定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

松山城

2024年02月20日 19時59分00秒 | 旅行関係
絶好の晴天、妻と松山城に登った。
自宅から愛媛新聞社前まで路線バスに乗り、そこから山頂まで徒歩。
余り知られていない西口の登山口。
地元の味酒小学校では遠足の定番コースだったが、自然災害により最近まで通行禁止となっていた。
有名な観光地なのに道中、誰ともすれ違わない。
まあ、殆どの観光客は東雲口のロープウェイかリフトを利用するのであろうが・・・
未舗装の湾曲した遊歩道がしばらく続く。勾配はかなりキツい。
樹林に囲まれた山道を15分ほど歩くといきなり視界が開け、天守の石垣が迎えてくれる。

日曜日の昼下がり、山頂は大勢の観光客で賑わっていた。

売店前のみかんジュースの蛇口には親子連れの行列が出来ていた。
我々夫婦は食堂に入り、名物の甘酒をいただく。エセ観光客としてくつろいだ。
県庁口に降りたつもりだったのに、往路同様、狭い歩道でほとんど誰ともすれ違わない。どこで間違えたか、帰途もマイナーな二の丸口であった。

夫婦旅行

2023年10月06日 15時26分27秒 | 旅行関係
令和5年10月2日(月)午前8時12分。

限りある私の残りの人生で一生忘れられない日時として、恐らく死ぬまで記憶に刻み続けられることであろう。

齢62歳、社会人生活39年目にして、初めて「退職願」を社長に提出し、受理された。

退職願を提出するに先立ち、心を整理するために、妻と二泊三日の旅に出た。

逡巡する心の中とは裏腹に、道央の空はあくまで高かった。

九州夫婦旅行編を草稿するに先立ち

2022年10月19日 20時45分18秒 | 旅行関係
定年退職後の再就職から三か月を経過し、新しい日常が形成されつつある。

8時15分に自宅を出発し、8時30分前 職場に到着。
正午のチャイムと同時にバイクで一時帰宅。 
12時40分ころまで昼食及び休憩。
歯みがきを済ませて12時45分に自宅を出発
13時前に職場に到着して午後からの仕事を開始。
18時30分ころに仕事を片付けて再び帰宅。
いつしか現職時代のタイムテーブルは、心身の記憶から消えてしまっていた。

定年退職後の一大イベントと位置付けていた北海道ソロツーリングが9月に終了した。
ツーリング終了後の喪失感を資料整理やホームページ作成などで埋めていたが、9月中に片付いた。

一人旅の観光地では、同年代と思しき夫婦が仲睦まじく語らっている風景に幾度も遭遇し、羨ましかった。
バイクに跨っているときも、宿所に入ってからも、無言と孤独の連鎖が続いた。
この大旅行が終わったら妻と、時間と走行距離に追われることの無い、ゆったりと語り合える旅に出たいと思っていた・・・・


私の内向的な性分は、経年によりますますで固陋な性格へと変窯し、仲の良い友達は少しずつ減っていき、心置きなく話せる相手は妻以外にいなくなってしまった。

おおらかな性格である妻は、親同志の紹介により出会った時から、婚約するまでの限られた時間では、私の本性に気付けなかったのであろう。
いつのまにか結婚し、こどもたちが生まれ、そして成人した。

男らしさとはおよそ無縁で依怙地な自分に対して、妻はいつも笑顔で対応してくれていた。

普段は日常と多忙の中で気づくことは無かったが、単身赴任で心を病んだ時、妻のやさしさを痛感した。

このホームページでは何度も繰り返しているが、心を病んでいたころの私は、「早期退職」により現状からの逃避することばかり考えていた。
馬鹿の一つ覚えのように早期退職したいことばかり妻にグチをこぼしていたが、妻は一度も慰留したことはない。
「定年退職できなかったことに引け目を感じて、あなたが後悔することになるといけないから、あせらずにゆっくり時間をかけて結論を出せば良いよ」
ゆっくり結論を導いていたら、いつの間にか定年退職の時期が来ていた。
妻の作戦にまんまと嵌ってしまったのかも知れないが、もしそうだとしても、恐らくそこに悪意は無い。

