定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

家族旅行が近づいてきた。

2015年08月30日 10時41分52秒 | 家庭関係
今週末から二泊三日で沖縄に家族旅行を予定している。
今のところ台風は発生していないし、天気予報もまずまずのようである。

沖縄本島は、ガイドブックで調べてみると、大きいようでもあり、そうでもないような気がする。

那覇空港から途中の見学地である万座毛まで56キロ(高速道路経由)

万座毛から初日の宿泊所である本部まで37キロ(一般道路経由)

復路も途中恩納で一泊し、同程度の移動距離となる見込みである。


月に1回程度、日曜日の夕方、自家用車で長男を松山から丸亀まで送っているため(片道約120キロ)、少し感覚がおかしくなっているのかも知れない。

過去のレンタカードライブにおける半日での移動距離を振り返ってみる(途中観光を含む)

○新千歳空港→帯広 約170キロ
○ 〃   →富良野 約150キロ
○紋別→稚内空港 約240キロ

ますますわからなくなってきた。











パソコンを修理

2015年08月29日 13時54分49秒 | 家庭関係
サブ機であるASUS製のノートパソコン(T100ta)は、ウインドウズ10へのバージョンアップ途中にクラッシュ。
「旧OSへの復元を試みています。」というメッセージがエンドレスに繰り返される状態となってしまった。

メーカーに郵送し、修理の見積もりを依頼したところ、既に保障期間は過ぎており、マザーボード交換に2万円以上要するとのこと。
他機種への買い替えも考えてみたが、10.1インチ液晶のハンディー型で持ち運びに便利であり、昨年度はいつも東京出張のお供としていた相性の良い機種であった。

妻と相談し、結局修理を依頼することにした。
(このような時に、妻はいつも「あなたがお金を稼いでくれているのだから、あなたのしたいようにすれば良いよ」と言ってくれるのだが、良心の呵責に煩悶した後、いつも一番経済的な選択肢を選んでしまうこととなる。恐らくは妻の計算ずくの手中にはまってしまっているのだろう)

一週間後、きれいに磨かれた愛機が帰ってきた。
ウインドウズ8.1を再インストールした後、更にウインドウズ10を上塗りした。

以前よりも快適に操作ができるようになった。

マザーボードの交換に伴い、データやアプリはすべて消滅してしまったが、必要最小限のデータはワンドライブに保管していたため無事であった。

金曜日からの沖縄家族旅行にも連れて行こうと思っている。






ずる休みは蜜の味?

2015年08月27日 16時24分56秒 | お仕事関係
昨日のコンビニとの交渉は、大学生の息子からマーケティング論を伝授させてもらっていたため、一定の成果を上げることが出来た。

そこで、本日朝一番で職場に電話連絡を入れ、一日休暇をもらうこととした。
昨晩事前報告しておけば良かったのだが・・・ 要するにずる休みである。
電話連絡の際、「体調不良により・・」等の前置詞を付けなかったことが、せめてもの罪滅ぼし。

逡巡の結果、来週末家族4人で沖縄旅行に行くことが決定した。子供二人は既に成人しているにも関わらず、日程調整のうえ家族旅行に付き合ってくれる。
しかし、今回義母は、沖縄の暑さに当たるといけないという理由で、今回の旅行を辞退している。

そこで、後ろめたさと引き換えに獲得した本日のずる休みを少しでも有効活用出来るよう、義母、妻、次男を連れて、南予地方にドライブに出掛けた。

道の駅「からり」で生産者による新鮮な青果を気の済むまで購入させ、敷地内の定食屋でもち麦うどんを食べて帰ってきただけのミニドライブ。

職場の仲間が悪質なクライアントとの交渉シミュレーションに苦悶しているであろう、平日昼前の同時間帯、私は、道の駅に隣接する小田川の河川敷にたたずむ。

そろそろ高くなりはじめた空を背景に、トンボが群舞している。
上流側の浅瀬から、水着姿の小さな子供たちのはしゃぐ声が風に流れてくる。

「やっぱりこれってずる休みだよなあ・・・・」

独り言とは裏腹、えも言われぬ充足感に満たされて、私は義母たちのいる即売所に歩を速めた。







巨匠にならないで欲しい。

2015年08月13日 19時44分19秒 | まんが
本日はお盆の迎え火をした。
定時帰宅後でも十分に間に合うのだが、夏休みをまだ1日しか取得できていなかったため、終日盆休みとして休暇をもらった。
日中は時間をもてあましそうなので、妻と映画を見に行くこととした。

