーキを掛けた自家用車のタイヤのすり減った溝---が、フラッシュバックしてきて、結局赴くことは出来なかった。

今の危機的状況(大げさ?)の自分には、このトラウマを乗り越えることが、何かの化学反応を起こして、事態を好転させてくれるかも知れないと思った。


海岸線沿いの国道を北上する。

東日本震災以降の津波対策であろう、海岸側には人の高さほどもあるコンクリートの胸壁が新たに立ち並んでいた。

当時と違い、海水を被ることが無いのはありがたいが、一方瀬戸内海の風景を完全に阻害してしまっていた。

運転に専念しなければと思いつつ、色々思考が巡る。


○年老いた両親の実家に居候するわけにもいかないから、離婚した後は、アパートでやもめ暮らしをするしかないなあ。
○二人の息子が結婚するまでは、足を引っ張ったらいけないので、仮面夫婦を続けていこう。恐らく妻も反対しないだろう。
○女性問題が理由ではないから、性格の良い妻のことだから、慰謝料の問題は発生しないだろうなあ・・・

私の悪い癖で、妄想の「たら」話がやたらに積み重なってしまう。

---日曜日の朝。アパートの窓を開けて、男物の下着を干していると、自転車で部活に向う女子高生が侮蔑した面持ちでチラとこちらを見た。--

そんなシーンを夢想しながら運転を続けていると、やがて胸がドキドキし始めた。

緩やかな勾配を下りると、松林が続く海浜公園の風景が始まる。

12年前の事故現場がいよいよ近づいてきた。
 


丸亀紀行

2014年06月15日 20時46分54秒 | 家庭関係
本日暇だったので、長男が勤務している丸亀市に家族でドライブを楽しんだ。
朝8時30分に自宅を出発。10時過ぎに長男「あつ」が住むアパートに到着した。
「あつ」と合流後、国立まんのう公園に行く。
さすが国交省直轄公園。採算度外視(維持管理経費/観光客数)の規模に驚いた。
民間企業なら何回倒産していることだろう。
この公園のすぐ近くにニューレオマワールドが有るのが、何だか少し皮肉っぽく感じられた。
二時間余り、はるかに満濃池を展望できる展望台やアジサイが咲き乱れる丘陵などを満喫した。
「あつ」が住んでいた札幌市にも国立野幌公園が有り、一度は行ってみたいと思っていたが、結局叶わなかった。
「あつ」のアパートに戻る途中、土器川の土手沿いにある「なかむら」でうどんを食べた。
この店は宇和島市の「大介」と同じように、自分で取っ手の付いた金網ざるを使って、うどん玉を熱湯でゆでるシステム。
部屋の外に縁台と机が有ったため、家族4人、うどんのアウトドアライフを楽しんだ。(※私にとっては、桟敷グルメの経験値が一つ増えた。)
イリコのだしが効いていて非常に美味であった。
駐車場の自家用車が、自分も含めて県外ナンバーばかりであったため、後でホームページで確認したら、ガイドブックにも掲載されるような有名な店であった。

「あつ」のアパートに戻ると、私は疲れてベッドの上でうたた寝してしまった。
その間に妻は、いつのまにか「あつ」とニトリに日用品を買い物に行っており、目覚めた折にはトイレと風呂場の掃除も終えていた。

生来怠け者の自分は、いつも頭が下がる。

アパート近くの「餃子の王将」で少し早い夕食を済ませた後、午後8時過ぎに自宅に帰ってきた。

散髪

2014年06月14日 12時59分45秒 | 家庭関係
午後一時三十分から近くの理髪店で散髪を予約している。
前回からちょうど2ケ月経過している。

今から2ケ月前、自分は何をしていただろうか。


元部下の女の子に仕事手順を確認した際、この二週間連日、早朝近くまでの残業続きで頭が回っていないという理由で曖昧な回答をされた。

あの夜、悲愴なる覚悟のもと、シビアな内容で彼女に卒業宣言をした。

最後の彼女の言葉は「係長さんの言ってる意味が全くわかりません!」


お互い深く傷ついた。

これだけ傷ついたのだから、その分仕事を頑張らなければ、ただのバカだと思った。

ゆえに、今、自分はかなり仕事人となっている。

全社員向けの電子回覧で、彼女の活躍も時々目にする。


「・・・・・・・ってなお粗末さ。」




「口笛を吹く寅次郎」のラストシーンで、朋子さん(竹下景子)と寅次郎(渥美清)が別れるシーンを思い出してしまった・・・

ノートパソコン新調

2014年06月11日 23時27分43秒 | 家庭関係
父の日のプレゼントとして、妻が3年振りにパソコンの新規購入を許してくれた。
もっとも、例のXPのサポート期間の終了により、我が家で実用可能レベルのパソコンが1台限りとなっていたため、ある意味やむを得ない措置であるのだが・・・
10.1型の小型機種であり、液晶部分が切り離せてタブレット端末(ただし、アンドロイドではなくウインドウズ8・1)としても使用できる。
純正のオフィス付きで5万円を切る値段で購入することができた。

もっとも中華製(※親日国の方)。

ここまで情報を開示すれば、機種を特定したも同然かも知れぬ。

約1キロの軽量である点と、バッテリーが10時間近く持つ特性を利用して、今年度は、むやみに県外出張を放り込んで有効活用したいと考えている。