彼女の思惑がどのようなものだったにせよ、壊れかけていた男が、人並みに定年退職出来、かつ病が寛解したのは妻の献身に他ならず、感謝している。

九州家族旅行

2022年10月17日 20時39分06秒 | 旅行関係
夫婦で一泊二日の九州旅行に出かけた。
14日(金)の早朝自宅を出発
AM8:30 三崎港発の国道九四フェリーで佐賀関へ
高千穂峡と阿蘇山を観光し、カルデラ内の温泉ホテルで宿泊。
コロナ対策の地域振興券を活用できたため、一泊朝食付きで二人で7,400円で済んだ。
さらにフロントで、熊本県内使用限定の6,000円の商品券までもらえた。
フェリーでは佐賀関限定の2,000円商品券も既にもらっていたため、土産代に活用させてもらった。
旅行二日目の15日(土)には、
阿蘇外輪山最高峰の展望地が有る大観峰を訪れた後、滝廉太郎の荒城の月の舞台となった岡城跡を巡った。
PM15:00 佐賀関港発、往路と同じ国道九四フェリーに乗り、19:00前に帰宅した。
旅館代は見事に浮かすことが出来た旅行ではあったが、フェリー航送賃(運賃を含む)が往復約20,000円、ハイオクガソリン給油代が約10,000円 要したことを勘案すると、安く上がったとは素直に喜べない。




次の旅を想う

2022年07月18日 07時45分48秒 | 旅行関係
http://www.atukou.com/2022tohoku.html
(6月下旬に退職旅行を終えたので、紀行文風にまとめてみた。)

兄の会社で再就職して2週間が経過した。
新採から定年まで勤めあげた前職場で培った技量を活かして、次第に戦力となりつつあることを実感している毎日である。

再就職先では「顧問」という自由な立場であるため、休暇を自由に取得することができる。
そこで、現職の時には実現出来なかった、9月1日から約2週間を掛けて、北海道にソロツーリングに出掛ける予定である。

(出発初日)鳥取市での前泊ホテル、(2日目~3日目)舞鶴→小樽までの往路のフェリー、(3日目)フェリーで上陸した夜の小樽のホテルまでは予約した。
それ以降の行程については、いつもガチガチに計画を固める自分には珍しく、旅先での思い付き及び天気の動向等により、行き当たりばったりのノープランで臨む予定である。
小樽で1泊した翌朝、オロロンラインに沿って宗谷岬へ北上する予定であるが、気分次第では長男「あつ」が大学4年間を過ごした札幌に南下するかも知れない。
復路の本州行フェリーについては、最終日に予約しようぐらいのアバウトな気持ち。

今後、年金生活となるまでの5年間=自分の体が比較的自由に動く時間 と考えている。
この5年間、有給を上手に週末の休日と組み合わせ、
〇夫婦の旅ではJRフルムーン切符等を使った事前に練ったプランを、
〇一方、定年のライフワークとなりつつあるソロツーリングにおいては、今回の北海道行きと同様、無計画な旅を、
経済的に許される範囲で、どちらも続けていければと考えている。


旅立つ前に

2022年06月19日 15時17分46秒 | 旅行関係
定年退職後の三か月間、アルバイトにより昨年度までと同じ机で昨年度までと同じ仕事をしてきたが、それも6月いっぱいで終了する。

この期間の思いについて、スクールウオーズで元不良、地元の市会議員の息子である内田の言葉を剽窃させてもらうと、
「定年退職で花は散ってしまったが、このバイトの3ケ月で残り香だけは再び感じることが出来た」というところであろうか?
6月30日に再退任のあいさつをする際、上記ネタを使ってやろうかと思っていたが、少しマイナーで一部の人にしか元ネタが分からないだろうから止めよう。

