定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

麻雀

2015年02月22日 10時57分22秒 | 家庭関係
昨夜、次男こうが雀牌を居間に持ち込んできた。
子供の頃に遊んだドンジャラ用のマットをこたつの上に敷き、帰省中の長男あつを交えた3人でマージャンをすることとなった。
妻は殆どルールを知らないためメンツから外し、3人で東場だけの勝負をした。
実際に牌を握ったゲームは実に30年振りくらいである。
家族とのマージャンは初めて。
妻はコーヒーと茶菓子を出した後、私の横に座り、手作りを眺めている。


短期決戦の結果、長男35000点、私が27000点、次男が沈んだ。

子供たちは成長していた。





ひとりでえいが

2015年02月15日 14時21分17秒 | 家庭関係
昨日「悼む人」の原作を読破したので、本日は近所の映画館で同作品を鑑賞した。

父を早くに亡くした妻は、主人公の母が末期ガンで衰弱していくシーンがいたたまれないと、今回辞退した。

子供たちが小さい頃は、ポケモンやデジモンなどのアニメ映画を親子4人で行くことが多かった。
手がかからなくなってからは、妻と二人で大人向けの映画を見に行くようになった。
特に私が50歳を超すと、シニア夫婦割引(夫婦で2000円)を利用して、年休を取得した平日午前中に、頻繁と行くようになった。

結婚後、初めておひとりさまでの映画鑑賞に赴いた。

日曜日であったためか、7~8割りは座席が埋まっていた。同年代もしくはもう少し上の女性のグループが目立つ。もっと中年の夫婦連れがいるのかと思ったら殆どいなかった。

原作のテーマを忠実に再現した佳作だと思った。

目じりに少し小じわが寄り始めた石田ゆり子のすっぴんの演技が可愛らしかった。






偶然?

2015年02月14日 23時10分02秒 | 
現在あいテレビで放送中の「流星ワゴン」の原作者である重松清さん。

早稲田大学時代のクラスメートで、出席番号は3つ前。 ゼミでは同じ班でディベートを重ねた。

そして本日から全国版で上映されている「悼む人」の原作者である天童荒太さん。

母校である松山北高校の1年先輩。体育祭では、校舎東側の芝生で共に応援合戦をした。

更にこの作品で坂築巡子役を演じている石田ゆり子さん。

思い込みの部分はあろうが、驚くほどに元部下の「彼女」に似ている。

この三つの偶然は、本当の「偶然」なのだろうか。

その結論は、明日シネマサンシャイン衣山での上映(※R15)を見れば、一つの方向性が見えてくるのではなかろうか。








香川丸亀ハーフマラソン

2015年02月07日 00時02分26秒 | 家庭関係
長男「あつ」が23:30松山着のJRで帰ってきた。

先週末のマラソンの結果を聞くと、ネットタイムで1時間54分12秒だったそうである。

殆ど練習無しの行き当たりばったりにしては、健闘した方なのではなかろうか。

「今度は、フルマラソンでサブフォーを狙えるんじゃないか」と発破をかけたが、「あつ」によれば、そんなに安易に出来るものではないらしい。


送別会1

2015年02月06日 21時53分19秒 | お仕事関係
今治支社時代、会社の事業規模を拡大するため、土地を購入する仕事をしていたことがある。

その時の上司が定年退職されるため、送別会に参加した。

桜井や糸山の土地購入の思い出話に華が咲いた。

ある決意のもと、来年度、今治に転勤の希望を出してはいるが・・・10年ぶりに帰れるのだろうか。

節分

2015年02月03日 23時17分08秒 | 家庭関係
少し居残り仕事をして午後7時過ぎに帰宅。
家族とセレモニーの豆まきをして恵方巻を食した。
厄除けしておきながら気分は少しも晴れぬ。
少し仕事が行き詰っている。
風呂の中で独り言をブツブツ言っていると、外に聞こえると妻に怒られてしまった。

明日から春が来るのだろうか。

妻との思い出

2015年02月02日 21時43分26秒 | 家庭関係

夫婦とも初めての海外旅行は、両親にも奮発してもらってカナダへ行った。

9月3日から9月10までの6泊7日の旅程。

トロント2泊 → バンフ2泊 → バンクーバー2泊

写真は最終日のバンクーバー島、ブッチャートガーデンでの一コマ。(今では面影も無い為、個人情報流出の恐れは全く無い)

今でこそ尻に敷かれる恐妻であるが、この頃の彼女はまだ乙女だった・・・・




「己」を知った後

2015年02月01日 18時53分52秒 | お仕事関係
普段はネクラな癖に、酒の勢いを借りると妙にハイテンションになってしまうという自分の資質(=業)に気づいてしまった自分は、「道後公園花見事件」以後は、酒の飲み方を考えることとした。

20代後半、職場の知り合いの紹介により、市内中心部にある航空系会社のホテルで、ある女性と見合いをした。
どちらも家族は付かず、1階ロビーの喫茶店、二人だけで会合した。
おニャンコクラブにいた「河合その子」に少し似た、どこか崩れた感じがする女の子で有った。
自分は一重で小さな瞳の女の子がタイプ(おニャンコつながりで言えば、城之内早苗タイプ)だったので、正直「これは無いだろうな」と思った。
自分の責任に帰する部分も多分に有ったのだろうが、その少しヤンキーっぽい感じの眼差しをしている彼女との会話は弾まなかった。
ショートボブで少しちぢかった髪の毛から垣間見えた耳たぶには、ピアスもその穿孔痕も無かった。(※HP「彼女の思惑」参照)会話が弾まないために窮屈になった自分は、食事でもすれば少しは雰囲気が和むだろうかと思い、ホテル最上階のレストランに彼女をいざなった。
松山城の天守閣や自分の職場が見える窓際の席を確保し、二人ともステーキランチを注文した。
カツコツとナイフとフォークの音が響く。
相変わらず会話は弾まない。
どこかに助け舟を求める自分の視線は、いつしかカウンターに並んでいたワインにくぎ付けになった。

「酒の力を借りれば、この難局を乗り越えられるのではなかろうか・・・・」

しかし、須臾「花見事件」で、三番町にある彼女の2DKマンション前での三十路女の涙を思いだした自分は、無言のまま食事を続けた。
当時大街道に有った「タイガー劇場」で「ゴーストバスターズ2」を見た後、そそくさと彼女と別れた。


「いくじなし・・・」



今、その彼女は、家族の夕餉で、目じりに小じわを寄せながら笑っている。

つるりとした耳たぶに、何故か安堵感を感じる次第である。