「バケモノの子」

監督の名前はよく知らない。
南海放送で流していた「おおかみこどものあめとゆき」が母子の成長と愛を丁寧に描いていて面白かったので、同じ監督及びスタッフという理由で見に行った。

製作費では恐らくジブリ作品には遠く及ばないのであろう、嫌味なほどの背景の作り込みやフルアニメーションのような各キャラクターの円滑な動きは無い。
しかし、「おおかみこども・・」と同様、各キャラクターの成長と心の揺らぎが繊細に描かれていた。

終盤、異界から来た少年の暴走により、渋谷が大規模に破壊されてしまう。

しかし、「ことごとく」では無い。

アニメ映画終盤の定番である大破壊「カタストロフィ-」を敢えて寸止めしているようで、違和感を感じた。

結局都民には破壊の本当の理由はわからず、一段落した後に臨時ニュースで「トレーラーの暴走が原因と思われる事故により、軽傷者が多数でました。」趣旨がアナウンスされたとき、「なるほど」と思った。

「死傷者」でなく「軽傷者」

これも、この監督の作品の「丁寧さ」の一つなのだろう。

映画館を出たとき妻が
「大げさでなくて面白かったね」とつぶやいた。

なるほど。

この監督には、いつまでも巨匠にならず、おおげさで無い佳作を作り続けてもらいたい。

千葉出張

2015年08月08日 21時15分11秒 | お仕事関係
一口数千万円は期待できる、千葉市に在住している大口のクライアントがおられる。
今年のお盆に松山に帰省されるのを利用して、大詰めの交渉をする予定であった。
しかし、この猛暑、体調を崩されたらしく、当面は帰ってこられそうに無いとのこと。

折角、印鑑を押してもらえそうなシーンまで持ち込んだのに、ここで空白期間を設けるのは得策でない。

それならば、自らクライアントの自宅へ出向いて、一気呵成に契約まで漕ぎ着けようと思い、本社に、出張旅費を無心した。

しかし、本社担当はクライアント以上のネゴシエーターで、中々旅費を出してくれない。

以下、本社担当との交渉録

(担当)
高い運賃を払って千葉まで行って、必ず契約を貰ってくることが出来ますか。
(自分)
交渉事ですから、必ず貰ってくると言い切ることは出来ませんが、最大限の努力はします。
(担当)
仮に必要経費として認められたとしても、2名が限度です。
(自分)
もちろんOKです。
(担当)
日帰り出張の旅費でよろしいですね?
(自分)
霞ヶ関より遥かに遠いですが、朝一便の往路と最終便の復路に乗れればばなんとかなると思います。
(担当)
盆明けの出張を希望しているようですが、繁忙期は運賃が高くなるので、9月以降にしてもらえませんか。
(自分)
契約のベストタイミングは逸しますがやむを得ません。

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日帰り出張のため、現地でのタイムリミットは、午後1時から午後4時間までの三時間。

しかし、交渉事である。 
クライアントの機嫌を損なわないためには、三時間をオーバーしなければならない場合も、当然考えられる。

もしもそうなってしまった時には・・・・



航空チケットは、ビジネスリピート回数券のため、復路最終便に乗れなかったとしても翌日便に振り替えれたと記憶している。

宿泊代は自腹になるが、インターネットで東京か千葉の安いビジネスホテルを探して、翌日ゆっくり帰ってやろう。

もしかしたら、事前のアポなしでも、東京時代の友人の中には、夕食に付き合ってくれる者が居るかも知れない。















人は見かけに

2015年08月03日 21時42分32秒 | お仕事関係
三ヶ月交渉を重ねてきたクライアントと契約を締結することが出来た。
今までの現場勤務の慣例として、パートナーの部下に、
「打ち上げをしようと思うけど、空いている日無い?」と意向を伺った。
残念ながら、「大学生の子供が帰省してくるので都合が悪いです。」と流れてしまった。
そこで、今晩、平日ではあったが、自分へのご褒美として、梅ッ酒1本で、アルコール投入をした。