退職直前の週末、6月24日(金)~26日(日)の間、二泊三日で妻と退職旅行第二段を実施する。

伊丹空港経由で仙台空港に降り立ち、そこで軽四のレンタカーを借りて、山寺、蔵王、松島及び仙台市等の南東北旅行。
秋保温泉及び塩釜で宿泊する。
梅雨の中、好天には恵まれそうにないが、これだけはどうしようもない。

なお、旅行を終えるとすぐに、7月からは兄で働く職場で、暫くアルバイトとして勤務することになっている。
兄からは、役職付きで正社員への勤務を勧められた。しかし、兄の嫁(義理の姉)子供達(甥っ子)も同会社で専務や課長への役職に就いている。
一般の社員からすれば、同族会社の弊害として親族に要職のポストを占有されており、面白くない気分であろう。
そこに、定年退職後の少しくたびれた初老の弟が部長ポストに座ることは会社という組織にとって決して望ましいことでは無い。
前職場に対する恨み節では無いが、立身出世の機会は、能力、努力に応じて均等に与えられるべきである。

そのため、今年4月~6月の前職場と同様、当面アルバイトとして勤務させてもらうこととした。ただし、その見返りとして、休暇は比較的自由に取れる。

9月1日から、いきなり二週間休暇をもらい、愛機セロー250を駆って北海道一周の旅に出る予定である。既に兄からの内諾も得ている。
妻には内緒であるが、来週からの東北旅行計画を飛び越して、着々とプランも練られつつある。

正職員ならば、有給休暇の問題が発生するが、アルバイトならは休暇日の賃金を不支給とすればよいだけであり、単純明快である。

さきほど、聖人ぶった人事論を講釈したが、正職員幹部職のポストを蹴ってまで、アルバイトを希望した本来の理由はもちろん、ここにある。

グーグルマップのタイムライン機能を試す

2022年06月07日 20時20分43秒 | 旅行関係


パソコン歴は長い方だが、グーグルマップにこのような機能が知らなかった。

先週の土曜日、妻と二人で、香川県宇多津町に出来た四国水族館に行き、帰りに丸亀市の馴染みのうどん屋に立ち寄った。
その際に、スマホでグーグルマップのタイムライン機能を立ち上げて、帰宅後そのhtmlをブログの頭に張り付けた。
行程、時間、休憩場所等を自動的に表示してくれ、ブログに彩を添えてくれている。
また、インターネットでグーグルマップとつながっているため、拡大・縮小も可能である。
もう少し上手な使い方を覚えれば、今後、ホームページでの旅の記録のスタイルを大きく変えることができるかも知れない。

ただし、自宅近辺のレイヤーは外さなければ、世間(大げさに言えば全世界)に我が家の住所をさらすことになってしまうので、気を付けなければならない。

バイク用ETC

2022年06月06日 20時20分51秒 | 旅行関係

7月から兄の会社に勤務予定であるが、秋ぐちには早速2週間ほど休暇をもらい、北海道へのロングツーリングを予定している。

当初は、現在のバイトが5月いっぱいで終了する予定であったため、原生花園が百花繚乱する6月を予定していた。

そのスケジュールに併せ、馴染みのバイク屋に頼んでオーバーホール(大修繕)も済ませた。

しかし、不測の事態により、バイトが一ケ月延長することとなったため、予定を変更せざるを得なくなった。

家族連れや学生であふれる、夏休みのハイシーズンは苦手であるため、観光客が少なくなって寂しげになる9月に出発することとした。

それまでは、ゆっくり週末にこまごましたツーリングを繰り返して腕を磨き、9月からの本番に備えようと考えている。

四国内でツーリングしているフェイスブックのグループ間で情報交流をしていた際に、高速道路利用の際のETC装着のことが気になり始めた。

20年以上前にバイクで大けがをした時に、妻との約束により、安全上の理由から、高速道路でのツーリングをしないことと決めていた。

しかし、今回の大修繕の際、信頼を置いているバイク屋から、二車線ある高速道路ならば、左側をトロトロ走っていると勝手にどんどん追い抜いてくれるので、交差点がゴチャゴチャしている一般道よりも安全であるという話を聞いて、私も妻も少し考えが変わった。

