定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

花の季節に・・・

2015年01月31日 01時41分26秒 | お仕事関係
昨日は、久しぶりの日帰り東京出張。
積雪の影響で、京浜急行のダイヤがガタガタとなったため、午後からの霞が関での会議にギリギリ間に合った。
帰りの空路が欠航してやむなく一泊しなければならなくなったならば、新橋あたりの安宿を確保した後、大学時代の後輩とガード下で軽く一杯やれまいかと目論んでいた。
あいにく、飛行機は予定通り、定刻の19:15に羽田を出発してくれたた。

そのため、本日は、これも予定通りに休日出勤をした。

だだっ広い職場には、当然暖房も入らず、ひたすら寒い。桜の季節を恋しく感じる。

桜・・・そして東京・・また昔の些事が脳裏に浮かび上がって来た・・・


まだ20代前半の春。新年度早々、自分の職場では道後公園にブルーシートを広げて花見に興じていた。

酒の飲み方を知らなかった当時の自分は、散り染めの桜の情緒に毒気を当てられてしまったのか、少し酩酊していた。

中締めが終わってからもウダウダ、グズグズしていると、後ろに座っていた南予の水産会社らしいグループのOLがこちらを振り返り、私に声を掛けて来た。

年齢は、30代前半、ショートボブが似合う整った顔立ちの女性であった。

「背中越しで聞いていたんだけどさあ、君って何だかとてもユニークだよね・・・」

イントネーションに南予訛りは有るものの、語尾の使い方は、敢えて標準語を意識している。
Uターンした後も、かつて東京に住んでいたことを、僅かなプライドにして頑張っている女性ではなかろうかと思った。

しかし、今まで一緒に宴に興じていた荒くれ者たちに対しては、恐らく彼女のそのプライドは、殆ど空回りしていることだろう。

「もしかして、昔東京に住んでいたことがあるんじゃないですか?」

「君もそうでしょ。」

お互いに、つまらぬプライドを引きずった都落ち者通しが、意気投合した。


「君、いいねえ。タイプだわ。連れて帰ってもいいかな。」

「いいとも!」※当時、鼻につくほど流行っていました。


酩酊した二人の酔っ払いは腕を組み、市内中心部の色町にさまよっていった。


「休憩3500円 宿泊5000円」・・・・


(つづく)

技師の残滓(ざんし)

2015年01月25日 23時00分38秒 | 家庭関係
二年前に鳴り物入りの広告に乗っかって、ソニー製のスマホを購入していた。
つい最近、ドコモWi-Fiを永年無料で使えることを知り、設定した。
JRの主要な駅を始め、色々な所で使用可能であるため、結構便利である。

暇な日の日課としている5キロウォーキングの際も必ず持参している。
コンビニなどの近くになると、液晶画面右上に表示されているLTEの表示がWi-Fiに切り替わる。
無線ランのスポットを受信した証拠である。

yahooにつなげると、確かに最新のニュースなどを表示している。
続いて、設定画面からWi-Fi設定の画面を覗く。
最寄りの無線LANの電波をいくつも受信しているが、どれも鍵マークが付いていてWEP保護。
それらのアドレスは、レストランや喫茶店の名称などが英語で振られているものも多い。
これらの数ある受信スポットのうち、ドコモWi-Fi「0000docomo」のアドレスだけは鍵マークのプロテクトがかかってない。
「 接続されました。」の表記が何故か無性にうれしい。


昔、アマチュア無線が盛んだったた頃、フォックスハンティングという集団競技(遊技?)があった。
どこに隠れているか明らかにされていないFOX(小型無線電波発信基地)を、ハンディ無線機のインジケータの振れを頼りに、小型アンテナを傘のようにクルクルと回しながら追い詰めていくゲームである。

何だか似ているなあと思っただけのことである。 これ以上掘り下げるつもりはない。

再び東京へ

2015年01月24日 21時36分26秒 | お仕事関係
今週水曜日に日帰りの高松出張が終わったかと思えば、来週も日帰りの東京出張が入る。
金曜日の出張だから、一泊した後、土曜日は久しぶりに懐かしの大学キャンパスをブラブラしようかと思っていた。
しかし、残念ながら年度末が近づいている影響で、土曜日も出勤しなければならないことが決定的になってしまった。

仕事は午後半日だから、朝1で出発し、10:00~13:00までの空き時間を利用して大学に舞い戻ろうと思う。

16号館前ロータリーで人心地付けた後、三品の牛めしで少し早い昼食を済ませ、午後の「霞が関決戦」に臨もう。
もっとも、午前中にも霞が関で一本仕事を片付けなければならなくなる気配も出てきた。

日帰り二本立て興行はいやだなあ・・・・・








高松出張

2015年01月23日 23時08分33秒 | お仕事関係
火曜日は、日帰りで香川県高松市に出張した。

二階の窓から、桟橋に停泊している海上保安庁の巡視艇を見下ろせる、埋立地一角のビルで、午後半日間の研修を終えた。

9:15 JR松山駅 発

(いしづち12号)

