新しい職場に移り、今のところ、土日は完全に休暇できる状況である。
今年4月の超勤時間も年度初めで色々と雑務に追われていたにも関わらず、昨年度3月と比較すると、20パーセント程度の時間で済んでいる。
この会社に勤務し始めて30年近く。
勤務当初から感じていたことでは在るが、職場間の勤務体制のアンバランスについては、今も一向に解消されていない気がする。
話は大きく変るが、大学時代、当時は青函トンネルが開通していなったため、国鉄の学割周遊券を使って、青函連絡船経由で北海道に2回行ったことがある。
それまで、国鉄の連絡船といえば、東京から帰省する際に使用する宇高連絡船しか知らなかった。所要時間はジャスト一時間。甲板で立ち食いうどんを食べることが楽しみであった。
当時、福島県出身の鉄ちゃんの先輩から、青函連絡船は所要時間が4時間近くあり、寝台席やシャワーもあることを聞いて驚いた記憶がある。
実際に自分も乗船し、青森駅のだだっ広い待合所、出発の際の少しノイズが混じった拡声器によるドラの音などに新鮮な驚きを感じたものである。
今新居浜港に青函連絡船の羊蹄丸が繋留されており、同港で分解されるまでの期間(6月10日まで)、船内が一般公開されているそうである。
ある時期航海士を目指していた自分としては、現役時代に4回乗船したことがある郷愁もあいまって、しきりに家族に見学を誘っているのだが、全く興味を示してくれない。