定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

妻との別れ

2022年05月23日 21時31分47秒 | 

 妻と別れた夢を見た。

場所はどこか都会のJR駅前広場。

妻はスーツ姿。真矢みきのように凛と立っていた。 

妻はいつもの笑顔で「それじゃあ、もういくね。」と言って立ち去ろうとしたが、急に残念そうな表情になり 「あ、そうだ。自転車がパンクした時のムシの交換方法をあなたに教えていなかった・・マニュアルを作っておいてあげようと思っていたのに・・・」

「そんなことはもういいから、早く行けよ」

「うん・・じゃあ・・・ さよなら」

彼女は大きく手を振ると踵を返し、駅のホームに向かっていった。

私はもう一度彼女に声を掛けようとしたが、思いとどまった。

声を掛けても今更何も変わらない。

彼女が見えなくなる前に、私も向きを変えて家路に向かった。

これから、妻のいない生活をどのようにしていけばよいのだろう。

全く想像がつかないので、うろたえた。

 

目が覚めた。

闇目に、妻が横向きで寝息を立てているのが見えた。 安心した。

 

しかし、どのような形であるにせよ、いつか、必ず妻との別れはやってくる。

定年を迎えてしまうと、「死」という感覚がより身近になるため、こんな夢を見るようになったのだろうか。

 

愛加那

2018年06月10日 18時28分09秒 | 
土曜日帰省すると、夜は妻と一週遅れの「西郷どん」をみる習慣が出来た。

「ぼっけもん」、そして故「岩重孝」先生の作品にどっぷりはまったいきさつ上、薩摩が舞台となるこのドラマを楽しく拝見している。
しかし、いずれは「晋どん、もうここいらでよか」のシーンが訪れるのかと思うと、複雑な気持ちになる。

30代の後半、心身ともにズタボロになっていた私は、通院していた歯医者の待合室に置いていた「ぼっけもん」で再生することが出来た。
薩摩隼人である浅井義男の、どのような状況でも弱者を放っておかない、その正義漢がまぶしかった。

最終回で浅井くんの子供をみごもる、 ヒロインの名前が加奈子、自分の妻と同名である。

そして、今の西郷どんのヒロインが愛加那。

ただ、それだけの話である。

偶然?

2015年02月14日 23時10分02秒 | 
現在あいテレビで放送中の「流星ワゴン」の原作者である重松清さん。

早稲田大学時代のクラスメートで、出席番号は3つ前。 ゼミでは同じ班でディベートを重ねた。

そして本日から全国版で上映されている「悼む人」の原作者である天童荒太さん。

母校である松山北高校の1年先輩。体育祭では、校舎東側の芝生で共に応援合戦をした。

更にこの作品で坂築巡子役を演じている石田ゆり子さん。

思い込みの部分はあろうが、驚くほどに元部下の「彼女」に似ている。

この三つの偶然は、本当の「偶然」なのだろうか。

その結論は、明日シネマサンシャイン衣山での上映(※R15)を見れば、一つの方向性が見えてくるのではなかろうか。








今さら・・アナ雪

2014年06月28日 01時04分37秒 | 
本日、休日をいただき、妻と二人、自宅近くの映画館で、今さらの感もある中、「アナと雪の女王」を見た。

爾来ディズニーのCG映画には偏見を抱いていた自分であったが、今回の作品だけは、それを払拭せざるを得ないまでに感動した。

50年以上、隠れアニメおタクとして色々な映画を見続けてきた中でも、1~2位を争う素晴らしい作品であったと思う(ちなみにあとの2作は、「コクリコ坂から」と「千年女王」くらいかな?」

映画のテーマは観客数の数だけ存在するのだろうが、自分にとってこの作品は、「自己犠牲」であったと思っている。

そういえば、私が尊敬する三浦綾子さんの作品も、「塩狩峠」や「泥流地帯」をはじめとして、自己犠牲(キリスト教的に言えば、無償の愛ということになるのだろうか)が作品の根底に流れていた。

三浦綾子さん・・・・?

あっ!

三浦綾子文学賞の締め切りが6月いっぱいだったのに、逡巡を重ねて、結局自分の私的小説「彼女の思惑」を投稿出来ていない。
あの文章の内容も、自分の中では「自己犠牲」というテーマだった。
結構タイムリーな話題だったのに、ダメ元で応募だけでもしとけば良かったかなあ・・・

既に原稿用紙200枚は、半年前から、宛先も書いた角2封筒に入れていた。

明朝素面に戻って、まだ「アナ雪」が背中を押してくれているようだったら、午前中郵便局に行って、旭川市行きの速達封筒を送ろうか