11:54 高松駅 着
駅ホーム内の「連絡船うどん」で、昼食。
東京から帰省する際、海風を頬に受けながら、深夜の宇高連絡船デッキで食べていた、あの立ち食いうどんの旅情を呼び戻すことは出来なかった。

食事を済ませると、4キロほど離れた研修会場に徒歩で急ぐ。

12:50 研修会場 着
午後1時半からの研修開始まで、まだ少し時間があるため、研修会場から歩いてすぐの「宮脇書店総本店」に行く。
屋上に設置された巨大観覧車が目を引く。
大学時代のクラスメートの原作で、TBS系列で日曜午後9時から放送中である、「流星ワゴン」文庫本を購入した。
本屋内の一角にある休憩ロビーで、紙コップのホットコーヒーを飲みながら、研修開始までの時間調整をした。

13:30~17:15 研修
研修が終わり、とんぼ返りで高松駅に帰る。
列車の発車時刻まで余裕が無いため、他県から来ていた女性と乗り合い・割り勘でタクシー移動。

17:30 JR高松駅 着
夕食を食べる時間はもう無い。職場と家の土産を急いで購入後、ホームに入る。

17:50 JR高松駅 発

(いしづち21号 アンパンマン列車)

20:28 JR松山駅 着

補遺:原作「流星ワゴン」を先ほど読破した。
三浦綾子氏の作品に傾倒した反動だろうか、主人公(ドラマでは西島秀俊)と妻「美代子」(ドラマでは井川遥)の性交描写が露骨過ぎて、鼻についてしまった。


振(ブ)れる思い

2015年01月12日 20時26分16秒 | お仕事関係
※ZARDのヒット曲のタイトルではありません。


この三連休、会社の予算作成のため、自宅で悶々とした三日間を過ごした。

新政権初となる国補正予算をわが社の予算に少しでも多く取り込むため、いざという時にすぐに会社に出向けるよう、予算主管課から、3日間余儀なく自宅待機を強いられていたためである。
自宅待機を強いられている間は、首輪につながれた犬のようなものである。
外食も出来なければ、自宅での飲酒もご法度。
わが社の言葉で「連絡体制」なるものが「解除」されない限り、自宅待機している社員は、休日といえども、心のスイッチをオフにすることは出来ない。

本日、三連休の最終日の夕方になって、やっと予算主管課から「解除」の連絡が入った。

私は少し予算主管課に対して小言を言ってしまった。

予算主管課が先週末に示していた書類作成期限は
①予算要求総括表 1月10日(土)午前12時まで(期限厳守!)
②予算要求個票 1月12日(月)午前10時まで(期限厳守!)

予算主管課としては、①の期限より前のタイミングで、自宅待機している各課の社員に対して、現在の状況、提出期限の延長を報告すべきである。

①の報告延長状況に連動して、②の提出期限もあらたに設定のうえ周知するべきであろう。

それら①②の状況報告を一切飛ばして、本日夕方になってやっと「解除」連絡とは・・・・

予算主管課の若い担当者に遅延理由を確認したところ、「本社予算の総元締めである財政担当課から連絡が無かったから・・・」と口ごもる。

「財政担当課の横暴から各課を守ることも、予算主管課である君たちの大事な仕事の一つでは無いのですか?」

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今から12年前、自分が予算主管課で、この若い担当者と同じ仕事をしていた頃を思い出した。

各課と財政担当課との狭間で上手に立ち回れなかった自分は、当時の上司である係長から過度の指導を受けた。(※ホームページ 「奈義のいた村」を参照)

その時係長から
「性格異常者」
「善人面した悪党」
「言語障がい者」
等々、数々の罵詈雑言を繰り返し、密室の会議室で浴びせられていた。

これらの過度の「指導」の中で、当時実践は出来なかったが、肝に浸みた言葉が有った。

「各課の社員のため、財政担当課とケンカすら出来ない弱みそか。」

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今の予算主管課は、12年前に自分がいた頃に比べると、上部組織である財政担当課に対して物を言えない、弱体化した組織に陥っており、その結果、実際に予算を作成している各課の負担が増大している。

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当時の上司の「指導」語録は、自分が係長になって以降、反面教師として実践してきたが、この言葉は箴言だった・・・

この三日間ずっと、仕事のスイッチをオフに切り替えられなかった自分は、こんなことも考えるようになり始めた。













混入事件

2015年01月10日 11時48分33秒 | お仕事関係
昨今の連鎖報道に個人的に疑問を感じている。

苦情に対して真摯に対応しなければならない企業側への、匿名愉快犯も含まれているのであろう。

そろそろインターネット、スマホ等による匿名による暴力を、たとえそれが多少強権的であったとしても、法律的に整理しなければならない時期が来ているのではなかろうか。