松山から南予に行ったり、四国中央から徳島に向かう高速道路では片側一車線の区間が続くが、本州の幹線はほとんど松山から高松までの区間と同様に、二車線区間が多い。

そこで、今回のツーリングにおいて、本州→舞鶴港までの行程、市街地で混雑する一般道よりも、時速80キロコンスタントで高速道路を走る方が安全であるという見解で妻を説得し、一部高速道路区間の利用許可を得た。

高速道路の利用が認められると、次に気になるのは高速道路で円滑な進入・進出をするための、ETC機械の導入如何である。

バイク用のETCは装着可能となる場所が限られてしまうため、どうしても小型化にせざるを得ず、そのためだけでもあるまいが、自動車用のそれに比べて高価となるため、本体プラス装着料で、3万円を超える。

ただし、6月30日まで限りのETC普及促進の特別キャンペーンとして、本体価格が1万円引きという企画が有り、期限が迫っている。

勢い任せにバイク屋に電話を掛けようとしたが、一呼吸おいて踏みとどまった。

クレジットカードを胸ポケットに忍ばせておけば、ゲートを通らずとも比較的円滑に進入・進出は可能である。

また、現在のETC割引は土日及び祝日限定の30パーセント引き等であるが、平日の料金は、窓口支払いと同じ料金である。

恐らく定年退職後のツーリングは、観光客の混雑を避けた平日が中心となる。ホテルに宿泊する場合、平日の方が割引となるケースが多い。

これらのことを考えると、3万円近く掛け、かつハンドル回りのシンプルな美観を損ねてまで、はたしてETC を装着するメリットはあるのだろうか?

思案をしているうちに、着実に助成期間の締め切りは近づいている。


新しい一人旅のスタイルの模索「10000円の旅」

2022年05月08日 21時11分41秒 | 旅行関係

ゴールデンウイークの5日と6日、セローで一泊二日の高知旅行に赴いた。

無計画の旅を愉しめ、またバイク乗りのヤエーの意味も理解でき、なかなか有意義な旅であった。

帰宅後、今回の旅費を概算により精算した。

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1日目朝食代 200円(高知県仁淀町引地橋おでん)

1日目昼食代 700円(高知県須崎市なべ焼きラーメン)

1日目夕食代 1100円(高知県宿毛市レストラン ロースかつ定食)

1日目夜食代 600円(高知県宿毛市ローソン おにぎり、サンド、酒等)

ホテル宿泊代 4,300円(高知県宿毛市アバンすくも シングル素泊まり ユニットバス)

土産代 500円(高知県宿毛市 四万十乾燥のり)

2日目朝食代 400円(愛媛県西予市フジ宇和店 ミスタードーナツ) 

給油代 1,200円 (須崎市と宿毛市で2回 8リットル)

その他清涼飲料水等 500円

合計 9500円也

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あれだけ、色々な体験をすることが出来たのに、一万円を切っていた。

時々触れる話であるが、旅行は条件(制限と言い換えても良い)を付けることにより、目的、距離、経費等が絞り込まれ、面白味が増えてくる。

アルバイトの薄給の身である。

経費上限を1万円に抑え、月に1回程度、近隣を一泊二日で巡る旅も面白いのではなかろうか

利用経路は下道利用の無料区間のみ。ただし、この条件では、四国内しか回ることができないため、近畿・九州に渡るフェリー代か、本州に渡る架橋の通過料金は除くこととする。

 

思い付きでは有るが、今後深化していきそうな気がする。