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本日、部下の運転により現地交渉に向かう途中、社用車後輪のタイヤが突然バーストしてしまった。
とりあえず、ヒョゴヒョゴさせながらクライアントの事務所まで、ほうほうの体でたどり着いた。
交渉を終えてから、JAFを呼ばせてもらおうと思っていた。

1時間に及び交渉の結果、やっと契約を終えることが出来た。しかし、喜びもつかの間、瀕死状態の社用車を牽引しなければならない。
「契約いただいていきなりで申し訳ないのですが、実は・・・・」
「タイヤがバーストしてしまいました。牽引業者を呼びますので、それまでの間、駐車させていただいてよろしいですか?」

そうすると、クライアント(今まで半ばクレーマーだと思っていた)は「なになに?」と駐車場まで出て来ると、
「業者呼んでいらん金を使う必要無いじゃないか。予備のタイヤとジャッキはどこに有るんだ?」
「後部荷台の下では無いかと思うんですが・・・」
「ほら、ここにジャッキがある。そら、このネジを回さなければ、ジャッキは外れないぞ。お前、タイヤ交換したこと無いんか・・・」
「昔教習所で・・・。」
「大の男が情け無いのう、ほら、こうすれば外れるんだ。覚えとけ。」

「車体の縁に二箇所凹んでいる箇所があるだろう。ここにジャッキの凹部分と重ね合わせるんだ。タイヤが5センチ程浮き上がったら、タイヤを固定している4つのボルトを対角線ごとに二つずつ少し緩めて・・・」

我々が木偶のごとく突っ立っていると、手際よく予備タイヤに交換してくれた。
水道で油まみれの両手を洗った後
「男の価値は、修羅場、土壇場でどれだけ動けるかにかかっているんだぞ・・・」と最後に一言だけ嫌味を言うと、そのまま事務所に入っていった。

人は見かけに・・・・・

国内で唯一行ったことが無い都道府県

2015年08月02日 17時46分23秒 | 旅行関係
学生時代から今まで国内数多く旅行して来た。

鉄道で通過しただけの場所(宮城県、栃木県)も含めれば、46都道府県に行ったことになる。

ただ一つ、沖縄県だけは陸路で通過することが出来ないためもあり、今まで行ったことがない。

家族から、9月の上旬、週末に一日年次有給休暇を加えた、二泊三日の沖縄旅行案が浮上してきた。

普通ならインターネットやらガイドブックで複数の旅行プランを家族に提案しているところであるが、今回は動きが鈍い。
具体的に旅行をプランニング出来るのは家族では自分ひとりだけなので、恐らく今回の旅は実現しまい。


昨年晩秋、旭川に一人旅をした際、アイヌと日本人の混血であるタクシー運転手さんから、日本人の奥さんと結婚するまでの苦労話を聞かせていただいた。 
(自分も含めて)道外からの旅行者が北海道を旅する時、「アイヌ」という言葉に対して、アイヌコタンの舞踊やニポポ人形の土産物など、旅情を掻き立てる要素ぐらいでしかあるまい。民族衣装を着て記念撮影を一枚・・・と言った風に。
しかし、地元の人達、特に当事者にとっては、悲愴で切実な人種問題であり、同和問題であることをこの旅で知らされた。


原色の熱帯性植物が咲き誇るリゾートホテル。
東シナ海に沈む夕日は、オーシャンビューの客室を染める。
その夕日は原生林の片隅に打ち捨てられた、錆びた弾孔痕のある鉄兜にも赤黒い陰を落とす。